12/26/2011

冬至が過ぎ、一つだけ冬至用に保存しておいたピーナッツカボチャのスープを美味しく戴いているうちに、ふと気づいたらクリスマスは終わっていました。
ピーナッツカボチャというのは、今年の夏、知り合いの素敵なご夫婦に教えていただいたカボチャで、本当にピーナツのような形をしているカボチャです。サツマイモのような甘みがあり、スープにするととても美味しかったので、来年はぜひ、きらり畑にも植えてみたいと楽しみにしているところです。
(包丁で切るのも、ほかのカボチャよりは少し楽なのも嬉しい♪)

さて。
11月の末に、お友達のJ子さんに手伝っていただいて、麦の種まきをしました。
ついにここ数日で一斉に芽を出し始めました♪
(J子さん、無事に芽が出ましたよ~!!!)

まだ2~3cmですが、緑色の小さな芽がスッと、土から伸びてきています。

ごろごろした固そうな土の中から、芽が出てくるのだろうか。。。
そんな思いで、見守っていたのですが、寒さの中こうして芽をだしてくれた、鮮やかな緑色の麦の芽から、大きな力強さを感じました。



同じころに植えた分葱(わけぎ)も、ようやく芽が伸びて土の上に顔を出し始めました。
こちらも初めての経験で、時々失敗したのかと不安になったりもしたので、畑に行っては土の上に緑の芽が出ていないか、じ~~っと見つめる日々が続いており、ついに初めの一つが顔を出したときには、二人してバンザイ!!してしまいました。

寒さが一段と増してきたこの頃では、自分がコートやマフラーでモコモコに防寒している最中に、畑の生き物たちのことをふと考えます。
彼らは一体この寒さをどう感じているのだろう?とか、もっと何とかして暖かくしてあげなければいけないだろうか??など・・・
この冬の寒い時期に芽を出すことを選んでいる植物なのでしょうが、寒いのが苦手な私はついつい上に何かかけてあげたくなってしまうのです。
しかし、パートナーの方は、ネギはきっと強いから大丈夫♪と、あまり過剰な心配をしません。
自分がネギだったらさぞ寒かろう!というのは私が寒いのが嫌いということだけであって、ネギ達がどう感じているかは、”ネギのみぞ知る”なのですよね。

もちろん、必要なお世話は愛情込めてするというのは、当然のことなのですが、時に、愛情のつもりがこちらの勝手な押し付けにすぎなかったというのは人間関係にも良くあるなと思いました。

純粋な愛情と、枯れたら私が悲しいから、絶対に枯れないで欲しいという気持ちからするお世話というのは、一見同じように見えてまったく違うのだということを、改めて畑を通して教えられてきた気がしています。

愛に基づいた行いというのはいつも無条件なのだということ。

来年も、そんな気持ちを大切に、畑の生き物たちと一緒に愛と喜びに満ちた素敵な場所にしていきたいなと気持ちを新たにしました。

12/02/2011

開墾が終わり??

30アールある畑のうち、最後に残っていた一区画の開墾?がやっと終わりました。
低木が生えてしまっていて、なかなか刈り取ることが出来なくなっており、しかも刈り取った後の木の枝たちを一体どうしたものか試案していました。

畑で火を炊くと、土の中の微生物や菌を殺してしまうということで、出来ればそれは避けたかったのですが、あまりの量に手作業で畑の外に運び出すことは断念・・・

一か所だけ、やむを得ず乾燥させた木の枝だけを焼いて木灰にし、畑全体にまくことに決めました。
これが草刈り(というより、小さな木々の茂みを切る)の終わった畑の一角。
  勢いよく燃える焚火はかなりの高温です。


中央には畑をお借りした時点ですっかり大きくなっていた桜の木が・・・
これはなぜか切る気になれず、このまま残すことにしました。
「毛虫がでるから切るように」というアドバイスもいただいたのですが、何となく切ってしまう気になれないのです。

植物とコミュニケーションを取りながら庭をつくったり作物を育てているオーストラリアのマイケル・J・ローズさんのように、私もどんどん会話ができたら楽しいのですが、今日現在はまだ会話をするには至っていないので、感覚で行っていくしかありません。
何となく、この桜の木は切ることができないと初めから感じていたので、それに従ってみることになりました。

しかし・・・たき火って、ものすごく楽しいですよね。



気が付くとすっかり夕暮れ時。
ふと見たら、小さな虹が出ていました!!
お日様の左手に小さく映っているのが虹です。
写真だとイマイチですが・・・
畑から美しい景色を堪能しつつ、焚き火にあたるという至福の時でした。


今日も一日よく働きました(笑)
こんなふうに一日中畑にいて作業していても、エネルギーは枯れるどころか泉のように湧いてきます。誰にでも自分にあっている場所というのがあるのでしょうね。いるべき場所にいるというこの感覚は素晴らしいものだなと感じました。
私たち二人にとっては、しばらくはこの畑のお世話が一番のいるべき場所のようです。

いよいよ12月に入り、冬本番です!
今月は畑で採れた大根で、おばあちゃんに沢庵の漬け方を教えてもらう予定♪

麦の種まきを手伝いながら遊びに来てくださった方々、またぜひ畑にいらしてくださいね!

11/14/2011

ニンジンの白いお花

前にご紹介したニンジンのお花、白いお花が咲いています。
お花が咲いた茎の先端は、地上1m50cmほどまで伸びています!!

きれいな純白のお花ですね。
ここから種が出来るまでの過程も楽しみです。

11/04/2011

ニンジンのお花

とうだちしたニンジンのお花にテントウムシがやってきていました。
飛び立つ瞬間を写真に撮ったのでアップします。


数日でつぼみはさらに膨らみ、今にもお花が咲きそうです!!


ニンジンの葉っぱはキアゲハの幼虫がせっせと食べて、一時期茎だけになってしまった部分もあったのですが、様子をみていたら、さっそく新しい葉が生えてきていました。すごい生命力だなと感じました。

11月に畑に遊びにいらっしゃれそうな方は、ニンジンのお花に出会えるかも・・・


先日、親友からの情報で読み始めた、マイケル・J・ローズの新刊「愛の目を通して~自然界のスピリット・パンとの旅」で、新たに植物に対する認識が広がったこともあり、畑を見る目はさらに大きな変化の真っ最中!
マイケルの本はこの他のシリーズでも植物をはじめとする自然界についての素晴らしい情報が多く、これまでも私を助けてくれましたが、新刊も引き続き、多くのことを教えてくれる予感です。

本についてはまた、お伝えできればと思います。

10/21/2011

TPPについて知ろう!!

今日は今までぼんやりとしか理解していなかった「TPPとは何ぞや??」という気持ちをすっきりとさせてくれた情報(HP)をお友達から教えていただきました。

畑に関わらず、私たちの生活全般に及ぶ大きな問題であることを知って、みなさんにもこの情報をシェアできたらと思いました。

下記サイトがとてもわかりやすかったので、ご参考ください。


サルでもわかるTPP

こちらのサイトから、特に「農」「食」に関わる遺伝子組み換えのことについての章を抜粋し、転記させていただきました。
TPPに関しては、このサイトでとてもわかりやすく説明されていますので、是非是非、始めから読んでみてください!!

以下転載させていただきます。
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第7章 TPPと遺伝子組換え
  (転載したサイト「サルでもわかるTPP」の第7章のページはこちら

1.表示が「非関税障壁日本がTPPに加盟すると、食べたくもない遺伝子組換え食品を食べさせられるようになる危険性が高い。

その理由を説明しよう。
納豆とか豆腐の原材料欄に「大豆(遺伝子組換えでない)」っていうのを見たことがある人は多いと思う。
でもその逆に、「大豆(遺伝子組換え)」っていう表示を見たことのある人がいるかな?
たぶん、誰もいないと思う。

なぜそうした表示がないかというと、遺伝子組換え作物が安全なのかどうか、みんなが漠然と疑問や不安を持っていて、表示があると誰も買わないからだ。

これは嘘の表示をしている、っていう意味じゃあないよ。
大豆や納豆には遺伝子組換え大豆は使われていない(原則的には)。
でも、日本は遺伝子組換え大豆をいっぱい輸入している。
じゃあ、遺伝子組換え大豆はどこに使われているんだろう?

