12/30/2015

2015年、心からの感謝を申し上げます。

いよいよ明日は大晦日。
今日は、神棚の大掃除をし、年神さまをお迎えするための松を飾りました。

榊も新しくし、紅白の水引で飾った松を、神棚にも・・・
初詣で、神宮大麻はじめお札をいただいて神棚にお供えします。


ちなみに、この辺りの地域では、九と苦をかけて、苦餅となるのを忌み嫌い、
餅つきや松飾は29日を避ける方が多いのだそうです。

我が家も地域の風習に習い、29日を避けて、松飾をしました。


おせち料理や門松など、ともすれば手間暇を惜しんで、ついないがしろにしてしまうことも
ありましたが、お米を作るようになってからは、神棚をお祀りすることや、
季節季節の行事もまた一段と大切に感じられるようになりました。

明日は、ささやかですがおせち料理を作ります。
おせち作りベテランの大先輩のお宅で、今年もおせち料理見習い、頑張ってまいります!


皆さまにとって、平成27年はどんな一年だったでしょうか?

私たちは、今年も田畑でのハプニングはもちろんありましたが、
何より、天候不順の中、作物たちが本当に頑張ってくれて、
無事に多くの稔りを頂くことが出来たということ、そして、
彦星ファームを暖かく応援いただきました皆様に、感謝でいっぱいです。

本当にありがとうございました。

今年は、特に、天候不順によって不安になりかけたことが多々ありました。
残念なことに多くの地域で、不作だったというようなニュースも耳にしました。

水にもお日様にも恵まれることが当たり前では決してないこと、
米がとれて当たり前、もっと言えば食べ物があって当たり前ではないのだということ・・・
感謝を忘れてしまいがちな、天の恵みと自然の恵みにもう一度深く深く感謝せよと
日本の八百万の神様から戒められているように感じた一年でもありました。

来年もまたお天道様にお任せしながら、日々の大きな自然の恵みに感謝し、
天に身をゆだねて毎日のしごとに精を出したいと思います。

皆様にとりましても、新年が稔り多き素晴らしい一年となりますことを
心よりお祈りいたしております。

一年間、本当にありがとうございました。
良いお年を・・・・

12/16/2015

寒さよありがとう!?保存食作りシーズン

今年は山梨県でも秋から初冬にかけて異常に暖かかったために、
干し柿の名高い産地のプロの方々をもってしてもうまく作れなかった事例が続出したと
伺いました。

我が家では、約一名、干し柿イノチ!!!という干し柿大好き人間がおりまして、
時期になると夜な夜な干し柿作りにいそしみ、物干し竿のほとんどのスペースが
干し柿に占拠されることになるのですが、残念なことに、
夜中にせっせと皮を剥いて干した柿たちの半分以上にカビが発生し、
処分する有様になってしまいました。

残念!!!

有難いことに、この悪条件の中持ちこたえてくれた
現在まだお日様に干している干し柿↑


私も寒いよりは暖かい方が好きですが、やはり冬の寒さと乾燥の恩恵というものもあり、
そのすべてを完全受容したうえで、抵抗せず、寒さを活かし、むしろその特性を活用して
保存食を作って暮らしてきたご先祖様たちへの尊敬と敬意を抱かずにいられません。

そして日本に伝わる、豊か&無理・無駄がない&賢い暮らし方に
感心せずにはいられない今日この頃です。

さて。

この季節はこの寒さと乾燥を活かして、切干大根やお漬物を作る時期です!
冬の野菜が少なくなる時期も切干大根とお漬物、それにお米とお味噌があればバッチリ♪
日本の伝統食はシンプルですが、その季節その季節で自然が与えてくれるものを
順番に頂いていくという四季に恵まれた場所故の本当の贅沢です。





ほんのわずかなスペースでも、切干大根は誰にでも作れますよ!!
切って、お日様に干すだけです♪

また、スペースがないから漬物まではなかなか作れないな・・・と諦めることなかれ!
昨年まで、私もずいぶん苦労しましたが、今は小さな容器での高菜漬けとたくあん漬けに
挑戦しています。
冷蔵庫でできる「ぬか床」もありますし、工夫次第で、賃貸住宅でも小さな台所でも、
お漬物のある毎日は実現します。

美味しい海塩で付けた漬物は、ニッポンの気候風土と日本人の身体に欠かせない元氣の元!
発酵の力も加わって 漬物はもう本当に私達日本人にとってのスーパーフードの一つだと
体感しています。

なかなかホンモノの漬物がないので、自作するしかない現状ではありますが、
これもチャンスと考え、家族みんなの体に、発酵パワーが満ち満ちる様を思い浮かべつつ、
ワクワクしながらお漬物を漬けていきたいなと思います。


人種が違えば、体の構造も違うのは当たり前。
色々とやってみましたが、海外発の栄養成分重視の栄養学に基づいた食事の仕方よりも、
私には、先人たちの知恵と経験の結晶に裏付けされた、伝統的な和食が合っているようです。

