6/27/2014

稲の様子

今日は私たちのお世話させていただいている田んぼのうち、まだ田植えを待っている最後のエリアの代掻きをしました。





いよいよ田植えも最終段階に入りました。
この場所の田植えで今年の御田植えも完了します。
あと一息です!!


6月上旬に田植えをした田んぼでは、ここ数日で苗の分けつが始まりました。
こちらは今年初めてお田植えを体験された方々の田んぼ。
順調に分けつが始まっています。


このようにして一本植えの苗が分けつしていきます。

初めは頼りなく見える一本植えの稲ですが、しっかりと根を張り、これからどんどんとたくましく株が大きくなっていきます。

田植えの後は草取りがスタート。
畔の草もすごい勢いで成長するので、畔の草刈りも続きます。
風通し良く、稲たちが気持ちよく過ごしてくれるように、畔の草刈りは二週間に一度のペースで行います。



6/22/2014

小麦の刈取り

トラクターの救出や田植えの合間に無事、小麦の刈取りが終わりました。
途中、夕立があったりして、半分の脱穀がまだ終わりませんが、晴れ間を見て、脱穀したいと思います。

バインダーで刈りとり中




 刈り取った麦の束は、脱穀のための機械:ハーベスターにかけて玄麦にします。

 小麦は大麦と違って、籾摺りをしなくても簡単に玄麦になります。
作業中に落ちた落穂をうっかり踏んでしまうと、玄麦が畑に散らばってしまいますが、どこで見ているのか、色々な鳥たちが集まってきて食べていました。

ちょっともったいないかもしれませんが、鳥たちにもお裾分けということで・・・

さて。
田畑とは全く関係ありませんが、 このトラクター救出劇の合間に、自宅のベランダで蛹になった揚羽蝶が巣立っていきました。




二つあった蛹の内片方のアゲハは、殻から出てきてすぐに落っこちてしまい、慌てて救出した手の上で羽を広げていきました。

感動的。

朝日を浴びて、少しずつ羽を乾かしています。
 がんばれ~



揚羽蝶は無事に空へと旅立っていきました。


田んぼでトラクターを救出している時に、どこからともなく、揚羽蝶が飛んできて近くに止まり、周りをひらひらと舞っていて、同じアゲハチョウではないにしても、この朝のことが思い出されて、 元気をもらったということがありました。

子供の頃に見て以来、青虫から蛹に、そして蝶々になって羽ばたくという生命(いのち)のドラマを間近で見ることができたことはとても幸運でした。

私たちもこの蝶のように、青虫から蛹に、そして蝶々になるように変化を恐れず、今を楽しんで生きたいものですね!

6/20/2014

で、出ました~~~(泣)

皆様、本当にありがとうございます。
本日、トラクターが無事、出ました!!!(泣)
泥沼脱出です!!!

忙しい中、4tユニックで駆けつけて下さったSさん、そして、トラクターがハマって以来、暖かいお声掛けや励ましをいただきました皆様に、心より感謝申し上げます。

 出た~!!!



それにしても、いざ引き上げてみると、穴の深みの大きさに唖然↓


以下、どんな様子だったのかご報告です。

一度目はユニックでトラクターの頭の方をワイヤーでつないでユニックで引いてみましたがびくともせず。
二度目はお尻の方からユニックで引こうとトライしましたが、 棚田ということで他の方の田んぼにワイヤーが触れてしまうので途中で断念。

(ここで、前回「無理だね」と断言していたオジサマが田んぼにやってきて、「ほ~ら、ダメだったでしょ。今日のもそんなんじゃ無理無理。」とダメ押しのちょっと意地悪な一言!この後、トラクターが無事に出るや否や、彼は急いで去ってゆきました・・・どうやら気まずかったようです。でもおじ様のお蔭で、最後までやる気を失わずにすみました。感謝です。)