それを考える前にまず日本にどんな種類の遺伝子組換え作物が輸入されているかを確認しよう。
一番多いのはとうもろこしだ。次が大豆、そして、なたね。最後が綿実。
本当はじゃがいも、てんさい、アルファルファも輸入が許可されているけれど、実質的には全く流通していない。
実際に輸入されている遺伝子組換え作物は上の4種類だけだ。

この4種類の作物には、ある共通点がある。それは一体なんだと思う?
それは、食用油の原料になる、ということだ。


日本では原料に遺伝子組換え作物を使った場合、それを表示しなくてはならない。
でも、「組換えられたDNAや、それによって生成するタンパク質が製品に含まれない場合は、表示しなくてもよい」という決まりがあるんだ。(これが妥当な決まりかどうかは別の話だよ)
油には組換えDNAが残らない。だから、原料のとうもろこしや大豆、なたね、あるいは綿実が遺伝子組換えのものであっても、油の原材料欄にそのことを表示しなくてもいい、ってことになっている。

みんなが食べているサラダ油(大豆油とコーン油の混合である場合が多い)、コーン油、キャノーラ油(=なたね油)、綿実油などは、ほとんどが遺伝子組換え原料のものであると考えた方がいい。

       


揚げ物に使われている油や、マヨネーズ、マーガリン、ショートニング(植物油を化学的に変化させて固体にしたもの。
クッキーやパンなどによく入っている)なども、ほとんど遺伝子組換え原料の油だと考えていいだろう。
でもほとんどの人はそんなこと知らないから、遺伝子組換え原料の油を平気で買って揚げものや炒めものに使っている。あるいは遺伝子組換え原料の油が使われた揚げものやパンやお菓子を平気で買って食べている。

 
つまり「表示」はそれだけ大きな意味を持つということだ。表示があれば、誰も遺伝子組換え食品なんか買わない。
表示がなければ、気が付かないから食べてしまう。
消費者は「表示」によって守られている、といっていいんだ。

さあ、ここでもう気が付いたかな?

遺伝子組換え作物を売りたいアメリカの企業にとっては、この日本の表示制度は紛れもなく「非関税障壁」だ。
日本がTPPに加盟したら、必ず「表示制度をなくせ」って、イチャモン付けてくるに相違ないぞ。

日本と違ってアメリカには遺伝子組換えの表示義務はないからね。
表示がなくなれば、消費者に選ぶ権利はなくなる。

豆腐も納豆も遺伝子組換えのものかどうかわからないまま食べさせられるようになってしまうかもしれないんだ。


サルでもわかるTPPhttp://luna-organic.org/tpp/tpp.html より転載させていただきました。
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という訳で、これまであまり理解していなかった、そして誰も明確に説明してくれなかったTPPについて、なるほど!!とスッキリ・・・。
こんな搾取と支配の方法と仕組みを考えた人たちもどうかと思うけど、それを「よく考えない」で、偉い人が言うからたぶんそうなんだろうな~、などと容認してしまってきた一般市民にもやっぱり責任はあるなと、思いました。

「知らなかった。わからなかった。」と、傍観していれば、それなりの結果が返ってくるのですね。

世界の動きに無関心で、これまでは長いものにまかれて、何となく人生を送れた時代もあったかもしれませんが、今はもうそんな時代ではないのだと思います。私たち一人一人の思いと選択が大きな力を持っています。

もう、誰かがいつの間にか方向性を決めてしまって、それに翻弄されるだけの立場でいてはいけませんね!前向きな意味で、自分の人生に責任を持つ、つまり主体性を「政府や大勢の意見、みんながこうするから自分もこうする・・・」から自分に取り戻す時が来ているのだと感じます。

TPPは少し遠い世界の話に思えますが、私自身はこうした搾取と貧富の差が広がるような制度のない世界を望んでいます。誰もが幸せに豊かに、笑顔で暮らせる世界だったら、どんなに良いでしょう♪

自分で考えて、自分の気持ちにしたがって、自分の人生をつくっていきましょう!!

TPPは、こうしたことを考え直す良いきっかけとしようと、個人的には思っています。

10/20/2011

明日から土用に入ります

明日から土用に入りますね!
季節の変わり目・・・
いよいよ気候もぐっと朝の冷え込みが感じられるようになってきました。

昨日は、近くのちょっとした林を通りかかり、クルミの実を拾ってきました。
ベランダでお日様にあて、充分に乾燥させたら美味しくいただこうと思っています。
森は秋の実りと恵みでいっぱいでした。
心から豊かさを実感することができて満ち足りた気分になりました。
さて、数か月前の7月、夏の土用のあたりに種まきしたのが小豆でした。
いくつかのサヤは茶色くなって、お豆がとれはじめました。

まだまだ緑のサヤの方が多いので、様子を見ながら、
サヤからはじけて飛んでしまわないうちに、収穫していきたいです。
毎日食べる玄米ご飯に雑穀と小豆を入れるので、
来年も多めに作付けしたいと思っています。



春先に種まきして育てていたニンジンが頭立ちしてきました。
花を咲かせて、種をとりたいなと思って見守っているところです。
ニンジンの花を見たことがないので、今から楽しみにしています。



こちらは9月に種まきした大根とにんじんの間引き菜
昨日もニンジンは定番メニューで、丸ごと天ぷらにして戴きました。
おいしかった~♪

日の入りもすっかり早くなり、夕方の空も秋色です。
富士山に雪がかかるのももうすぐ・・・

引き続き、土づくりにはげみつつ、来年の春からの作付けに備えます!

10/18/2011

美味しい大根の葉

まだまだフカフカの土とは言い難いわたしたちの畑の土ですが、
大根もカブも何とか頑張ってくれていて、ここ数日間引きをしています。

種をまいた後、芽を出してくれた時の感動を思うと、小さな大根やカブを間引くのは何ともいえない気持ちになったりしますが、この間引き菜がとっても美味しいのです・・・。

健気に葉を広げている小さな大根・・・かわいいのに間引かなければならない切ない気持ちに苛まれつつ、おジャコや油揚げと一緒に油炒めにすると、ものすご~く美味しいことを思い浮かべて、「ごめん!!でもいただきます・・・」と土から引き抜くたびに感謝しながらの作業になります。

ああ、命をいただいて生かされているんだな、私たちは!!と、地球の大地と植物たちに心から感謝の気持ちがわいて来るのです。

スーパーに行くと、大根の葉はきれいにカットされ、大根の根の部分だけが並んでいますが、大根の深い緑色の葉っぱが畑を彩るこれからの季節、この葉っぱを食べられないなんて、大根を半分も味わえないんだと残念に思いながら野菜売り場を通過します。

おかげさまで、ここのところ、我が家ではほとんどスーパーの野菜を買わなくても、日々の食卓は新鮮で安心なエネルギーいっぱいのお野菜で満たされています。たまにスーパーの慣行栽培の野菜(農薬・化学肥料を使う従来の農法です。ほとんどがこの慣行栽培の野菜です。)を食べると、その違いは歴然・・・

味や風味はもちろんのこと、身体が何か素晴らしいエネルギーに満たされるあの感じがまったくないので、食べても食べてもイマイチ満足感が得られません。


原子力発電がまったく安全でもなく効率が良いように言われていながら、廃棄するにも方法が分からないような方法だったのと同じように、農薬や化学肥料は農業にとって助けになる(楽で魔法のように大きく育つ)と長年まかり通ってきた“常識”も、もはや騙されようがありません。

農薬や化学肥料を使うことは、土を殺すことであり、最終的には私たち自身を傷つけていることに他ならないということを改めて実感しています。

今日は間引いたカブを丸ごとさっと蒸して、自然海塩で美味しくいただく予定です♪

みなさんも、カブや菜っ葉はプランターでも育てられるので、挑戦してみてはいかがですか??
地方に住んでいれば、土は何とか自然のものも手に入りますよ!
まずは有機農家さんとお知り合いになるといいと思います。

10/11/2011

サツマイモの収穫

先週、ミズナの種もまき終わり、今週はサツマイモの収穫を予定しています。
サツマイモのツルも美味しくいただけるので、地上部分も大切に・・・・

個人的には、サツマイモの葉っぱのハート型が大好きで、つい畑に行くとしげしげと彼らを眺めてしまいます。
大根やカブなどの種も、小さなハート形の双葉を開くので、本当にかわいい!!!


