7/28/2013

小麦の製粉準備

田の草取りが続いています。

今日は乾燥させていた小麦を製粉するために、麦わらのかけらなどの塵を取り除く作業を行いました。
小麦は大麦やお米のように籾を取り除く必要はありませんが、穂から脱粒する脱穀の際に、どうしても麦わらなどの細かいゴミが混ざってしまいます。


ゴミだけを風の力を利用して吹き飛ばし、麦だけを取り出す機械が唐箕です。
(地域によっては千石、万石という呼ばれ方もするそうです。)


こちらが唐箕。上にこれから小麦とゴミが混じった状態のものを入れ・・・


上から下に小麦を落としながら回転レバーをくるくる回すとハネが回り、扇風機のように風が起こります。


そして重みのある小麦だけが回収され、ゴミはこの口から飛んでいき、選別が完了します。

この唐箕は、小麦だけでなく豆や雑穀、また自家採種した際に種と殻を選別する時にも使われます。お借りしたもので、これも随分古いものだそうですが、動力は石油も電気も使わずに全て人力ですし、本当に良く出来ている仕組みで、使うたびに感動します。

選別が終わった小麦は、今日無事に製粉所に運び込む事が出来ました。

無農薬・無肥料(化学肥料も肥料等も一切使用していません。)栽培の小麦です。
小麦粉になるのがとても楽しみです。