9/07/2014

マコモ茶 販売間近となりました。

残暑らしい残暑があるような無いような、夏の終わりを惜しむ間もなく秋になってしまったようなお天気が続いています。

田んぼの稲たちは、しっかりとした暑い夏の日差しをなかなか浴びることができなかったのですが、それでもゆっくりと逞しく成長を続けてくれています。

お米のおとなりで育てていたマコモもずいぶんと大きくなりました。

4月下旬からGWの頃にハウスで育苗した苗を購入して田植えを済ませた、別の方の田んぼでは、秋を待たずにもう稲刈りをしています!!!
田植えが早ければ、稲刈りも当然早いですね。
地域に古くからいるおじいちゃん達のお話では、昔は6月末~7月半ばくらいまでに田植えをしたそうです。
小麦(地粉)の収穫の後、水を張って田植えをしていたということもありますし、苗代で苗を作ると、どうしても6月に入らないと田植えが難しいというのもあります。

(ちなみに、いつもお世話になっている精米所の方には、なるべく遅く田植え・稲刈りをするようにと口を酸っぱくして言われています。イネの実が熟すころ、秋の朝晩の冷え込みがあるかどうかが、お米の食味に大きく影響してくるから、というのがその理由。これから田んぼを始められる方は、どうぞ焦らずに、しっかりとした元気な苗をじっくり育てて、昔の方々がその地域でしていたように、適期に入ってから田植えしましょう。)

 
稲刈りが早ければ、その分早く水を止められてしまうため、稲を植えるとかわいそうなので、今年はその上に位置していて、その方の田んぼと水を共有しているファームの田には全部マコモを植えました。


刈り採りったマコモは天日干しし、土鍋でじっくり炭火焙煎して作るモコマ茶作りが始まっています。
9月11日(木)より、甲府にある有機村さんにて、販売を開始していただく予定です。


 マコモはこの時期、概ね大人の身長よりも大きく成長しています。↓
写真だと伝わらないのですが・・・



ちなみに、マコモって、いったい何!?という方。

マコモとはこんな植物です。
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マコモZizania latifolia、真菰)はイネ科マコモ属の多年草、別名ハナガツミ
マコモ(真菰)-マコモ茸は、池・川・湖沼などの水辺に群生する植物。
日本では昔から「神が宿る草」と言われ、全国の多くの神社の御神体として使われてきた。
万葉集にも登場する。

根本の部分が肥大したものをマコモダケと言い、タケノコに似た食感と、ほのかな甘味でくせがなく、さっと茹でたり、グリル焼き、炒めもの(きんぴらなど)、天ぷら、すりおろしてから揚げにもでき、様々なお料理が楽しめるほか、新鮮なものは生食もおいしい。

マコモは、腸をきれいにする食物繊維も豊富で、日本人に不足しているカルシウム、ビタミンB群、亜鉛などの必須栄養素を豊富に含み、体内に蓄積した有害金属を排出するケイ素(珪素)、さらに活性酸素を抑制する働きのあるSODという酵素を含んでいます。

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若杉友子おばあちゃんが「野草の力をいただいて」などの各著書でも紹介されていらっしゃることから、マコモダケを使ったお料理やマコモ茶は人気が高まっています。

私も若杉おばあちゃんのマコモダケレシピ、美味しくって大好きです!
マコモダケはそろそろ収穫が始まります。
根元がぐっと太くなってきました。

また、NPO法人メダカの学校というところの中村さんという方がご自身のブログで、マコモのデトックス体験を記事に書かれています。 (リンクはこちら
若杉おばあちゃんのマコモについての説明も掲載されていて、勉強になります。

今年は、マコモの作付けがぐーーーんと大きくなりましたので、マコモダケも出荷が出来そうです。


おまけ
このマコモダケ、水の浄化力がすごい!!
本当に、すごい浄化力です!!