8/04/2014

小麦の製粉に至るまで・・・

今年は梅雨も長引き、小麦の天日干しを終えるのに長くかかってしまいましたが、
先日、無事に天日乾燥が終わり、製粉所さんに出してあります。

今週末から順次、ご予約いただいてる皆様にお届けできるようになると思います。
お待たせしてしまってすみませんでした。





脱穀までが完了している小麦ですが、茎の一部などが混ざっている状態です。
このままでは製粉できませんので、唐箕(とうみ)にかけて風選します。


こちらが唐箕という機械です。

機械といっても、人力。
(電動の唐箕や、エンジンで回すタイプも、もちろんありますが、これは人力です・・・)
扇風機のように羽根の部分を回して風を送るため、延々とハンドルを回し続けます。
次の日は大変立派な「筋肉痛」になるタイプの作業です。


唐箕をかけ終わると、紛れ込んだ茎の切れ端なども綺麗に吹き飛び、玄麦だけになります。
この玄麦を、お天気の条件にもよりますが、大体2日程度、お日様に干します。
暑い夏の日差しの中で、天地返しをしたり、鳥たちに食べつくされないよう番をしたり・・・
ちょっと大変ですが、やはりお日様の力で乾燥させると味もぐっと良くなると思います。
手の感覚でチェックし、からりと乾いたらOK。

製粉に出すことができるようになります。

いわゆる地粉と呼ばれるこの日本の小麦は、味わいが深くて美味しいですよ♪
パンケーキにも、天ぷらにも、うどんなどの麺類にも最適です。
製粉が仕上がってくるのがとても楽しみです。