今年は通常のベニアズマと、干し芋用の品種(名前が分からないとのことですが、とにかく干し芋専用だと説明された苗を植えました。)の二種類を育てました。

まだまだ土が固いので、収穫できるのかは掘ってみるまで分かりませんが、このサツマイモを植えたころに比べれば、畑全体の土の様子は大分改善されてきたように感じます。

干し芋が大好物なので、干し芋を自宅で作るのも今から楽しみです。

9/27/2011

キアゲハの幼虫


春先に植えて、まだ育てているニンジンの葉っぱに、こんな鮮やかな幼虫君がのっかっていました。
調べてみると、どうやらこれはキアゲハの幼虫のようです。
卵からかえってすぐは、黒っぽい小さなイモムシですが、1~5齢くらいまで変化してサナギになるとか。

すごい鮮やかな色で、ビックリ!
これは5齢の時の色で、かなり最終段階らしい。
もうすぐさなぎになって、チョウチョになる手前!!


ちなみに、隣のニンジンにはこんなイモムシが・・・
こちらは同じキアゲハの4齢の段階。
これから無事に鳥などにも食べられずに成長すると、
上の写真の黄緑色に変化していくようです。





3925891682_5e64906f00_b.jpg
まだ畑で撮影したものがないので、こちらが参考写真。
みなさんおなじみ?の黄色いアゲハ蝶です♪
きれいですね~。

発見したときは思わずビビッてしまったくらいの、強烈な色でしたが、葉っぱの鮮やかな緑色に同化したイモムシ君の身体はなかなか芸術的でした。

一体どこでサナギになるんだろう・・・
まさか、ニンジンの茎か・・・??
食べてもいいけど、全部の葉っぱを食べつくすのは、ちょっと困るなーと思いながら、
成長して美しいチョウチョになるのが、楽しみです。
(適度になら食べてもいいので元気に大きくなっておくれ~)

こちらは順調に育っているササゲ(小豆)豆。
さやには無事に実が入りました。
大豆は今年も失敗した気配です。とほほ。
めげずに来年、再チャレンジです!!
(種まきの時期が悪かった気配です。)





9/26/2011

秋分の日をすぎて・・・

陰と陽のエネルギーがぴったり同じになる秋分の日を過ぎ、これからは冬に向けていよいよ陰のエネルギーが増していきます。

畑でも、秋の虫がにぎやかに合唱していて、夏にぐんぐん伸びていた草が実を結んでいます。
そんな草のうちの一つ、ススキも穂がふわふわとしてきました。


先週にはまったくこの穂は出ていなかったのですが、すっかり畑が秋らしくなって見えます。
この2月にここを開墾した時には、一面このススキが覆っていましたが、今は周囲に少し残っているだけになりました。

先日、初めにまいた大根の種は、順調に芽を出してくれたのに、忙しさにかまけて3日ほど畑を留守にしたら、枯れてしまいました・・・

枯れている小さな大根を見つけた時にはすっかり意気消沈してしまって、夫婦そろって早起きできなかった自分たちがとんでもない怠け者に思えてションボリしました。

こんなことではいけない!!
ということで、リベンジの種まき第二弾・・・

こちらはその時にまいたカブ♪
あれは台風15号が来る前日のことでしたが、
無事にこうして芽をだしてくれました!!
カブ、美味しいですよね・・・楽しみ。


9月最後の週末は、久しぶりに会うお友達がたくさんいて、幸せな時間を過ごしました。
これまで、突然東京から引っ越し、“畑を始めた”と言うと、中には「何それ」という反応もあったりしました。
でも、多くの方は応援してくれたり、理解して下さり、そして畑に遊びにきてくれた方たちもいて、私たちは本当に周りの知り合い・友人に恵まれているなぁと改めて感じた週末になりました。


循環農法という素晴らしい理論と赤峰さんの本「ニンジンから宇宙へ」に出会って5~6年。
当時は、老後にならないと、移住したり畑を始めたりするのは絶対に無理だと思っていました。
会社を辞めることは選択肢にないと思い込んでいました。

何の見込みもツテもなく、ネットでみつけたかわいいアパートに魅かれたというだけの理由で引っ越しを決めた、ちょっと無謀なパートナーに同行し、畑はもちろん農機具も何もない状態の私たちが、こうして畑のお世話を始められたのも、協力して下さった多くの方たちのおかげ!!本当にありがたいです。

おかげさまで、開墾一年目の約1000坪の畑は秋を迎え、せっせと草を育てては土に借り倒してすき込むという作業を繰り返し、来年からは全体を畑として耕せる状態になってきました。

来年はいよいよ、本格始動できそうです!!

9/15/2011

土づくりの一年

循環農法を確立された赤峰勝人さんの「循環農法」という本には、畑に生えてくる草を観て土づくりをしていく方法が書かれています。
この本は何度もご紹介していますが、とても参考になるので、多くのみなさんに読んでいただきたい本です。

私たちがお借りしている畑は、以前は果樹園で、耕作放棄地になって以来、何度か除草剤をまいた形跡のある場所でした。また周囲はブドウ畑に囲まれ、日常的に農薬が飛んできていたと思われます。

「循環農法」にはすでに農薬、化学肥料を使用している畑を循環農法に戻す場合、荒地の場合など、どうすればよいのかが書かれています。詳しくはぜひ、書籍を参考に勉強していただきたいのですが、私たちはこの本を参考に、この一年、あまり作付けはせず、ひたすら草を生やして借り倒して土の上に置くという作業を繰り返してきました。

参考までに、抜粋させていただくと、

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●農薬化学肥料づけの農地を命ある土に変える方法
 ・一年間何も入れないで雨水にかけて土の断食をする。
  生き残っている草に、土の中に蓄積された毒素を吸い上げてもらう。
 ・二年目から、草が実を結んだら土にすき込んで返す。
  草を土に返す作業は、最初数年は農薬、化学肥料によって土の中の微生物はかなり
  殺されているので、土に返しても発酵が遅く時間がかかる。
 ・二年目からやせた土地で作れるサツマイモなどを作る。
 ・三年目からは草の種類をみながら、作物を選択。
  三年もすればアトピーの人たちが食べてもよい作物ができる。

●何年も放置されていた荒地の場合
 ・生えている草によって順序はことなる。
  土が痩せている段階では、竹のような縦横に根を張りめぐらせている草が生えている。
  これは硬い土を掘り起こして柔らかくし、土の中のケイ酸カルシウムを満たしてくれる役目。
  これを借り倒して畑に置いておく。微生物が食べて土にしてくれる。
 ・ススキのような背の高い草は切り倒してそのままにしておく。
  また柔らかい草は実を結んでからトラクターなどですき込む。
  (小さな菜園であれば、クワ・カマで十分)
 ・何度か繰り返していると、土の中のカルシウムが増えてきて、ナズナやハコベ、
  オオイヌノフグリなどの草たちが生え、年々土が良くなり、
  五年ぐらいで生きた土になってくる。

注意:野焼きは畑にいる微生物たちを殺してしまうことになり、畑のカルシウムが一時的に
    増えるだけで、その年だけは良いが、二年目はまた同じことになるので、
    草は決して焼いてはいけない。

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ということで、私たちがお借りすることになった畑では、荒地だったうえに農薬も使っていたので、まだまだ土づくりには時間がかかりそう。
でも、去年の2月からずっと土の上に草を借り倒すという作業を繰り返してきていますので、当初に比べればずいぶん様子がよくなってきました。この先がとても楽しみです。

そして、草ぼうぼうに生やしては刈るというこの繰り返し、地主さんのご理解があって出来たことで、とても感謝しています。草一本生やすな!という方なら、とっくに追い出されていたと思うのです。私たちの地主さんは、応援してくれるだけで何一つ「ああしろこうしろ」というようなことはありません。本当にありがたいことです!!


