9/05/2011

マハトマ・ガンジー

畑とはあまり関係ないかもしれませんが、この週末、DVDを借りて
“マハトマ・ガンジー”という映画を観ました。

名前やインドで非暴力の独立運動をした偉大な人物というのは知っていましたが、ガンジーについて全くと言っていいほど詳しくは知りませんでした・・・恥ずかしながら・・・。

しかし、想像以上に素晴らしい存在で、本当に感動しました。

私はこれまで「非暴力」というと、「何をされても抵抗しない」という行動のことだと思っていました。
やられたらやられっぱなし、奴隷のようになすがまま、というのがイメージだったのです。

マハトマ・ガンジーという偉大な存在は、”受け身的抵抗”ではなく、”暴力では抵抗しない。しかし、真実の力、私の信じる心のすべてをかけて抵抗する。私の心は苦しみを喜んで受け入れるし、自らを危険にさらすことも、牢獄に行くことも構わない。ただ、不正を受け入れることだけは決してしない”と言い、深く強く、そして気高い行動を一貫して自ら実践し、それは周囲のインドの人たちに強さと意思を与え、変えていったのです!!

暴徒と化した市民が、支配者だったイギリス人を傷つけると、みんながそれをやめるまで、ガンジーはなんと断食して祈り続けたのです。映画の中では「、また!?」というくらいイギリス側から投獄され、裁判にかけられ(罪はおかしておらず、大英帝国が定めた理不尽な法律の違反をしただけ・・・例えば塩を一切作ってはいけないとされていたけど、昔のインドの塩田から塩を拾うとか。つまり自給自足で自立されてしまうと支配し、コントロールできなくなるので、塩でインド国民を支配していたのです。)、それでも淡々としかし強くしなやかに生きたガンジーの姿に、目はうるうるでした。

「アクエリアン革命」という本の中でもガンジーについて触れられていますが、そこにはこう書かれています。

“サティヤグラハ(ガンジーが自らの革命を読んだ言葉)は自由や自己の尊厳を妥協せずに真摯に追い求めようとする人々の手段である。ガンジーがいつも言うように、サティヤグラハは強き者の武器である。なぜならそれは強靭な自制心と相手を許す愛が必要だからである。”


ちょっとこの映画、長いのですが、秋の夜長にぜひご覧になってみてください。
レンタルしてますよ。
(機会があればアクエリアン革命も・・・絶版ですが、アマゾンでたまに古本が出ます。
 今私たちが置かれている歴史上の大きなターニングポイントについて書かれた本です。)