11/29/2014

冬の初めの田んぼと麦畑

なかなかタイミングがなかった田んぼの藁を刻む作業。
やっと着手しました。

脱穀が終わったらすぐに作業したかったのですが、諸事情あってのびのびになってしまいました。

久しぶりに藁カッターの出番です。

猛烈な勢いで刃が回転して、藁などと細かく切断してくれます。
しかし、パワフルなだけに危険度も高。
機械にも話しかけたりして、無事に作業が終わるように祈りつつ・・・


 稲わらの束を入れると、一瞬で
こんな風↑に細かくなった藁が飛び出してきます。
(写真がわかりにくくてすみません。)


 刻んだ稲わらは、熊手を使って田んぼ全体に広げます。
稲わら全体が良く乾いたら、トラクターで土に漉き込みます。
これは今年の田んぼの最後の作業でもあり、来年のための準備でもあり、
地味ですが、とても大切な作業です。

今年の収穫の恵みに感謝しつつ、稲わらは大切に大切に扱っています。



一方の麦畑。
麦蒔きが終わり、ちょうど有難く雨にも恵まれ、またお日様にも恵まれ、
今年も無事に芽を出してくれました。









周りの木々や草たちは冬を迎えて葉を落としたり、枯れたりして、
どんどんと茶色っぽい風景に変わっていく中、麦畑に立つと、
鮮やかな麦の葉の緑色が心に喜びを感じさせてくれます。

これから寒さに向かうこの時期に、綺麗な緑色の葉を見せてくれる麦たちは
植物の生命力そのものを実感させてくれるような気がします。

 言葉にできない無上の喜びを感じつつ、畑に感謝しつつ、幸せな畑での時間となりました。

 日は短くなりましたが、その貴重なお日様の光をいっぱいに受けて成長中の麦たち。


今年も愛しい麦のお世話ができて、幸せです。