土がどんどん豊かになっていくのを感じられるのはとても幸せなことです。
ナズナやハコベがいっぱい元気に生えてくるようになったらと、想像しただけでワクワクします。

今日も畑の微生物君たちに元気いっぱいで頑張ってもらわないと!!
水やりの度に土の中の微生物くんたちにエールを送っています♪

しかし・・・・
農薬・化学肥料を使ってしまうと、安全な作物を育てるために三年も土づくりにかかるんですね。
安易に使うものじゃありませんね。

9/14/2011

夢の軽トラック

仲秋の名月、きれいでしたね~。
みなさんお月見は楽しまれましたか?

私たちはそんな満月のころ、お知り合いの方から、
「軽トラを買い替えるので、今乗っているものを買わない??」と、幸せな情報をゲット♪

ああ、軽トラがあればどんなにか農作業がスムーズなことか!!

軽トラが欲しいと思い始めて数か月、予算がないのでどうなることかと思っていましたが、
念ずれば通ず!!!どうにかこうにか、ギリギリ購入できそうなお値段とのこと。

思わず、神様ありがとう!!!!!と叫びながら畑の草刈りに奮闘しました。
まだ、買ってないんですけどね(笑)
いいんです、もしかして軽トラがやってくるかもと思うだけで興奮です。

草刈り機に燃料に、鎌だのクワだの、そしてさらには水やりのためのタンクまで、軽トラがないと、やっぱりどうしてもうまくいかないことがいっぱいあるので、今からウキウキワクワク。

軽トラで畑に向かう自分たちの姿を想像して、幸せな今日を満喫しています。
来年の本格始動に向けて、畑の土づくりもばっちりです♪

9/09/2011

白露をむかえて

昨日、9月8日は白露でした。
朝露が降りる季節になったという意味で、露という漢字が入っているとか・・・
この日を目安に稲刈りを始める農家さんもいるようです。
(地域にもよると思いますが。)


なかなか夕方の作業は難しくなってきたので、
今日から早朝に変更です。
ちょっぴり眠いけれど、朝の畑は格別に気持ちがいいですね!!

到着して、芽をだしている大根を見ると、なるほど、露がおりていました。


朝日が当たるとキラキラと光ってとてもきれいです。
周りの草にも露がいっぱい降りていて、素晴らしい光景でした。

今朝、無事にニンジンの種まきを終えました。
芽が出て、元気に育ってくれるように、祈っているところです。

すっかり秋の気配がしてきました。
畑にはコオロギなどの秋の虫が大合唱しています。
明日も早起きがんばります!

9/07/2011

ニンジンの種まき

台風が過ぎ、先週種まきした大根とニンジンがどうなったか心配していましたが、
今日やっと仕事帰りに畑に行くことができました。
台風で、種が流されてしまわなかったかと不安でしたが・・・
無事に芽が出ていました~!!!
何度種をまいても、種が芽を出すのは感動です。
あんなに小さな種からこんな葉っぱが出てくるなんて。

大根の新芽!!
ハート形がとってもかわいいです。




ハート型の双葉の間からは、小さいけれど立派な大根の葉がのびてきています。



この小さな小さな細長い葉っぱはニンジンの芽です。
こちらもとってもかわいい!!



すっかりお日様の入りが早くなってきました。
18:30には手元が暗くて見えなくなります。
少し前には19:00でも全然作業できたのに・・・



急いでニンジンの種まきをして、今日は仕方なく終了です。
きれいな夕日でした。

我が家ではニンジンはニンジンジュースにしていただいています。
これが本当に美味しいのです!!
もちろん皮ごと!!
しかも、ある本によると、このニンジンジュース、ものすごくデトックス効果が高いそうです。

でも皮ごと丸ごとでいただくこのニンジンジュースには、やっぱり無農薬無化学肥料のニンジンでないと!
というわけで、今週はひたすら種まき週間。
ニンジンはそろそろ種まき時期が終わってしまうので、あとは大根とカブに精を出します。

周りのぶどう畑は、収穫間近のようです。
柿やリンゴ畑でも実が大きくなってきています。
でも、今日もやっぱり農薬ばんばんでした・・・
ああ。早くなくならないかな、農薬。

9/05/2011

マハトマ・ガンジー

畑とはあまり関係ないかもしれませんが、この週末、DVDを借りて
“マハトマ・ガンジー”という映画を観ました。

名前やインドで非暴力の独立運動をした偉大な人物というのは知っていましたが、ガンジーについて全くと言っていいほど詳しくは知りませんでした・・・恥ずかしながら・・・。

しかし、想像以上に素晴らしい存在で、本当に感動しました。

私はこれまで「非暴力」というと、「何をされても抵抗しない」という行動のことだと思っていました。
やられたらやられっぱなし、奴隷のようになすがまま、というのがイメージだったのです。

マハトマ・ガンジーという偉大な存在は、”受け身的抵抗”ではなく、”暴力では抵抗しない。しかし、真実の力、私の信じる心のすべてをかけて抵抗する。私の心は苦しみを喜んで受け入れるし、自らを危険にさらすことも、牢獄に行くことも構わない。ただ、不正を受け入れることだけは決してしない”と言い、深く強く、そして気高い行動を一貫して自ら実践し、それは周囲のインドの人たちに強さと意思を与え、変えていったのです!!

暴徒と化した市民が、支配者だったイギリス人を傷つけると、みんながそれをやめるまで、ガンジーはなんと断食して祈り続けたのです。映画の中では「、また!?」というくらいイギリス側から投獄され、裁判にかけられ(罪はおかしておらず、大英帝国が定めた理不尽な法律の違反をしただけ・・・例えば塩を一切作ってはいけないとされていたけど、昔のインドの塩田から塩を拾うとか。つまり自給自足で自立されてしまうと支配し、コントロールできなくなるので、塩でインド国民を支配していたのです。)、それでも淡々としかし強くしなやかに生きたガンジーの姿に、目はうるうるでした。

「アクエリアン革命」という本の中でもガンジーについて触れられていますが、そこにはこう書かれています。

“サティヤグラハ(ガンジーが自らの革命を読んだ言葉)は自由や自己の尊厳を妥協せずに真摯に追い求めようとする人々の手段である。ガンジーがいつも言うように、サティヤグラハは強き者の武器である。なぜならそれは強靭な自制心と相手を許す愛が必要だからである。”


ちょっとこの映画、長いのですが、秋の夜長にぜひご覧になってみてください。
レンタルしてますよ。
(機会があればアクエリアン革命も・・・絶版ですが、アマゾンでたまに古本が出ます。
 今私たちが置かれている歴史上の大きなターニングポイントについて書かれた本です。)

8/29/2011

毛虫がいっぱい・・・

ようやく晴れ間がのぞき、少し土が乾いたのを見計らって、種まきなどを行うために畑に向かいました。

畑につくと、ずっと雨が降っていたのに、草がまたボウボウになっていました。
今週はちょっと二人とも雨の中畑に出るだけの元気がなくて、マメに見てあげられなかったことが反省です。

ニンジンと聖護院大根、大根の種まきを終え、サツマイモの周りの草取りを終えてから、ふと豆のエリアをみると、豆の周りの草もものすごい成長ぶりです。これはそろそろ草刈りをしないと豆がピンチ・・・。そう思って近寄っていくと、豆があったはずの列のところどころが、抜けた歯のようになってなくなっています。よく見ると、毛虫が葉っぱを食い尽くしているではありませんか!!

その毛虫がこちら。
見るのもいやという方、ごめんなさい。
私もあんまり得意ではありません。ひー。
写真でみると大きくて更にいやかも・・。

この毛虫、おそらくアメリカシロヒトリと思われます。
ヒトリガ科の蛾で、成長すると真っ白の蛾になるようです。
戦後間もなくアメリカから侵入した外来種で、刺さないのですが、時に大発生して街路樹などを食い尽くすらしい。
さすが容赦ない外来種。
植物も虫も動物も、どうも戦後に入ってきた外来種はいろいろな種を絶滅に追いやるんですよね。
なんていうか、強烈。
ニホンタンポポもいまや絶滅寸前。
日本古来のメダカも・・・
よく見ると外来種のメダカ以外、ほとんど見つけるのは難しい状況です。 外来種め。
生態系のバランスもこうやって壊されていっているかもしれないと思うと、環境問題に熱かった学生時代がよみがえり、外来種のえげつない浸食ぶりが本当にいまいましい気持ちです。

見回すと、畑に点々と生えていた桑の木の葉っぱも、桜の木の葉っぱも食い尽くされて、アメリカシロヒトリのちびっこが作った繭でいっぱい!!

