8/31/2014

アマランサス

雑穀畑のアマランサス。
本当に鮮やかな色です!!
間もなく収穫になりそうです。
色の変化を毎日観察中。
花の色がもう少しあせてきたら、収穫です。









アマランサスは、紀元前5000年から3000年には南アメリカ、アンデスの山岳地帯で栽培されていたという雑穀です。
なんと、17世紀にスペインがこの地域一帯を征服したときに、宗教上の理由で栽培を禁止!
(なぜ!?)
ヨーロッパには持ち込まれませんでしたが、衰退しながらも細々と作り継がれて、19世紀にアジア(インドやネパール)に伝播。
日本には江戸時代に伝来したそうです。

アマランサスには、米・小麦に不足している必須アミノ酸のうちリジンが特に豊富で、タンパク質や脂質、ミネラル、食物繊維も雑穀の中で群を抜いて多く含まれており、ぷちぷちとした食感はタラコにそっくりなので、つぶつぶ雑穀料理のレシピでは、タラコ風に使われたりしてとっても美味しい雑穀の一つです。

シコクビエと同様、アレルゲンを持たないため、アレルゲン穀物の代替食としても貴重な作物です。

(出典:郷田和夫さんの「育てて楽しむ雑穀」から)


8/27/2014

稲の花が咲いています。

ここ数日で、お米の穂がどんどんとあらわれ、小さな白いお花がつきました。
今日はそよそよとやさしい風が吹き、稲穂も気持ちよさそうに揺れていました。
無事に受粉してくれたことと思います。




今年もどっしり逞しい稲の株に成長してくれました。




穂が出てからは田には入れません。
(根っこを傷つけてしまうと、出穂の後はリカバリーが難しいといわれているため。)
毎日の声かけと、見回り、そして畦の草刈がこれからの田んぼの主なしごとです。

ファームの田んぼでは、これまで台風や強風、大雨でもほぼ株が倒れたことはありません。
昨年の台風の降り、数本だけ傾いてしまったものがありましたが、株の大きさももちろん、
根っこがしっかりと張ってくれているおかげだと思います。

受粉した稲の実はこれから少しずつ熟していきます。

8/23/2014

玄米ぽんせんクリームの作り方

おかげさまで好評をいただいております、玄米ぽんせん。
いつも楽しんでくださっている皆様、本当にありがとうございます!!



さて。
この玄米ぽんせんを使って、100%植物性の美味しいクリームができます。

今日はそのレシピをご紹介します。
新しい玄米ポンセンの楽しみ方、是非お試しください!

・・・・・・・・【ポンセンクリーム 作り方】・・・・・・・・・

材料:(出来上がり約500g分)
    ①ポンセンの粉(玄米ポンセンをフードプロセッサーで細かく砕いたもの)400g
       ※だいたい2.5枚分
    ②菜種サラダ油200ml
    ③豆乳300ml
    ④自然塩小さじ1/5
       ※彦星ファームの玄米ポンセンは、大分県なずなの塩という美味しい自然塩で
       味付けしており、比較的しっかりとした塩味がついています。
       塩の分量は、ポンセンの塩味と相談して、お好みで調節してください。

作り方
 ①フードプロセッサーにナタネサラダ油、豆乳を入れ、約5分間撹拌する。
 ②1にポンセンの粉、自然塩を加え、なめらかなクリーム状になるまで再び撹拌する。


出来上がったポンセンクリームに、いろいろな食材を合わせるとバリエーション豊かなクリームが生まれます。

★【甘酒】お米と麹で発酵させて作った日本の伝統食、甘酒と組み合わせるときは、
      ポンセンクリーム100gにマッシュした甘酒25gを加えてよく混ぜる。

★【りんご】ポンセンクリーム100gにリンゴジュース大さじ4を加えて良く混ぜる。

★【チョコレート風味】ポンセンクリーム100gにマッシュした甘酒50g、そして、
             黒糖酒かラム酒適量とキャロブ粉大さじ1を加えて良く混ぜる。

           <大谷ゆみこさんの「つぶつぶ雑穀ミラクルスイーツ」より出典>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

始めて作ったときは、体に重くない美味しさに、そしてとっても手軽で簡単にできることに、とっても感動しました。抹茶風味なども美味♪

地粉とお塩だけでもっちり焼き上げたパンケーキにたっぷり載せて頂いたり、ポンセンクリームにザクザクと切ったリンゴを加えて混ぜたり、本当にいろいろと楽しめます。

お米の可能性は本当に無限大∞だなと思う、作る度に穀物という存在に感謝の気持ちでいっぱいになる大好きなクリームです!!!

玄米ぽんせん、スィーツ作りにも是非ご活用くださいませ!!!