ああ~もしかしてこんなに大きな4tトラックをもってしてもダメなのか!?
内心絶望感が漂う中、Sさんの力強い「絶対出しましょう!」というお言葉で、気を新たに入れ直し、最後にユニックではなくトラックとワイヤーで直接つないでバックで引っ張ることになりました。
30mのワイヤーを二本つなげました。
時間的にも最後のチャンスです。

すると、何とここ一週間何をしても無反応だったトラクターがわずかに動いたではありませんか~。
観察すると、どうやら前輪周りの泥に邪魔されて、出るに出られない様子。
トラクターの運転席にいた夫と二人、興奮状態で、気が狂ったように前輪周りの泥を鍬でかき出してから更に引っぱっていただいて、ノロノロと泥の深みから脱出!!

・・・あまりの嬉しさと、あまりにも有難くて思わず涙がポロリ・・・
 みなさまのお蔭です!!本当にありがとうございました。

(必死すぎて、途中の写真が無くてすみません。)

明日から、またお田植えもがんばります!!

6/17/2014

まだ出ません・・・(泣)

皆様、トラクターがはまって一週間が経過しました。
フェイスブック等からも暖かい応援と励ましを本当にありがとうございます。

いただくメッセージに、思わず涙ぐみながら泥まみれで救出にあたった日々でしたが、今日までに思いつく限り、またアドバイスいただいた全ての方法、そして可能な手段はすべて試しつくしました。

しかし、まだ出ていません。とほほ。

・砂を入れる
・下に板を置いてジャッキで車体を浮かす
・ロープを一か所に固定し、タイヤに巻きつけて動かす
・タイヤに棒を固定して出る
 (前回はこれで10cmくらいずつ3日かかって前進、最後は何とか道路にある軽トラにつなげて
  脱出しました。)

などなど、やれることはすべてやり尽くしました。

あとは、かなり距離はありますが、道路から引っ張るという最後の手段を今週末に試します。

理想通りに今日明日には脱出は難しくなりましたが、これも必然(のはず)。

今日は、残りの田んぼに水を張るために、火事場の馬鹿力というのか、トラクターで耕耘するはずだった田んぼ二枚分を鍬でガシガシ耕して、草を取り、溝を掘り終えました。

これでどうにか田んぼに水を引くことができ、トラクターが10日以内に出ればいいという具合になりました。
あと数日、トラクターはまた視界から一旦はずして、手作業でできるところはどんどん進めていきたいと思います。


そんなわけで収穫作業がトラクター救出でのびのびになってしまい、地粉(小麦粉)をお待たせしていますが、明日明後日にかけて無事収穫することになりました。
お待ちくださっている皆様には本当にご迷惑をお掛けして申し訳ありません。


今回は、様々な方の暖かい励ましで、途中絶望することもなく、諦めることもなく、やれるだけのことを精いっぱいやってくることが出来、本当にありがたかったです。
まだ「脱出した!!!」という結果は出ていませんが、 その瞬間が来ることを信じ、もうひと踏ん張りします!!

ヘンププロテイン入りのお味噌汁を毎日いただいて元気いっぱい!がんばります!!!!





6/16/2014

トラクターはまり中

小麦畑は梅雨入りしたあの雨の後の晴れ間で、すっかり熟して乾燥してきました。
一粒噛んで、音と感触を確かめると、 今日明日には刈取りが出来そうな具合です。

すっかり色づきました!!

しかし・・・・

先週、田んぼにハマってしまったトラクターがまだ救出できていません。
急ぎの田植えがあったために、いったん水を田んぼから抜き、先週はそのトラクターを視界に入れないようにしながら、田植えを進めていました。

(貴重な週末に暑い中をお手伝いいただきました皆様、また暖かい差し入れ等をいただきました皆様、本当に本当にありがとうございました。感謝でいっぱいです!!)