なんじゃこれは~。
これは、いわゆる”時として大発生”の部類なのでは・・・??
どうしよう!?
このアメリカシロヒトリ、実は野鳥などのエサになるそうで、鳥さんたち!ここにエサがたくさんあるよ!!と、畑にたくさんの鳥を呼びたい気持ちなのですが、周りは果樹園が広がり、鳥よけの警報器やらドカーンと鳴る空砲、農薬などなど、あまり鳥にとっては快適ではないエリアなのでしょうか。畑の色々な葉っぱは、ところどころで食い尽くされています。

でも、同じ豆でも大丈夫な株もあり、同じクワの木でも、食われていない木があったり、謎は深まるばかりです。あんまり好きではないけど、毛虫の生態を知らなければ、どうにもなりませんね。これから毛虫について調べてみます。


今のところ食われていない黒豆は元気いっぱいです!

外来種の恐ろしさを改めて実感しつつも、さて、これからどうしようか、毛虫の生態を調査し、対策を練ろうと思います。
どうも、畑がおかしいと、ほかの農家さんからも今年はぼやく声が聞かれ、周りに樹木がない畑にまでアメリカシロヒトリが大発生しているところもあるとか・・・。

何か生物が大量発生するときというのは、気象・環境など必ず何かの要因があるはずだと思っています。
そういえば、震災以降、福島原発からはまだまだ放射性物質が排出され続けていますし、いくら間近ではなくても、この地球上をめぐりめぐっている空気と水の中に含まれているのですから、関東エリアは特に畑には多少なりとも放射性物質が舞い降りているはずです。

もしかしたら、このアメリカシロヒトリもそういう色々な要因と無関係ではなかったりして・・・
放射性物質が持つエネルギーがどのような影響を及ぼすのか、精巧な生態系の中でどんな作用を及ぼすのか、まだまだ分からないのです。

まあもともと、中国の大気汚染が引き起こしているものすごい酸性雨や、中国が何度も行っている核実験によって、かなりの汚染物質が日本にもやってきているので、畑ではそれを中和させるための様々な工夫が行われている(赤峰さんの農場では、木灰をまくなど。石灰は禁物ですが。)のですから、福島原発の事故をきっかけに、日本人はもう少し、色々なことに目を見開かなければならない時期にきているのでしょう。
放射性物質にしろ、農薬・化学肥料にしろ、自分たちの首を自分たちで絞めているだけの状況=自殺行為だったのですから・・・。

虫にも何らかの役割があってこうして大量発生しているということだけは確かです。
まずは彼らのことを知り、理解することから始めたいなと思います。

(それにしても、ニホンタンポポには頑張ってもらいたいなぁ。負けるな!!)

8/25/2011

雨雨雨・・・・

豆の水遣りがなかなか全体にまで追いつかないね、どーんと雨が降らないかね、と
話していたのは一週間前。。。

まさか、こんなに長雨になってしまうとは思っていませんでした。
おかげで、土はたっぷり水を吸ってくれたと思いますが、今度はお日様が出ないのが気になり始めた今日この頃。

お願いごとをするときには気を付けないといけませんね。
「これでもか!!ってくらい、まとまった雨をお願いします!!」などと、夕日に向かって叫んでいたのですが、今後は気を付けなければ~。

先週末にはニンジンと大根の種まき予定でしたが、大雨で延期中。
この週末にはお日様が戻るようですので、種をまいてみる予定です。

8/17/2011

美味しすぎるジャガイモ君

きらり畑のある地域は、「ここはじゃがいもがと~っても美味しいよ!!」と、地域の農家さんが口をそろえて教えてくれるような場所です。かなり遅れてしまいましたが、最後の一列のじゃがいもを、ここ数日の晴れが続いたおかげで収穫しました。ニンジンも固い土の中で頑張ってくれて、何とか育ちました。あ~幸せ♪♪♪





自慢するわけでも、ひいきめでもなく、このジャガイモ君の美味しいことといったら!!
本当に美味しい!!

勉強のためにもと、色々な畑からいただいたジャガイモと、同じ調理方法で食べ比べてみたのです。でも、やっぱり我が家のジャガイモがナンバーワンでした。
もちろん、畑の場所がジャガイモを育てるのにあっているのが一番ですが、無農薬無化学肥料のジャガイモ、食べ比べるとわかりますよ!
お薬を使っているジャガイモは、ちょっとしたエグミがあるのを発見しました。
もう、うちのはひたすら甘くて、とにかく人を幸せにするジャガイモ君です!
(こんなに幸せになるのは、おイモ好きの私たちだけかな・・・・?)


試運転だった今年は、あまりジャガイモの量を作りませんでした。
連作にならないように気を付けて計画をしながら、今後はたくさん作る予定です。
(たぶん秋作でも作付けします。)

ニンジンは、念願の絞りたてニンジンジュースにしていただいています。
これも信じられないくらいの美味しさ・・・
まだまだ、赤峰さんのなずな農場のニンジンの美味しさには到底及びませんが、初めの一歩ということで幸せいっぱいにいただいています。
この元気なニンジンのパワフルな香りにも感動です!

遊びに来る予定のあるお知り合いのみなさま、どうぞ、きらり畑のジャガイモ君を食べるのをお楽しみに。ご希望の方は勿論、ニンジンジュースもトライしてください。
まだしばらくの間は、いらして下されば味見していただけますよ~♪
(すでに予定が入っているK君、じゃがいも、とっておきますね!)

8/16/2011

奥深い(知らなかった)豆の世界

煮豆やごはんと一緒に炊き込むお豆、甘くておいしいあんこなど、日本人の食生活に欠かせない豆。しかも栄養満点!

去年、初めて挑戦した黒豆(黒大豆)でしたが、今年は自分たちが好きに作付けできる畑が借りられたこともあり、黒豆に加えて、味噌を作るための大豆、大好きな玄米ご飯に入れるための小豆とささげ豆も蒔いてみました。

順調に花が咲き、大豆はさやがたくさんつき始めました。
肝心な時に夕立がこないので、去年の失敗(水不足で実が入らなかった)から学び、今年は朝晩、可能な限り水をあげに行っています。

お豆さんたち、どうぞふくらんでおくれ~!!!

大豆は背が低めで地面すれすれにたくさんのさやがつきました。
黒豆は大きく背を伸ばし、まだお花が咲いています。
紫色の小さなきれいなお花です。




さて。
この時期、大体どこの畑でもモロッコインゲンという大きなさやの豆と、インゲン豆のつるを這わせてある棚を見かけますが、実は夫婦そろって、さやいんげんときぬさやが苦手で食べられないのです。食べられないとなると、当然やる気もゼロ。結局今年はインゲン豆を植えませんでした。
そんな時、ふと、このインゲン豆たちは、さやの状態で収穫しなかった場合、豆としても収穫できるのかな?と疑問に思ったのです。

もしも、豆として食べられるならなら大歓迎!!
いくらでもお料理に登場することになるでしょう!

いままで意識したこともなかったお豆たちでしたが、調べてみると意外と奥深かいのです。
畑初心者なもので、知っている方たちには笑われるようなことなのですが、
それでも、豆にはこんなに種類があるのかと驚きました。
400種類を超えるんだそうです。

インゲン豆でもつるがあるもの、ないものがあったりします(知らなかった。)
夏場はみんながさやごと食べているインゲンも、もう少したつと、中にちゃんと豆が出来て、
それらは煮豆になったりスープに入れたり、甘納豆になったりするのです(知らなかった。)

これはいかん!!
まだまだ土づくりの段階の私たちの畑(豊かではない土)であっても、お豆さんたちに限っては元気に育ってくれるという、ありがたい作物なのに、こんなにも豆のことを知らなかったなんて!!