※現在、山梨県内の4か所で店頭販売している他は、直売での販売となります。
 
こちらは、そのうちの一つ、JR韮崎駅前のニコリ1Fにある観光協会さんの様子です。
  お土産にもご好評いただいています。8枚入りです。
  忙しい時の軽食代わりに食べてくださっているリピーターさんもいらっしゃいます。
 

8/11/2014

甲州もろこし




これは甲州もろこしと言って、スィートコーンと違って、日本に昔からある種類のトウモロコシです。
このくらいの熟し具合であれば、そのまま焼いてお醤油をつけて頂きます。
もちもちした食感でかなり噛み応えもあります。
甘くてフルーツみたいなアメリカ生まれのスィートコーンとは別ものです。
あれはあれば美味しいですけど、いわゆるモチトウモロコシの一種で、これは「穀物」という感じがします。

もう少し熟したものは軒先で乾燥させ、粉にひいて、トウモロコシ粉として活用されてきました。
20~30年ほど前までは、田舎のおうちに行くと、軒先にこのモロコシがたくさん吊り下げられていたのを、記憶しています。

トウモロコシ粉のおやきなど、香ばしくて美味しいおやつや、稲作が十分に出来なかったり、稲が不作だった時などには、雑穀と並んで日本人の食を支えてきた植物の一つです。

古いお百姓さんのおうちによっては、新米は、秋の暮れに収穫を祝って頂いたあとは、一年間は手を付けず、その一年前のお米を基本的に頂くようにという言い伝えがある地域もあるそうです。

万が一、その年の水稲が不作であっても、飢饉にならずに済むということです。
また、必ず、干ばつや悪天候にも強いヒエなどの雑穀を育てるようにしていて、水稲が不作であっても大丈夫なように備えていたようです。

雑穀というと、ご飯に混ぜて炊くタイプの5穀米などをイメージされる方も多いと思いますが、大谷ゆみこさんという方が、雑穀たちを、「つぶつぶ」という愛称で呼ばれていて、本当においしいレシピをたくさん紹介していらっしゃいます。

おかずにも、おやつにもなる「つぶつぶ雑穀」レシピ、どうぞお試しになってみてくださいね!
美味しいです♪

こんがり焼いて・・・お醤油が良く会います。
深い味わいです♪


さて。
昨日はエクストラ・スーパームーンということで、お月見を楽しみにしていましたが、台風と重なり、月を楽しむお天気ではなかった地域が多かったかもしれませんね。

一度はあきらめて休んだのですが、珍しく真夜中に目が覚め、蚊帳を出て外を見ると、月明かりがほんのり・・・






もしかしたら一瞬でも晴れ間がのぞくかもしれないと思い、少しすると・・・




ほんのわずかな時間ではありましたが、お月様を見ることができました。
皆さんのお住いの場所ではいかがでしたか?
強力な浄化パワーのあるといわれる満月。
体の内側から綺麗に!と思って、浄化力で定評のあるマコモ茶を飲んで過ごしました。

8/06/2014

たくましい雑穀たち その2




愛しいモチアワの穂たち。


少しずつ色が変わり始めています。


モチキビも出穂しはじめ、雑穀畑はすっかり賑やかになってきました。



こちらはアマランサス。
この何とも言えない赤紫色が目を引きます。



一粒の種から、何万粒にも増えていく雑穀たち。
お米もそうですが、穀物の力強いエネルギーを肌で感じる季節です。

8/05/2014

ゴボウの種

明日8月6日をもって、今年の夏の土用も最終日。
7日以降は土を動かしても大丈夫ということで、秋冬野菜の準備や、
小麦畑の秋の種蒔きのためにトラクターをかけるなどの作業が始まります。

畑では、ゴボウの花が種を結び始めました。







これがゴボウの花。初めて見た時にはびっくりしました。
(このトゲトゲの部分は衣類にくっつきます・・・ )




実を結び種ができて、茶色くなります。このトゲトゲも衣類にくっつきます。


一番大きいゴボウはちょっとした低木のように、2m近くまで伸びました。

ちなみに、〝土用の丑の日"といえば、鰻ですが、ご存じの通りウナギは絶滅危惧種です。
(日本人が食べ過ぎるせいです・・・)
まだ、鰻が絶滅危惧種だということをご存じなかった方は、ぜひ、グリーンピースの
こちらの動画をご覧ください↓。全部で7分のとても良くまとまっている動画です。

ウナギが絶滅危惧種? 知ってるようで知らなかったウナギの話 - Eel Deal - (本編)

 

この時期の体ケアには、旬の夏野菜と、お米と麹から作る甘酒、そしてぬか漬けが一番ですよ!!

 



8/04/2014

小麦の製粉に至るまで・・・

今年は梅雨も長引き、小麦の天日干しを終えるのに長くかかってしまいましたが、
先日、無事に天日乾燥が終わり、製粉所さんに出してあります。

今週末から順次、ご予約いただいてる皆様にお届けできるようになると思います。
お待たせしてしまってすみませんでした。





脱穀までが完了している小麦ですが、茎の一部などが混ざっている状態です。
このままでは製粉できませんので、唐箕(とうみ)にかけて風選します。


こちらが唐箕という機械です。

機械といっても、人力。
(電動の唐箕や、エンジンで回すタイプも、もちろんありますが、これは人力です・・・)
扇風機のように羽根の部分を回して風を送るため、延々とハンドルを回し続けます。
次の日は大変立派な「筋肉痛」になるタイプの作業です。


唐箕をかけ終わると、紛れ込んだ茎の切れ端なども綺麗に吹き飛び、玄麦だけになります。
この玄麦を、お天気の条件にもよりますが、大体2日程度、お日様に干します。
暑い夏の日差しの中で、天地返しをしたり、鳥たちに食べつくされないよう番をしたり・・・
ちょっと大変ですが、やはりお日様の力で乾燥させると味もぐっと良くなると思います。
手の感覚でチェックし、からりと乾いたらOK。

製粉に出すことができるようになります。

いわゆる地粉と呼ばれるこの日本の小麦は、味わいが深くて美味しいですよ♪
パンケーキにも、天ぷらにも、うどんなどの麺類にも最適です。
製粉が仕上がってくるのがとても楽しみです。