6/09/2013

御田植&小麦刈取り

御田植えが始まりました!
水苗代には、5.5葉に育った苗たちが、田植えを待っています。
水温を上げるための工夫がうまくいったおかげか、苗によってはすでに分けつが始まっているものもあり、なるべくその大きく育っている苗から植えていくように、苗を選んでとっています。





根を傷めないように、なるべく優しく苗をとったら、根っこはきれいに洗っていったん泥を落としておきます。

水に浸けておいた藁で一束ずつ束ねて、写真のように水につけておきます。
これは理想では田植えの前日に行うと、田植え当日がスムーズですが、私たちは田植えの面積が広いこともあって、なるべく前日に、間に合わない分は田植えの都度行っています。

20~25cmほどに成長した苗は、一本ずつ、30cm間隔に植えていきます。
大切なのは手植えで行うこと。
手植えだというと、驚かれることが多いのですが、一本一本気を込めてお田植えすることによって、今後の稲の成長に大きな違いが出てきます。

また、一本植えにすると、分けつの勢いも桁違いで、収穫の時には片手で一株がつかめないほど、立派に成長してくれます。

詳しくは「循環農法」の本にも書かれていますので、これから無農薬・無化学肥料で、生命の宿った本物のお米を育てたい方には是非、一度読んで頂きたいと思っています。

苗とりの作業は太ももの裏側と腰にくる作業で、現在激しく筋肉痛です・・・




写真↑が田植えが半分ほど終わった田んぼの様子です。
一般的な慣行栽培の田んぼに比べると株間も随分広く、一本ずつ植えられた稲がなんだか頼りなげに風にそよいでいますが、これからなるべく水温を上げ、水位も高水に保ちながら見守り、ぐんぐんと元気に分けつしてくれるように祈っています。

今年は気候の関係もあり、お田植えと小麦の収穫が重なってしまいました。

畑では小麦の収穫を行いました。
もう頭の中はグルグル・・・



これが刈り取ったばかりの小麦です。
バインダーで刈り取り、天日干ししてから脱穀機にかけ、更に唐箕にかけてごみを除去してから、製粉・・・という、ちょっとややこしい手間がかかりますが、最終的に小麦粉になります。

無農薬、そしてこちらは完全に無肥料での栽培でしたが、良く育ってくれました。

日が暮れるのが惜しいくらい、やることだらけの毎日ですが、小麦の刈取りが終わって一つ安心しました。明日からはまた田んぼに集中していきます!!