というわけで、現在毎日「循環農法」に加えて「豆類百科」を開いては勉強中。
相変わらず、感動の連続です。

しかも、ソラマメというのは秋に種をまいて、冬を越し、次の年の5月ごろに収穫するってご存知でしたか・・・・??
私たちは、5月6月ごろにソラマメを食べた記憶はあっても、種まきの時期までは知りませんでした。
秋・冬野菜以外にも、冬場に育てられて春に食べられる豆があることを知り、さっそく今年、ソラマメに挑戦決定。豆はほとんどが秋の収穫なので、春にとれる豆は貴重です。

豆は本当に素晴らしい。みなさんもぜひ、お豆を食べましょう!
できれば自分で育てましょう!お花もきれいで、簡単に育つのでベランダでもお勧めです。
採れたての枝豆も楽しめますよ。
これからの季節だと、ソラマメや、お好きな方はキヌサヤです。
プランターでも育ちます。

こんなサイトもあります。お時間がある方はのぞいてみてください。
財団法人 日本豆類基金協会 
(↑豆の調理方法なども載っていて楽しめます。煮豆以外のお料理でもお豆は大活躍♪
 ただし、栽培方法の情報で農薬を使用するのが前提になっている点は、とっても疑問ですが。
 きらり畑の豆くんたちは、無農薬無化学肥料でも元気に育っていますよ♪
 農薬も化学肥料も、体には毒です。
 誰が何と言おうと、例え少しでも毒です。
 ”このくらいの基準を満たせば健康に害はない”はありません。)

8/08/2011

立秋をむかえて

8月8日、今日は立秋です。
旧暦では今日から秋が始まります。
畑はまだまだ暑く、草の勢いもすごいのですが、これから秋冬に向けての準備が始まります。
今年は土づくりに励もうと、草にたくさん生えてもらっては草刈りをして土の上で乾燥させることを繰り返していました。

夏場はあっという間に草が生い茂るので、感動すら覚えます。
悩んだ挙句に購入した草刈り機も大活躍。


カボチャやサツマイモ、そしてモロコシはこの草の中に一緒に生えていました。
小さいうちは周りの草を取ってあげていましたが、カボチャは背の高い草の上もどんどん這って行ってくれるので、安心して草をぼうぼうに生やしておき、その草たちに種が付いたので草を刈り、今から土の上で乾燥させていきます。

今年はきらり畑にはイネ科の草が多かった・・・
ネエコジャラシだらけの場所や、昨年までボウボウだったカヤやススキの残り、ヨモギだらけの場所まであり、ナズナなど豊かな土になると生えてくるような草は皆無でした。
草を育てては種が付いたころに草刈りをして土に還す繰り返しです。


赤峰さんの「循環農法」の本によると、乾燥させずに土にすきこんでしまうと、溶けてしまって、微生物たちの食べ物にはならないのだそうです。もともと草にいる菌が食べてしまうのだそうで・・・。日光で乾燥させると菌はいなくなり、そのあと土にすきこむと、土の中の生物が食べてくれ、土が改善されるのだそうです。


それにしても、今年は我慢して土づくり・・・と決めてはいたものの、草刈りが終わっている手前とこれから刈る向こう側の景色の違うことといったらありません。すごい草!!!
周りからは「除草剤をまかなきゃ」などなどいろいろ言われながらも種が付くまでじっと草の海を眺めていました。
でも、実はこの草の海の向こう側にはお豆たちが元気に成長しているのです。
何度か周りの草取りはしましたが、そのあとは周りには草が一緒に成長しています。
でも、今のところ、まったく支障無し。
もう豆の方が背が高いのもあって、あまりにも巨大になる草以外はそのままにしています。


草も元気ですが、お豆クンたちも元気です。
別に栄養を奪い合っているようには見えません。
一緒に仲よく育っています。

すばらしい!!

というわけで、今日も残りの草刈りにでかけます。
来年のために、少しでも野菜たちが喜んでくれる土づくりができたらいいなと思います。

8/03/2011

長ネギの種

秋口になったら、きらり畑にも長ネギの種をまいてみようと思っています。
ネギはほとんどの場合、苗を買う方が多くなっているようです。
今日は知り合いの畑に、まだネギボウズ君が残っていて、これは種がとれる!!と確信し、突撃して捨てられようとしていたネギボウズ君をいただいてきました。

これがネギボウズ君。すばらしい!!
この先っちょのそれぞれの殻の中に黒い種が入っていました。
ネギボウズ君は大切に切り取って袋に格納。
一つのネギボウズ君からたくさんの種が取れます!!
すごい!!

「何で捨てちゃうんですか・・・こんな立派なネギボウズ君を・・・?」
と、思わずつぶやいてしまった私を、畑にいたおばあちゃんは怪訝そうな目でにらんだ後、
「ネギなんてね、苗買ったら楽なの!タネから育てるなんて時間かかるからね。
 アタシが嫁に来た頃は種を取ってたけどね、めんどうくさいの!時間かかるし。
 でも苗も高いのよ~。あー嫌になる!土寄せもめんどう!あーネギなんて買った方が安い!」

「・・・・・。」

こんなネギ育てるのなんてやめだやめだ!と言わんばかりのおばあちゃんの剣幕に圧倒されながらも、いいんだ、これで大切なネギの種を戴けたのだから♪と「今年はうちで種から育ててみます。」と感謝をこめてお礼を言ってきました。
あまりにうれしそうにネギボウズ君を袋に格納している私を見て、バアチャンも帰り際には「こうやって撒くといい」とか、結局種まきのアドバイスや種の保管方法の知識などを教えて下さいました。

若いから種から育てても楽しいかもね、好きなら何でも楽しいかもね、ぜひ頑張って、と、終いには応援のコメントをつぶやきながら、「そういえば、昔はみんな家で種を取っていたのに、いつの間にこんなにお金ばっかりかかって売るときは馬鹿に安くなっちまったんだろうか・・・」と、ふと、長年種メーカーや流通の仕組みに踊らされてきたことにちょっと気が付いた様子のおばあちゃん。

”種は買うもの”というのが大きな間違いであることを、私たちも実際に自分たちの畑について真剣に考え始めるまでは知りませんでした。考えたこともなかったのです。

散々、ネギを育てるのにいかに時間と労力がかかるか、それにも関わらずスーパーに行けばあんな安価な値段で売られているのが耐えられない!!という、確かにもっともなバアチャンの愚痴に、色々と考えさせられながらも、農薬を使わずに頑張っている畑からいただいたタネを撒くのが今から楽しみです。

確かにネギは育てるのに長い時間がかかり、手間もかかるのですが、スーパーに行くと、安い・・・。
野菜の値段ってなんなんだろう?と思わず考え込んでしまいました。

ネギの種まき~育てるのに必要な土の準備を、これからせっせと頑張っていきたいと思います。


8/02/2011

小松菜と葉大根の種

小松菜と葉大根の種、さやから取り出して陰干ししました。
今日も「たねとりハンドブック」が大活躍!!
種はとても小さいので、一通りさやから出したら、ふぅーっと息を吹きかけてさやなどのいらない部分を飛ばします。
種だけが残るので、それを数日陰干し、保管します。


これが小松菜の種です。


こちらは葉大根の種

葉大根の種のさやは「これって、豆!?」と思うような形をしていたのに、中を割ると、意外と小さい種が・・・。
もう少し乾燥させてから取りたいなと思っていたら台風が来たので、中にはさやがちょっと黒くなってしまい(たぶんカビてしまったらしい。)、種が採種できなかったものも出てきました。

畑は何もかもタイミング。
ベストタイミングを逃すと、手間もかかったり、うまくいかなかったりすることを改めて実感しました。

それでも、次にまく分としては十分な量が採種できたので、まずは満足♪
小松菜の種は、畑に興味のあるお友達みなさんにお分けできたらと思っています。
プランターでも育ちますので、挑戦してみませんか??