頼もしいお手伝いの皆様がいらっしゃった土曜日には、田植えの後、やっと救出に着手できました。
ですが、土曜日の段階ではまったく動かず。


ご存知の方もいらっしゃる通り、トラクターをスタックさせたのはこれが二度目です・・・。
前回は、最後は道路からワイヤーで引ける場所まで移動させて、軽トラックで引いて脱出しましたが、今回の田んぼは道路から遠く、角度も悪くて軽トラックで引くことができません。

二人でちょっとションボリモードで田んぼに到着すると、お近くの田んぼの方(仮にAさん)が声をかけてきました。
Aさん:「トラクター、大変だね。」
夫:「はい。でも何とかなるかなーと思ってます。」
Aさん「無理だね。」
夫:「・・・。」

よくもまあこんな時に、困りきっている人に向かって「無理だね」などと戦意喪失させるような心無いことが言えたものだと思いながら、ふと隣を見ると、負けず嫌いの夫のスイッチが入り、メラメラと瞳が燃えています。

「絶対出してやるよ!!!!」と燃える夫。
これぞ天の采配。
かみさまは何もかも良くご存知ですね。
Aさんに心より感謝です。
こんな時には怒りのエネルギーも、泥を取り出す時の原動力になります。

作業の状況は以下の通りです。

①鍬とスコップを使い、トラクター周りの泥をなるべく排除する。
 (粘土質なため土の粘度が高く、適度に水が必要となり、少々水を入れて作業しました。)
 泥はかなり重く、重労働です。
  

②鍬などでは取りきれない細部の泥を落とす。
(タイヤ周り、腹の部分、PTO:ロータリー部分にベッタリドップリ詰まってます。)

足場が悪すぎて、効率が悪いため、棒を置いて上に乗って作業中。
すでに泥だらけ・・・

だんだん感覚がマヒし、足場に乗ることも忘れ、
iphoneで音楽を流し熱唱しながら、ひたすら手で泥を取り出すこと数時間。
更に全身泥だらけ・・・
ここでPTO:ロータリーの回転が復活!!

 最後の難関、後輪部分に詰まっている泥を取り出し中。
もうすっかり夕暮れ。
田んぼに住んでいる鴨の親子も帰宅してきました。
しかし、先ほどの「無理だね」発言によってエネルギー爆発中の夫は
黙々と泥を取り出し続けます。
 
この後、自分も一緒になって手で泥をかき出したため、撮影は不可となりましたが、
エンジンをかけて試しに動かしてみると、何と、ようやく四本全ての車輪が動くことを確認しました!!

暗くなってしまって作業が続けられなくなったためこの日の作業はここまで。
次は、タイヤの周りに砂を入れる作戦、タイヤに棒をくっつけて脱出するという、良く行われる手段を試します。

小麦の刈取りに、残っている7枚の田んぼの田植え準備・・・
焦りを感じることもありますが、まずはトラクター救出に全力を注ぎたいと思います。

脱出した折には、ご報告させていただきます。

6/10/2014

お米は完売しました!

お蔭様でお米が完売致しました。本当にありがとうございました。
今年のお米は、順調にいけば10月頃に収穫予定です!

6/03/2014

小麦の収穫が間近です。

明日からいよいよ田植えがスタートです。
田植え用の糸を点検したり、苗代の苗を最終確認しました。 

田植えの時期にいつも重なるのが小麦の収穫です。
この数日であっという間に金色に色づいた小麦。






ほんの数日前にはこんな具合でしたので、あっという間の変身ですね!

