早朝の風の無い時間に、無事、水苗代に種を降ろしました。
今年も、ファームを応援してくださっている神社の宮司さんより頂戴した御神酒とお塩を苗代にお供えし、無事に秋まで田んぼのお世話をさせていただけるようご挨拶をしてからの種降ろしです。
イセヒカリの種籾。
4~5日かけて毎日水を取り替えながら、種が芽を出すよう見守ります。
お米の先端部分に小さく見えるのが、芽です。
こちらは、黒米の種籾です。
長年にわたって自然栽培で育てていらっしゃる方の田んぼから分けていただいたものです。
こんな風に、排水する水口に近い方から水苗代に入り、種籾を蒔いていきます。
(ヒトが中に入って歩くと、土が舞い上がって水が濁り、苗代のベットの部分が見えにくくなるため。)
蒔くときの種の量は1cm四方に一粒くらいの間隔が理想とのこと・・・
一か所だけ多くなってしまったりして結構難しいです。
慎重に、大切に降ろしていきます。
苗代を作っている最中から、動物や鳥の足跡が例年より目についたので、今年も田植えまではネットを張ることにしました。
昨年使ったトンネルを止めるためのプラスチック製の留め具は廃止。
竹の棒を自分たちで切って、それを使ってネットを固定しました。
水苗代に入れる水はなるべく水温を上げたいので、一枚上の田んぼに水を張り、そこから温めた水を苗代に落としています。また、成長に合わせて毎日声をかけながら、水位を調節し、これから40日かけて、元気いっぱいの苗を育てていきます。
苗代に種籾を降ろすと、何となく一段落・・・ほんの束の間ですが、ホッとします。
ネットの網の目も少し太めのものだけを使用しました。
今年はヘビ君がひっかからないことを願っています。