お米と雑穀、お味噌汁、漬物、いわゆる一汁一菜、一汁三菜がベースです。
甘味はお米と麹で発酵させた、これまた伝統食の一つ、甘酒オンリー。
我が家には砂糖や甘味料が甘酒以外に無い状態が結構続いています。

しかし、食べ物に対してなんの欠乏感もなく、我慢もない、心底満ち足りている毎日です。
一切の我慢無し!!!
もともと夫婦そろって食いしん坊、美味しいものに目がありません。
(その食いしん坊パワーが、日々の農作業へと私たちをいざないます・・・
 ありがとう、私の食欲。)

その満ち足り感の元になっているものの一つが漬物だと体感しています。
もう、漬物、最高!!

漬物については、何冊か参考にしてきましたが、一冊選ぶとするとコチラの本。


保管場所がなく、台所が小さい現代の住宅事情であっても、冷蔵庫に入るような
ホーローの角容器でできる本格たくあんの作り方など、無理なく出来る漬物づくりに
とても参考になります。

この時期は切干大根やお漬物を仕込みながら、「寒いけれど寒さよありがとう!」と
寒さも楽しんでみてはいかがでしょうか?

冬には冬ならではの、特別な楽しみ方があるものですね♪

12/15/2015

玄米餅ともち米

いよいよ12月も中ほどになり、年越しに向けてあわただしくなってきますね。
ブログでのお知らせが遅くなってしまいましたが、
今年も年末年始に合わせて、自然栽培のもち米・玄米餅を販売しております。

加工費が値上がりした関係で、玄米餅の販売価格が昨年と変わっておりますが
どうぞご理解、ご容赦頂ければ幸いです。

 今回加工分は、お正月に合わせて、平成28年1月10日までの賞味期限です。

★彦星ファームの玄米餅 六枚切り→690円
★彦星ファームの玄米餅 八枚切り→880円

直売の他、山梨県内では、JA農産物直売所よってけし韮崎店・響きが丘店 にて店頭販売中。
東京都内では江古田の自然食品店「味穂」さんにてお取扱いいただいています。

hikoboshi★hikoboshifarm.com(★→@に変えて送信してください)
Facebookのメッセージからもご注文頂けます。

もち米は直売のみとなっております。
お正月にお餅を搗く方、おこわなどに使われる方は、こちらをお求めください。
ご希望の方は、こちらも残りがわずかとなっておりますので、
お早めにご連絡下さいませ。

 ★自然栽培・手植え天日干しの”もち米”
   白米 一キロ900円
   玄米 一キロ880円 

 ※別途送料が発生します。
  山梨県内の方は、可能な限り直接お渡ししたいと考えております。
  どうぞお気軽にご相談下さい。

もち米は、イセヒカリと同じく、水苗代に種もみを降ろして育苗し、
一本ずつ手で引き、手植えしました。
稲刈りはバインダーで刈り取り、天日干ししました。

農薬・除草剤、化学肥料や有機肥料等の肥料も一切使用していません。
また、今年より、地域に長いこと伝わってきた「もち米」の種籾を受け継ぐことができました。
いつも若輩者の私たちを暖かく見守り、多くの知恵を下さっている80代の百姓大先輩の
おじいちゃまから、大切な種もみをお譲りいただきました。

少々育てるのに苦心する品種とのことで、機械を使うのに向かないこともあり、
皆さん作るのをやめてしまっているのだそうですが、
とても美味しいので、そこのお家では今でも毎年育てていらっしゃったそうです。

初年度で種籾が限られていましたので、今年はあまり量がありません。
来年以降も、この種を大切に育てていきたいと思っております。

(実は私たちの田んぼでも、稲刈りの時にバインダーがこのもち米に対応できず、
 殆ど全て手刈になってしまいました。く、苦労しました(泣)
 
 来年は田植えのタイミングなど、また工夫を重ねてみたいと思っています。
 少々の苦労があっても、美味しい~~♪という感動には代えられません!!!
 →・・・食いしん坊、ここに極まれりですね・・・w_w トホホ。)


12/04/2015

平成27年度(2015年)収穫のお米 完売御礼

いよいよ冬らしくなってきました。
富士山、そして八ヶ岳や鳳凰三山も雪化粧・・・
冷え込みは厳しくなりますが、冬野菜が一段と美味しい季節でもあります。

さて。
今年の秋収穫のお米、イセヒカリが完売いたしました。
 ご縁を頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

また、玄米餅につきましては、間もなく販売を開始いたします。
年越しに向けて、また来る新年のお正月にお召し上がりいただけるよう、
一月中旬までの賞味期限となるように販売を予定しております。

今しばらくお待ちくださいませ。
ご予約は本日より、随時受付いたします。

Eメール:info★hikoboshifarm.com(★を@に変えて送信してください。)
もしくは彦星ファームFacebookからでもご予約いただけます。