7/26/2011

未来の食卓(DVD鑑賞のススメ)

みなさんはもう「未来の食卓」というフランスで制作された映画をご覧になりましたか?
TSUTAYAでもレンタルできますので、ぜひ観てみて下さい!素晴らしい作品です♪
公式サイトはこちら

去年、あちこちで上映会が行われて話題になった作品ですが、ある小さな村の小学校が、給食をすべてオーガニックの食材に変えるとりくみを行ったドキュメンタリーです。



私たちも昨年、DVDで観たのですが、日本ではあまり考えられないような大人たちの「オトナな討論会」の様子や、農薬の害についての理論的な説明、フランスの大人たちの子どもへの素晴らしい接し方まで、とても学ぶことの多い作品でした。

現在の日本では、原発事故をきっかけに食品の安全性に注目がますます集まっていますが、これまで全く汚染のデータや正しい情報が国民に示されないこともあって、不安が大きくなっている方々も多いことでしょう。

フランスのこの作品では、実際に危ないものは危ないというしっかりとした科学的根拠に基づく情報が提示され、これまで農薬を使ってきた農家さんと、早くから有機栽培で野菜を育ててきた農家さんが同じテーブルにつき、お互いに前向きに話し合いを行っています。

農薬をやめたいけれど、収穫がなくなるのではないかという農家さんの気持ちに対して、有機栽培農家が具体的に方法を教えたり、不安を解消するだけの話し合いをしていました。

農薬を使っている農家さんをせめてばかりでは何も変わりません。
そもそも自分たちが食べるものを他の人に作ってもらっているのですから・・・
これを初めて観たときに、消費者側にも責任の一部はあると感じました。

ちなみに、同じように農薬を使っている日本の農家さんを見ていると、散布する時にあまりにも軽装なのでびっくりします。この映画に出てくるフランスの農薬散布の映像を見ると、まるで宇宙飛行士や放射能の防護服並みの装備で農薬をまいています。
畑の近くにあるブドウ農家さんが同じような車に乗って同じように農薬をまいているのですが、マスク一つです!!!
しかも学校の給食当番かと思うようなもっとも普通のマスク・・・

彼らは大体、体調がいつも悪そうです。
当たり前ですよね。
早く気付いて農薬使うのをやめたらきっと顔色もずっと良くなるだろうな、といつも思っている私たちでした。

7/25/2011

大豆の「さや」発見!

台風の後、お豆の花が「さや」に変身しました。
写真は大豆で、この「さや」がふくらんでくれれば「枝豆」になります。

私たちは大豆として収穫する予定ですので、このまま秋まで育てます。ビールが好きな方だと、採って食べてしまいたいかもしれませんが・・・


こちらは、小松菜の種。
すでにたくさんの種をとりましたが、まだまだとれそうです。これは週末のおしごとになりそうです。


かぼちゃの花のつぼみがつきました。とってもきれいな黄色です!!花が咲いたら日を記録しておくと収穫の目安となるという方もいます。


この写真はトウモロコシの雄花です。ようやくつき始めました。
これも、畑に遊びにいらしてくださったお友達のKさんが植えてくださったもの。
台風にも負けず元気に育っていますよーーー。

まだ実がなるのはもう少し先になります。今年は完全に準備が遅れました・・・来年はこんな失敗はないはずです。

何事も経験ですね。失敗は成功のもと!!


お豆は黒豆と小豆は、毎日炊く玄米に混ぜていただくのが今から楽しみです♪
農薬をまかないと絶対にとれない!!と耳にタコができるくらい聞かされてきた大豆の栽培は、今のところ自分たちの中では順調です。
元気に育っています。

昨年はどうしても撒かずにはいられない地主さんが農薬「カルホス」を振り掛けていました。
結局すっかりいやになってしまって、全然食べずに終わってしまったっけ・・・

いつの間にか歳を重ね、学生時代だったのも随分前になってしまったけれど、大学の講義によれば、カルホスは、もちろん危険な農薬なので、みなさんお気を付けください。
特に女性は近寄ってはなりません。

これが普通に売られている日本、大丈夫か!?と思います。
早く安全な食べ物しかないパラダイスになりますように・・・
今日も心から祈りつつ・・・

7/21/2011

虫食い野菜の真実・・・

これ、虫食いだらけのキャベツの写真です。
知っている方の畑で撮影しました。
ものすごい勢いで食べられています!!
大体の畑ではここで虫はとんでもない「敵」と化します。
”大切なキャベツを食べるなんて許せん!!”ということになり、初めは手でつぶしてみたりするものの、だんだん追いつかなくなってついには農薬をかけて虫食いを食い止めようということになるのが多いパターンでしょうか。

この虫食い野菜、みなさんはどう感じますか?
虫が食べるということは農薬がかかっていなくて安全♪と思うでしょうか?
私たちも何年か前まではそう思っていました。

しかし、赤峰さんの循環農法と出会い、その思い込みは一変。
虫食い野菜の真実を知ったからです。

まず、虫がこうやって育てている野菜を食べてしまう場合、大きくは二つの原因が考えられるそうです。

①旬ではない野菜を育てている
②土の中に堆肥を入れた場合で、それが未完熟の場合
  
キャベツはもちろん、今(夏)が旬ではありません。
しかも、この畑、キャベツの苗を植えたのが5月で、5月の頭に大量の鶏糞を土に混ぜていました。
まさに旬の野菜以外の野菜を植え、さらに大量の未完熟堆肥を使った場合の絶好のサンプル!
ということで、今回、この虫食いキャベツの写真をとってきました。

亜硝酸態窒素は、かなりの猛毒で、虫たちは命をかけてこの亜硝酸態窒素が大量に含まれている部分を食べてくれているのだそうです!!
なんということでしょう・・・植物たちに続き、こちらも無償の愛としか言いようがありません。
そんなわけで、循環農法ではこの素晴らしい虫たちをとても大切にしており、虫を敵として扱うことはありません。

私たちも時間がかかりましたが、何とか完熟堆肥づくりに着手して一か月。
先日、堆肥の一度目の切り返しを行いました。
量は最初に積み上げた高さの半分くらいに減ってきました。
発酵が順調に進んでいるとうれしいのですが。

虫が不自然につくときには、旬を守っていないか、堆肥に問題があるかのどちらかです。
今のところ私たちは完熟堆肥が完成していないため、一切肥料を蒔いていません。
周りが虫に悩まされているときでも、私たちの野菜にはほとんど虫はつきません。
今後も虫に感謝しながら、畑のお世話をしていきたいなと思っています。
②に関しては、堆肥は牛糞・豚糞・鶏糞いずれも化学肥料ではありませんが、完熟させてからでないと、発酵が未熟なため、猛毒の亜硝酸態窒素が発生するのだそうです。ですから畑に生えてきた草たちをもとに完熟堆肥を3か月程度かけて作り、それを十分なゆとりを持って土に還す・・・という方法をとります。

これに関してはとても大切なことなので、ぜひ、赤峰さんの「循環農法」を読まれてください。

7/20/2011

来年の田んぼの準備

来年からお借りする耕作放棄地だった田んぼ。三枚お借りしました。
海の日の三連休に刈払機を駆使して、草刈りをしました。

一か月近く悩んで、結局、少しでも空気を汚さないように、4ストの刈払機(マキタのもの)に決定。
新しく仲間入りしてくれた刈払機は、しばらく畑で”ならし運転”を行ってきましたが、
いよいよエンジンフル回転の田んぼの草刈りにデビューです。




この田んぼ、3~4年ほど草ボウボウだった田んぼで、大きなカヤに覆われています。
赤峰さんの循環農法によると、これまで農薬・化学肥料が使われてきた田んぼの中の毒を、草たちが吸い上げてくれるのに2年程度は最低かかるようで、循環農法に忠実に稲を育てていきたいと思っている私たちにとっては本当に願ったり叶ったりの素晴らしい放棄地田んぼにめぐり合いました!本当に幸せです。

草刈りが終わった一枚目の田んぼ。草が乾燥したら、土にすき込んでいく予定です。
貴重な栄養分を土に還してくれる大切な存在です。


今年は田んぼを探しているうちに田植の時期が過ぎてしまっていました。
でも循環農法でお米を育てている方々の田んぼに伺って学ぶことが出来たこの数か月で、ますます来年に向けて気持ちが高まっています。

