6/12/2017

御田植え真っ最中

御田植え真っ最中。
体力気力ともに、日が沈む頃には空っぽになる毎日です(笑)


初日にはお米・お塩・御神酒をお供えし、
田作りのかみさまにご挨拶を致しました。

毎年、同じように御田植えの日はやってきますが、
まだ何も植えられていない、まっさらな田の水面に相対して、
身の引き締まる思いになります。

御田植えが出来ることへの深い感謝をささげると共に、豊作を願いました。


始めに行うのは、苗を水苗代から引く作業です。
一本ずつ、丁寧に、根っこに絡まりつく雑草は洗って取り除きながら、
苗を引いて束を作っていきます。

水苗代での育苗なので、写真の通り根がしっかり張っていて
かなりの長さとボリューム感があります。

ご年配の方は、この苗の束を一目見て、
「ありゃ~。これは昔の苗だねぇ~。」と
懐かしそうに眺めていらっしゃいました。


さて。

この作業は、完全に女性の出番でして、
大抵の男性はあまり得意ではない・・・というより、
むしろ苦手&大嫌いな作業のようです(笑)

例年、苗代で女性何人かで苗取りが始まると、
自然におしゃべりに花が咲き、楽しく賑やかです。
今年も苗を引きながら大爆笑!!!

年齢層も立場も様々ですので、話の幅も広く、性格も様々。
人生勉強になる時間でもあります。
苗代でのおしゃべりタイムは楽しみです♪

時々男性陣からは、「口でなく手を動かせ~」などと言われますが、
おしゃべりしながらもしっかり手は動いているのが女性でして、
生き物の違いというのは面白いなと思います。

田んぼでは、男尊女卑でも男女同権でもなく、
お互いの特性と得意分野を尊重し合った、
私の思うところの「男女の健全な共同作業」が展開されます。
 
これも、とても日本的だなと感じます。

畦の草刈や水田除草機をガシガシかけ続けたり、
重いコメ俵を運ぶなどは、女性には向きませんし、
男性がいてくれて本当に有難いのです。

お互いに特性が違って良かったと感謝します。


彦星ファームでは、もう何回もファームの田んぼでの田植えに
関わって下さるベテラン組の皆様に加え、
今年は新たに御田植えに挑戦された皆様方も・・・。

ワイワイと大人数での作業で、大きい田んぼもアッと言う間に完了しました。

連日、天候にも恵まれ、暗くなるまで作業が続いております。 
こちらは無事に田植えの終わった田んぼ。
ツンツンと細いのが一本植えの稲の苗です。


 お月様が昇り、綺麗な月明かりの下で、水位の調節が続きます。

気づけばもう六月も十日を過ぎており、ビックリしています。
田植え以外、殆ど何も出来なかったこの二週間。
関わって下さった皆様のおかげで、何とかここまで来ることができました。
有難うございます!!

しかし、まだまだ田植えは続いています。
引き続き、頑張ります!!!

5/29/2017

田植え間近!畦塗りと代掻き

今年もついに猛烈に忙しい時期に突入しました。
気づけば早朝から日暮れまで、完全燃焼。

田んぼは水を張るまでの作業が「肝」です。

まずは畦塗りをし、その後水を張り、代掻きをします。

田んぼ何枚分も畦塗りが続くため全身の筋肉使いまくり・・・

考え事・悩み事、一切不可能です。
そんなことに費やすエネルギーはカケラもありません。
なので、今、私達は悩み事は全くありません(笑)

ゼ―ハーゼーハー言いながら、渾身の畦塗り完了。
美しい!!!!
(自画自賛)

その後、一人は苗代で苗の世話、一人は畦の草刈。
育苗も順調です。

イセヒカリの苗も随分大きくなりました。
無事に御田植えできそうです。

夕方になって、今度は代掻きです。
田植えのタイミングから逆算して、順番に代掻きをしていきます。
以前、トラクターがハマった田んぼ→記事はコチラ
壮絶な思い出の場所なので、
今でも代掻きの時は緊張します。
今年は無事にトラブルなく完了!



トラクターで代掻きを終えた後は、手作業で地ならしを行い、
水位の調節や畦の見回りをして終わりです。

田植えの前のこの時期が最も忙しく、気を張る作業が続きます。
やはり水を張るというのは大仕事です。

例えるなら運動会や遠足の日の夕方みたいに、へとへとになって一日が終了。


それでも、畦塗りで汗だくになっている折に吹く風が最高に気持ちよく、
青空と鳥の声に包まれながらまた畦塗りをし、
ふと見上げると美しい夕陽に心奪われる、幸せな一日でもあります。


 御田植え開始まで一週間となりました。
今週は大切な一週間です。
頑張ります!!!



5/20/2017

苗代、ネットを外しました。

6月第一週からの御田植えに向けて、
水苗代での育苗が続いています。

今日は、初回、種降ろしをした苗床の防鳥ネットを外しました。



日中は気温もだいぶ上がってきましたので、
水温はあまり心配ありません。
水位を適切に保ちながら育苗をしていきます。


今はこのくらいの大きさ。

藻が出ましたが、あまり影響なく、逞しく育ってくれています。
小さな熊手でちょこちょこと藻を取ってあげることもありますが、
根がしっかり張らないうちは苗ごと浮いてしまうので、出来ません。

御田植えをする田んぼは、水を張るための最終の準備が進んでいます。
畦の点検や補修は特に大切です。

他の田んぼではマコモダケの苗を植え終わりました。
様々なことが同時進行のこの季節、一つ一つを丁寧に積み重ねていくことを
心がけたいと思います。

5/05/2017

水苗代で育苗中





今日も本当に気持ちの良い快晴!!
苗代での作業を行いました。

後半の田植えに備えて、種降ろしの二回目を終え、
水位の調節やネットの具合を直しました。



ネットの下の苗床では、順調に苗が育っています♪
実験で、試しにネットを張らずに置いた苗床では、
種籾のほとんどを見事に鳥に食べられました。
やはり、ネットでの防御は必要・・・
撒き直しを行い、ネットをかけました。

畦の整備、畦の草刈に加え、トラクターをかけるなど、この時期は
やることがいっぱいで、GW中も連日農作業です。

しかし、真夏と違って、この時期は早朝も真昼間も夕方も、
外で過ごすのが本当に気持ちのよい季節。
心も体も、細胞の隅々まで「気持ちいい!!」最高の農作業です。


 今日も大満足の一日♪