4/10/2014

苗代の準備

いよいよ桜も葉桜に変わってきました。
皆様、今年は桜の花を楽しまれたでしょうか?
ゆっくりお花見は出来ませんでしたが、先日、近くの桜の木の下でほっと一息。
やっぱり、桜はいいですねぇ。


さて。いよいよ田んぼの水苗代に水を入れる予定の日まで約10日となりました。
水を引く前に、田んぼの「荒起し」を行います。

その後、鍬を使って畔塗りをし、苗代に水を張ったら代かきをしてから、種籾を降ろす苗床を作ります。
種籾は、早朝の風のない時間帯に、水を張った苗代の苗床に降ろしていきます。

他の田んぼよりも一足先に、荒起しと、畔塗を行うための下準備が進んでいます。






畔の部分にはたくさんの春の草が育っています。
これから徐々に夏の草に変わってきます。
水を張った田んぼが崩れずに、水をたたえてくれるのは、草たちがしっかりと根を張り、
畔の部分を支えてくれているから。
ありがたい存在ですね。

とは言え、稲たちにとっては、田植えの後は、こまめに畔の草を刈って、風通しを良くすることが大切になってきます。
刈っても根っこは健在で、すぐにまた背丈が伸びてくるので、本当に畔草たちは逞しいです!

刈った草は田んぼに還し、それが養分となってまた田んぼを豊かにしてくれます。

畔塗はかなり筋力バリバリな作業ですが、畔が決壊すると田んぼから水が抜けてしまうので、とても重要なしごとです。
間もなく苗代に水が入るのかと思うと、ドキドキワクワク、そして、ちょっと緊張感も・・・

一つ一つの作業を心を込めて、でも楽しんで積み重ねていきたいと思います。