やっぱりお米を育てなければ!お米は主食ですから。

ちなみに、この刈払機による草刈り、夫がノリノリで作業にあたっています(笑)
少し前に流行った「痩せたかったら腰を振りなさい」のエクササイズDVDにも勝るツイスト運動、それに加えてバランスを取るための足の踏ん張り、武道に共通する丹田の力、インナーマッスルをフルに使ったものすごく素晴らしい運動でもあるのです。

おかげで、見る見る間に体がしまり、Gパンのサイズ、Tシャツのサイズがダウン!
お肌もつやつや。
お通じも超快調。
大きな達成感。
と、良いことづくめの作業が、楽しくて仕方ないようです。

事故には十分気を付けてほしいものですが、草刈り機によって鍛えた自分を鏡で見るのが幸せそうな姿を見ていると、この夏場の草たちの勢いに感謝せずにはいられません。
(冬になったら草刈りなんてないけど、どうするんだろう・・・)

二人とも畑作業のおかげで、体調ばっちりです!
赤峰さんの講演で聞く通り「気・血・動」すべてが健康にとって不可欠であることを実感しています。
(動というのは、自分たちの食べる作物のお世話をするために体を動かすことです。)

畑、最高です。

7/19/2011

ジャガイモの種

大きな大きな台風がやってきていますね。
台風がくるという情報を受けて、きらり畑ではお豆たちの土寄せを急ぎました。
今年は大豆、黒豆、小豆の三種類を蒔きました。
小豆は夏の土用のころにまくのが良いとのこと、少し早い時期に蒔いた列の小豆は15cmくらいに成長しています。大豆と黒豆はずいぶん大きくなっており、白いお花が付き始めていますので、倒れないように、丁寧に・・・。

豆の土寄せはする方としない方がいるようで、土地柄もあると思いますが、私たちは今回は土寄せを行い、様子を見ています。

あまりにまとまった雨が降らなかったので、毎日雨を待っていましたが、それがこんなに大きな台風になるとは・・・大きな被害が出ないよう祈りつつ、それでも畑にたっぷり雨が降るのは恵みでもあり、複雑な心境です。

さて。そんな中、無事じゃがいもの収穫も行いました。そして今年、初めてジャガイモの種について学んだのです。

みなさんはジャガイモの種ってご存知でしたか!?
ジャガイモのお花はきっと見覚えがあるのではないでしょうか・・・
ジャガイモは、植え付けの時は種イモを使いますし、「お花が咲いた後、いったいそれはどうなるの?何のためにジャガイモはお花を咲かせるの??」と、私たちはこの一年ずっと疑問に思ってきました。
誰に聞いてもみんな首をかしげるばかり・・・中には、花は全部摘み取れ!イモがたくさんならない!と力強く教えてくれた方もいました。

う~む。ジャガイモの花はただのムダな産物なのか!?
でも、きっと何か花を咲かせる理由があるはずだ!!と思っていました。

その疑問がついに、例の自家採種ハンドブックによって解消されたのです!!!

これはその自家採種ハンドブックのジャガイモの項から引用です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

キャンベラに住む採種家からジャガイモの栽培について一言よせられています。「もっと多くの人が種子を使って多種多様なジャガイモの栽培にチャレンジすべきだ。ジャガイモの花は時折緑色の実をつける。この実は、つき始めてから6週間くらいで完熟し、完熟したらとる。完熟した実は押してみると少し柔らかい。種子を器に絞り出し発行させる(トマトの項を参照)。そのあと、乾燥させ、使用するまで保管する。これらの種子からは実に多様なジャガイモが顔を出す。―続きは省略―

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”やっぱり、実がなるんだ!!!しかもそこから次のジャガイモが育つんだ!!やった!!”
(花がムダな産物ではないことが証明されて何故かとても嬉しい。)

そして、ついにその緑色の実を発見!!これです↓



このミニトマトみたいな緑色のものが、ジャガイモの種です!!
草取りをしていたときに偶然発見つけたものです。
やたらに興奮して、写真をとり、改めて自家採種ハンドブックを熟読。
良い種が安定して揃うには5年くらいかかるみたいですが、私はすっかりジャガイモのお花を見る目が変わってしまいました。
花が咲き、種ができる。――――自然の神秘ですよね!

通常の繁殖には種イモを使うのが一般的ですが、これはせっかくなので種からも育ててみようと今燃えているところです。

実は小さなアパート住まいの私たちにとっては、収穫したコンテナいっぱいのジャガイモ君たちを次回の種イモとして保管するのが少々難しいのです。風通しも悪いですし・・・もしもこの種からジャガイモを育てられるならどんなにありがたいことでしょう♪

まだうまくいくかはわかりませんが、秋か来年の春に挑戦してみたいと思っています。


自家採種ハンドブック(発行:現代書館)、畑の初心者にはとても役立つ本です。おすすめしたい一冊ですので、ここでご紹介します。

自家採種ハンドブック―「たねとりくらぶ」を始めよう

7/15/2011

夕焼け空

今日は先日撮影した夕焼け空の写真を・・・
畑から、お野菜のお世話をしていた最中にあまりにきれいな夕焼け空だったので撮影したものです。


お日様は沈んだ後ですが、茜色の光の柱が出ていました。とってもきれいでした!!

今日は満月ですね。月明かりがあまりに美しくて、昨夜は明かりを消して、月の光を楽しみました。今日もとても楽しみです。

みなさんも今日の満月、月光浴を楽しんではいかがですか?

7/05/2011

日向山ハイキング

7月2日に、山梨県北杜市にある日向山に、友人と連れ立ってハイキングに行きました。
ハイキングと言っても・・・山登りな気もする・・・もちろん山の達人から見ればお散歩コースかもしれないけど、初心者の私たちには結構大変でした。

きれいな森の緑の中を進みます。

途中、10-1、10-2、10-3・・・と看板の数字が進み、自分たちがコースのどのあたりにいるのかを知ることができます。(私たちは、10-5前後が一番しんどく感じました。他に登っていたご家族のお子さんたちはすいすいと身軽に進んでいましたが。)

道は丸太で整備されていて、確かにハイキングコースです。でも、階段を上っているみたいで、足がつらかったような気が・・・

この雨量観測所まで来れば頂上まではあと少し!


頂上に出ると突然展望が開けて、感動的!
花崗岩が風化した白砂が一面に広がり、幻想的です。

あ~。山って、登っているときは辛いんですが、頂上は最高です♪

日本百名山ならぬ、山梨百名山というのがあるらしいですね。
 いつも思うのは、これを誰かが持って登って来たんだよな~、ということ。
(重そう・・・。)

1660mの標高で、矢立石の登山口から出発してゆっくり上ってきましたが1時間45分程度で頂上に着きました。私たちは雲で見られませんでしたが、八ヶ岳をはじめ、頂上でも山々の展望を楽しみながらゆったりと過ごすことができます。

日帰りでちょっと出かけるのには素晴らしい山だと思います。
お子さん連れでも大丈夫!山頂でいただくおにぎりは最高ですよね♪


楓の赤ちゃん。双葉が仲良く並んで風にそよいでいました。
かわいいーーーー
帰り道はゆとりがあって、ついつい大好きな植物に目が行きます。

クルミの木はまだ緑色の実をたくさんつけていました。楓ももう種が付いています。この緑が鮮やかな季節も大好きですが、今年は秋も山を散策するのを楽しみにしています。春に花を咲かせ、夏の今、こうして小さな実をつけ始め、秋にはどんぐりや松ぼっくりやクルミ・栗として実る・・・この一年の命の流れが感じられることが幸せです。

畑も同じで、種から芽を出し、実をつけ、花を咲かせ、そしてまた種を付ける。
その過程に寄り添いながら、お野菜たちが幸せだと感じてくれるうようなお世話ができるようになりたいものだなと感じました。

ご一緒してくださったオトモダチ、楽しい思い出をありがとうございました。
また畑にも遊びにいらしてくださいね♪