4/29/2015

今年もマコモを植え始めました!

今日も早朝から農作業が続きます。
今年からマコモを植える予定になっている田んぼのうち一枚は、
水の取り入れがすでに可能となりましたので、今日からマコモを植え始めました。


こちらがマコモの苗






苗取りをして準備してあったもう一つのカゴに、カニ君発見!!


マコモの苗取りは結構大変な作業ですが、マコモはとても逞しい植物で、
繁殖力の強さに毎回驚かされます。
今年も無事に冬を超えて苗が育ってくれてとても感謝しています。

明日は、いよいよ大切な大切な、苗代への稲の種降ろしです。
毎回のことですが、特別な日になります。
江戸時代以前から歌い継がれている長唄などにも、稲の種降ろしに関することは
頻繁に描かれていて、日本人にとって、稲作がいかに大切な存在だったかがわかります。


水面の高さを上げて、
種降ろしを待つばかりの水苗代です。

種蒔きカレンダーでは、明日の朝8時までが稲のお世話に適する時間のようです。
朝9時からは根菜類のお世話に適するようですよ。

4/27/2015

苗代の苗床作り

4月最終日に苗代に種を降ろすために、
4月26日より、稲の種籾の浸水を始めました。

同時に、苗代の準備を進めており、今日はクライマックス。
苗代に苗床を作りました。





代掻きが終わった苗代は土が落ち着くのを待って、水をいったん落とします。
水を完全に抜いた状態で苗床を作る方法や、そもそも苗床を作らずに蒔く方法もありますが、
土の性質などでそれぞれやりやすい方法を取ります。

私たちは、かなり低い位置に水を張り、その水面を基準にして、土を盛って平らに整え、
ベットのように苗床を作っていきます。

写真のように、鍬を使って、土を盛り上げて水平にしていきます。
 (田植えをする田んぼの広さに応じて、苗床は必要なだけ作ります。)


水を含んだ田の土はとても重いので、結構大変な作業です。


二人がかりで延々と泥を盛ること数時間・・・
夕方、お日様が西の山に沈むころ、ようやくすべての苗床が仕上がりました!!
(やったーーーーー!!!!)


さらに水を抜き、一日苗床を乾かして、その後、苗床から10cm程度に水を張った状態で、
苗代に種蒔きをする当日を迎えます。
これは、種籾を蒔いた時に、土の中に種がもぐりこんでしまわないように、
表面を固めるために行うとのこと。

でも実は、この苗床ではない場所に試しに蒔いた場所からも 
結構元気に成長しているので、苗床については、本当にそれぞれの事情に合わせて
その後の田植えの際に、苗取りがしやすいようにさえなっていれば良いかもしれません。

苗床のこの作業が終わると、一安心。
無事に種蒔きの日を迎えられそうです。
天気とお水に恵まれ、有難いことです。



今日は、お知り合いの方から、春の野草・セリをいただきました。

芹は少し強い味わいです。
お湯に自然海塩を入れて1分ほど茹でて
酢味噌で和えるのが一般的。


今日は、田んぼで重労働が待っていましたので、
ヘンプシードオイルとヘンプオイルで作った、
ヘンプバターをたっぷり載せて
美味しく有難くいただきました。
おかげさまで、元氣いっぱいで、苗床作りが完了しました!

春は野草の季節ですね!
有難い田んぼの恵みです。
我が家では、その都度いただく分を、感謝をこめて摘み草し、
天ぷらやお浸し、炒め物で殆ど毎日のようにいただいています。

自然に生かされていることをしみじみ実感します。

4/24/2015

小麦出穂

小麦の出穂が始まりました!!



畑では、ジャガイモも芽を出しはじめました。

雨や曇りの間はじっとしていて、蒔いた種もほとんど動きがなく
少し心配になりかけていましたが、お日様がさんさんと照り始めると、
一斉に芽を出しました。

私たちよりも、種の方が、芽を出す時期を適切に感じ取っていると思います。


苗代には無事に水が張られ、代掻きまですみました。

土が落ち着いたら、苗床を作り、いよいよ種もみを降ろします。
今年は、4月30日早朝に種もみをまきます。
そのタイミングが一粒万倍日と、種蒔きカレンダーの稲に適する日が重なっているためです。

他の田の畦塗りも、毎日少しずつ進めていっています。


この苗代のお隣の田にいったん水を張り、ここで水温を上げます。
温まった水を一枚下の苗代に入れて、育苗を助けます。
健康で元氣いっぱいの苗を育てていきたいです!!






