3/15/2013

グリーンピース製作遺伝子組み換えに関するドキュメンタリー映像「グローイング・ダウト」

桜の蕾も、木々の芽も膨らんで、春を感じますね!

先日の東京都内の「煙霧」とやらの日は、北京並みの大気汚染だったという情報もあり、地球という星のすべてがつながっていることが実感できます。

工場から出る汚染物質も、全世界でまかれている農薬も、いずれはめぐりめぐって自分たちの体に還ってくるということ・・・そしてお隣の中国の話か、などと、他人ごとではいられません。


さて、今日は少し前に公開された、グリーンピース製作の「グローイング・ダウト」という、遺伝子組み換え作物について、またそれをめぐる様々な問題点についてわかりやすくまとまっている19分ほどのドキュメンタリーをご紹介したいと思います。

動画はこちら
右下の字幕ボタンから日本語をONにして見ることが出来ます。
http://youtu.be/CNxhw2jiDtA



グリーンピースのHPでの記事はこちら
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/43651/http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/43651/

 遺伝子組み換え作物については、遺伝子組み換えされた農産物を食べても安全か?などという単純なお話ではありません。これを世界の国々が認可することは、企業が種を独占支配し、ひいては人々の食糧を独占支配することを可能にしてしまうステップとなるでしょう。

ドキュメンタリーにも出てきますが、アメリカの大豆農家は、当初この問題にほとんど気づくことなく栽培を始めてしまいました。しかし、タネを握られてしまい、一度このステップを踏んでしまった場合に全く後戻りすることができないという現実に直面している彼らは、EU始め、まだ遺伝子組み換え作物の栽培を全面的に認めていない国の人たちに警告を発してくれています。

まずはこのグローイング・ダウトを是非見てみてください。

日本にも実は遺伝子組み換え大豆はたくさん入ってきています。
ただ、まだ生産している人には種を選ぶ権利、その中から次の年の種を選び、よりよい大豆を育てていく権利、種をつないでいくことは出来ています。
TPPに加入すると、グローバル企業の資本原理が国の法律より優先されますから、日本もアメリカの農家さんと同じ立場に置かれることになり、現在の米国のように、企業が決めた種(F1種で、種を実らせないように遺伝子組み換えされている種)から育てた農産物以外は販売してはいけないというとんでもないルールに従う、なんていう日も来てしまうかもしれません。
(現状、米国では自家用であれば縛られていないらしいです。最悪日本も同じ状態になっても、一人一人が耕せばしのげるかもしれません・・・そこまでいかないうちに、多くの人が気づくことが一番望ましいですが。)


日本には、この気候風土が育み、先人たちがつないできてくれた大切な種がまだかろうじて残っています。
今こそ一人一人が、事実に目と心を開き、真剣に考え、出来ることを行動・実践していくことが大切だと思います。
毎回書いてしまうのですが、難しく考えず、まずは種をまき、育てることです。プランターでも、近くに小さな市民農園を借りてでも。
3月も半ばになり、いよいよ種まきの時期ですから、是非始めましょう!

土を汚したり、土を失うことは、命の源を自ら断つようなもの。
自分たちの体をどんどん痛めつけているのと同じことです。

農薬や化学肥料が一切なくても、五穀・お野菜は元気に育ちますよ!!
(なぜなら、現にまったく使わなくても育っているからです。)