9/15/2017

稲穂が黄金色に変わる時

彦星ファームの田んぼでは、今年の天候不順も無事に乗り越えてくれた
稲たちが逞しく育っています。

ここのところの秋晴れで、稲穂が黄金色に色づき始めました。
そろそろ田んぼへ引いていたお水を切る頃合いです。


「循環農法」の赤峰勝人さんの著書「人参から宇宙へ」との出会いによって、
私たちは稲作とのご縁を得ました。

農法云々というより、赤峰さんが説かれている「循環の法則」が
心底腑に落ちたからです。

一例を挙げますと、雑草は、その土地その土地に
必要な栄養素を補うものが生じ、
いずれその体が土に還ることによって土は豊かな状態を保つ。
つまり、雑草は自然界が生じさせてくれるもの。
赤峰さんは神草と呼んでおられます。

もちろん夏の草たちの勢いは、ものすごいものがありまして・・・

適宜手を入れねば作物がのまれてしまいますが、
しかし、その草たちにいつも感謝の気持ちが湧くのです。
私たちの田畑の土をこうして自然界はいつも豊かに保とうとして、
必要な草を発生させてくれる。

自然界の完璧な仕組みと神秘的な力に感動します。


田んぼを始めて以来、一度たりとも、肥料(化学肥料・有機肥料いずれも)、
除草剤、農薬を使用していませんが、稲は元氣に育ち、
毎年お米を稔らせてくれています。

今年も、徐々に稲穂が色づいていく様を見守りながら幸せがあふれます。





間もなく10月半ばには、伊勢の神宮で、今年の神嘗祭が行われます。
イセヒカリが生まれた神宮の御神田の様子が紹介されています。
17分くらいの動画ですので、稲作に関心がある方は是非ご覧になって下さい。


伊勢神宮オフィシャルWEBサイト http://www.isejingu.or.jp/ より

古来、「豊葦原の瑞穂の国」と呼ばれる日本の国は、水に恵まれ稲が立派に稔る国を意味します。私たち日本人にとって、お米は単なる食料としてだけではなく、神と人とを結ぶお供え物でもあります。 「伊勢神宮」では御鎮座以来2000年にわたり、稲が芽吹き、そして稔るという稲作の周期と共に、お祭りが行われ、その中で天照大御神のご神徳をたたえ、ご神恩に感謝し、「国安かれ、民安かれ」と、国家の隆昌と国民の幸せをお祈りしています。日々の祭、年ごとの祭、20年に一度の式年遷宮。神宮では神への祈りと感謝を込めてお祭りが繰り返されてきたのです。 めぐりゆく美しい季節の中、あらゆるものの中に八百万の神の存在を感じてきた日本人。みなさまは今、「伊勢神宮」に何を感じますか。