4/22/2015

苗代の畦塗り

ようやく朝から青空が広がりました。
不安になるくらいの連日の曇り空や雨で、苗代の準備が遅れていましたが、
今日、やっと畦塗りを行いました。


水を引く前に、土を盛り、水が通る道を付けながら田んぼを一周します。







水を引き、土をこねます。



鍬で、ドロドロにこねた土を塗り付けていきます。
猛烈な全身運動・・・汗だくです。


ぜーぜー言いながら、ついに田んぼを一周!!
綺麗に畦が出来上がりました。大満足♪

一晩水を止めて、明日から苗代に水を張り、代掻き後、種籾を蒔く苗床を作っていきます。

苗代からスタートして、これから他の田んぼの畦塗りが続きます。
もう、夜は遅くまで起きていられないシーズンに突入しました。
でもヘトヘト、クタクタになって、完全燃焼!
ご飯も美味しく、夜も良く眠れます。

身体を動かすと、ココロも勝手にヘルシーになるのが不思議ですね。
きっとヒトは、こうして体を動かすのが自然な生き物なのだなと、
そんなことを考える今日この頃です。








4/09/2015

貴重な晴れ間

春の陽気から一転、なんだか冬に逆戻りしたかのようなお天気が続きましたね。
今日は、その雨の合間の本当に貴重な晴れ間となり、
久しぶりのお日様と青空を満喫しながら、種蒔きなど、時期を逃せない作業に追われました。

気合い十分、軽トラックに乗り込もうとしたときに、ふと、こんなもの↓を発見!!


アスファルトのど真ん中に生えてきたタンポポ!!

♪アスファルトに咲く花のように という歌詞の歌までありますが(古い!?)、
なんと逞しい生命力でしょう!!!

誰が種を蒔いたわけでもないのに、ここに芽を出し、根を張り、
こうして葉を広げているタンポポの姿・・・

こういう植物たちの姿を目の当たりにする時、いつも、私たちすべての命の奥にある
大きな大きな生命の力のようなものを、ありありと感じられるような気がします。

動物と違って足がないので、種が運ばれた場所で、条件がいいとか悪いとか、
環境が良いとか悪いとか、そんな愚痴は言いもせずに、懸命に生きる植物たちを見るにつけ、
普段、何かをできない言い訳、周りのせいにする、環境や決まりのせいにするなど、
自分を振り返らずにはいられません。

アスファルトの真ん中のタンポポ、これから、無事にお花を咲かせることができるのか、
日々見守っていきたいと思います。がんばれ!!


さて。こちらは、小麦畑の土の上に着地できた、伸び伸びモードのタンポポ。


いったいどちらが幸せなタンポポなのか・・・
一見、土の上ですくすく育っている方が幸せそうにも見えますが、
もしかすると、アスファルトという絶体絶命に見える場所で逞しく生きているタンポポの方も、
普通あり得ない経験をしているとすると、大きな価値がある一生を送っているかも知れず、
甲乙つけがたいように思います。
いずれにせよ自然の力が、どちらの種も、それぞれの場所にふわりと着地させた訳で、
一つ一つの命を育んでいる生命力というエネルギーは本当にすごいなと思います。


大根のお花も満開。


こちらは白菜の菜の花。


種蒔きカレンダーは、雨続きのために、こういう時は厳守不可能です。
今日は、根菜も葉物も、カレンダー無視で、種を蒔いて蒔いて蒔きまくった一日でした。
ジャガイモも無事に植え終わりました。
苗の定植も、一部始まり、遅れ気味の田んぼの整備も・・・今日は良く働きました。



4/01/2015

麦がぐんぐん伸びています

先日のブログで、4月1日2日が根菜の御世話の日と書いてしまったのですが、
ごめんなさい!!

果菜類の日でした。
 4月2日の午後からは葉物の御世話に適するようです。

根菜(根のもの)は4月3日から、6日の14:00くらいまでが適期のようです。
うっかりミスで、間違った情報をお伝えしてしまってすみません。
(たまに、耕作に適さない休耕時間というのがあります。
 4日の9時から夜まではその休耕時間にあたるようです。)

まあ、この種蒔きカレンダーは個人的には、可能な限りそれに合わせて・・・
というくらいがちょうど合っています。
あまり厳格にカレンダー通りにしようとすると、かえって進捗がおかしくなったりしますので。

何事も過ぎたるは及ばざるが如し

で、ほどほどという良い加減をいつも意識したいものですね。
(もちろん、厳守すべき部分はあるのですが。)


 さて。
小麦畑の麦は、日ごとにぐんぐんと伸びています。
目を見張るほどの成長ぶりです。

田んぼの畦塗りの準備を進めながら、小麦畑を見回るのが楽しみな季節です。