昔は・・・と言っても戦後しばらくは、みなさん田んぼで小麦を育てていたので、小麦の刈取りを終えてから、田植えの準備をしたそうです。

田植えと小麦の収穫が同時になるので、頭がグルグルしてきますが、一つ一つ丁寧に作物と向き合っていけたらと思います。
地粉を楽しみにして下さっている皆様、お待たせしていてすみません。
今週中に、天気と相談して刈取りになりそうです。

天日乾燥した後で、製粉しますので、あと少し、お待ちくださいね。

いつもお世話になっている精米所の若旦那(テキパキとした動作に加え、お米をサッと点検する時の具合が何ともプロフェッショナルな素敵な日本男児です!!)がおっしゃるには、あちこちの様々なお米を扱っている中で、良いお米を育てるために、一つは田植えの時期を6月中~下旬にすることがポイントなのではないかとのことです。

あまり早く田植えをすると、出穂の時期も早まり、秋になっていよいよ気温が下がり始めると稲の実りがしっかりと充実するのだそうですが、まだまだ暑い最中にそのタイミングが来ると、一見すると普通のお米に見えても、精米していくと質が悪かったり、本来の美味しさがなかったりするのだそうです。

精米していると、そういう違いが見えてくるのだとか。

育てている私たちは自分のお米のことしか詳しく知る機会がありませんが、精米所さんの方はたくさんのお米と接しておられるので、いつも参考になる情報を聞かせてくださって、伺うのが楽しみです。

おまけに、お米を見ると、育てている方の性格がそのまま出ているのだとか・・・
ずぼらな人はずぼらな、几帳面な人が育てたお米はそういう具合に仕上がるそうですよ。
ちょっと怖いですよね。隠し事はできないということですねぇ。
せっかくなので、いつも楽しく田んぼのお世話ができていれば、お米もそういう雰囲気に育ってくれるのかなと思い、今年は昨年まで以上に楽しく田んぼに通いたいなと思っています。



【おまけ】
JR韮崎駅前にある「ニコリ」という場所の一階に、韮崎市観光案内所の韮崎市お土産販売コーナーがあります。6月1日より、彦星ファームの玄米ポンセンが棚に並ぶことになりました。
機会がありましたら、お立ち寄りくださいませ。




6/01/2014

御田植間近!

昨日今日と、関東では気温が上がり、日中は田んぼにいるとまだ良いのですが、畑はとっても暑いので、驚いています。
まだ6月に入ったばかり、梅雨もこれからというのに、真夏のような気温ですね。


6月に入り、あと数日でいよいよお田植えが始まります。

田植え開始に合わせて、この6月第一週に田植えをする田んぼは、今日、本代掻きを行いました。
この地域では代掻きの後、土が落ち着くのに3日ほどかかるので、田植えの日から逆算して本代掻きをしていきます。
ファームの田んぼは全て手植えなので、田植えに何日もかかります。
田植えが終わるのは6月末になります。

水苗代の苗も、無事成長してくれて、田植えを待っています。
葉っぱの数を数えると、5枚から5.5枚になっていました。



ちょうど5.5葉の頃が、ヒトでいうと高校生くらいの意識に成長している頃なのだそうです。
このくらいまで大きくなっていれば、お田植えをして田んぼに一人立ちしても、その年の気候を自分で読んで、出穂のタイミングも稲たちの方で見極めてくれるそうです。
元気いっぱいの苗を育てることは本当に大切ですね。
(育苗中も農薬化学肥料を使わず、しっかりした元気な意識の苗を育てましょう。)


 田んぼの水面に夕日が映って、綺麗です!


おまけ
ハート形の桑の実を見つけました~♪

山梨で良く育てられている甲州小梅も、出荷の最盛期になりました。
南幸梅や白須賀などの中梅はもう少し先です。
この時期、田んぼに畑に、梅のジュースづくりや梅干しづくりと重なって、本当に猫の手も借りたいような毎日です。
でも、夏の農作業には、梅の恵みは欠かせません。
元気に楽しく田畑に立てているのも、毎日いただく梅干しが一役買ってくれていると思います。
今年も梅の酵素ジュースと、昔ながらのしっかり塩を使った梅干しをたくさん作ろうと思います。

みなさんも、是非、梅干しを作りませんか?
土用干しをしないタイプの梅漬けもとっても美味しいですよ!