二月に入りました。これから間もなく立春を迎えます。旧暦の元旦も間もなく・・・春先からレタスを出荷する農家さんは苗作りが始まり、忙しくなってきたようです。
二月、三月からはトマトやナスなどの夏野菜の苗作りもスタートするので、まだまだ寒い真冬ではありますが、もう春に向けて気合が入る時期でもあります。
皆さんはF1種という言葉を聞いたことがありますか?
実は今日本のスーパーや八百屋さんに出回っている野菜のほとんどが、このF1品種のもの。
ここで「野草の力をいただいて 若杉ばあちゃん食養のおしえ」や「一汁一菜食養生活」などでベストセラーとなった本を書かれ、またご自分でもお米やお野菜を自給しながら、みなさんに食の大切さ、農の大切さ、身体の大切さを伝えている素敵な女性、若杉知子さんという方の本に書かれているF1品種についての一節を引用させていただき、ご紹介します。
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■F1品種より在来種のものを
今、スーパーや八百屋で売られているものの多くは「F1品種」というもの。
これはバイオテクノロジーの技術によって生まれた交配種です。
人間が勝手に遺伝子を組み換え、罪深いことをしていますよ。
一代限りで終わってしまうから、怖いものです。
昔は野菜を育て、種を取り、また来年まくというように、どこの農家でも自家採種が当たり前で、命のバトンリレーが行われていました。
次の世代につなげる力がある種から育った野菜は、それだけ栄養価が高く、味わいも濃くて、生命力にあふれているから本当に元気をもらえます。
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F1品種については、野口勲さん著「タネが危ない」という本に、とても詳しくわかりやすく説明されているので、これは是非一度読んでいただきたいと思いますが、とにかく端的にいうと、市場に出回っている植物が本来持っている生殖能力が無い野菜たちがほとんどということです。これは実はとても怖いことなんです。
次世代をつなぐ種ができないのです。
これは、野菜そのものの生命力という点でも大いに問題があるのですが、農家の方は毎年種を買わなければ育てられないので、種苗会社にとっては種ができない野菜をみんなが育ててくれれば、売上(利益)が大きくなるという経済の面での事情もからんできます。
また、F1品種はまるでハンを押したように、同じタイミングで発芽し、同じペースで育ち同じような形になっていきます。スーパーなどに陳列したときに、形がそろっていて、出荷の時期がそろうという事情から、大量にお野菜を出荷する農家さんもF1品種の方が手間が省けたり都合が良いので、流通や販売という面での事情もからんでいます。消費者の意識もかかわってきますね。
F1品種と違い固定種(本来の命ある種)のお野菜は、発芽のタイミングもそれぞれバラバラ、形もそろわなかったり、成長の具合も個性があります。だからこそ、何か病気が発生しても全滅したりはしません。中にはその病気に強いものがいたり、虫に強いものがいたりするからです。
また、食すもの(口にいれるもの)がその人を創るわけですから、種なしの野菜ばかりを食べていれば、食べているヒトの体もどんどん生命力や生殖能力が失われていくのは必然でもあり、私たちは自分たちが日ごろ口にいれているものについて、もう少し真剣に考え直した方が良いことは間違いないようです。
百姓しごとを始めた時から、固定種のお野菜で何とか育てたいと思って品種を選んでやってきましたが、一度実験的にF1品種も育てたことがあります。
何が一番違ったかというと、味!!
とにかく固定種は、本当に味が濃く、若杉さんの本の通りです。
確かに食べた後の得も言われぬ満足感、あれは、胃袋がいっぱいになったというのではなく、身体がしっかりエネルギーに満たされたという感覚なのだと思います。
まずは、是非、みなさんもF1品種と固定種の違いについて、知っていただきたいと思います。
そして、なるべく自分の手で、自分で選んだ固定種の種でお野菜を育てていただきたいと思います。
売るほど作らなくて良いのですから・・・自分の家族の食べるお野菜のうち、一部でも良いので育て始めませんか?すでに家庭菜園を始めている方は、タネを是非、固定種に変え、自家採種を目指しましょう!
2/01/2013
1/08/2013
2013年、おめでとうございます
2013年がスタートしました。
昨年は皆様のあたたかい励ましの言葉や、うれしい感想などをお寄せいただき、感謝でいっぱいの一年となりました。
今年も無農薬・無化学肥料で、健康で幸せを運ぶ美味しいお野菜やお米を育てたい!とワクワクと熱意に燃えています。
本年もどうぞ、彦星ファームをよろしくお願いいたします。
ちなみに旧暦では間もなく、次の新月で12月の師走に入りますね。
まだ旧暦では2012年です(笑)
畑では昨年の課題の一つだった草の完熟堆肥づくりが進んでいます。
もみ殻くん炭づくりや、麦踏も冬の間の大切な仕事。
また、農繁期にはなかなか時間が作れないので、色々と有益な情報が満載の本を読んで勉強するのもこの時期が最適です。
真に健康で、本来のエネルギーに満ちた野菜や五穀というのは何ものにも代えられない、「大地の恵み」だと思います。
そんなお野菜・五穀をいただくためにお世話をするのが百姓!!
だからこそ、彼らの健康を損なう農薬・化学肥料の使用は厳禁ですし、彼らを深く理解するよう自分の五感はもちろん、植物たちと対話できるくらいまでになりたい!と、目に見えない部分の感覚も総動員します。
春からはこうして冬に蓄えた知識を活かしながら、ピンときたものを実践したり、何か起きたときにふと助けてくれる情報になったりします。
本に書いてあることはどれも一理ありますし、著者の方はそれが良いと信じて本を書いていらっしゃるのですが、最終的には自分で考えることが何より大切です。
自分の感覚が頼りです。
受験勉強と違い、正解はありません。
マニュアル本として書かれているものでも、必ず自分で考え直し、自分のフィーリングを確認せねばなりません。
百姓仕事では土地や気候風土によって、またその日の田畑の状況に応じて、その場その場で体を動かさねばなりませんし、あまり思い出したくはない昨年の「田んぼトラクター埋没事件」(笑)のような予期せぬことももちろん起こります。
この百姓仕事を面白い!と捉えるか、不安定だと捉えるかは人それぞれですね。
ちなみに、百姓しごとを始めてから良く言われた3大決まり文句がこちら。
1、農家は休みがないから大変だ
2.農家は気候や天気に左右されて不安定
3、農家は食っていけない
あまりにも皆に言われるので、面白いくらいです。
実際に体験したことのない人までハンで押したように、まるで農業従事者だったかのようにこの言葉が出てくるのですから不思議ですね。
これがまるで常識のように言われていますが、実際に体験してみて、私たちにとってはこれらはいずれも当てはまりませんでした。これから百姓になろうという方、同じ経験をされるかもしれませんが、こんなことでへこたれてはいけませんよ~。
これらの「常識」が偽りだと気づくには、人生にとって休日とは何か?そもそも仕事とは何か?私たちはどうやって体を維持しているのか?食べていくとは何か?という、少々哲学的なことを真剣に自分に問いかけねばなりません。
親に言われたことがありませんか?
「そんなんじゃ食っていけない」
この「食べていく」という言葉、一度しっかりと考えてみてください。
そう、私たちは食べていくんです----食べ物を。
いつから「食べていく=お金を稼ぐ」 になってしまったのでしょう。
(明治以降らしいです。う~ん。つい最近のこと!?)
2012年は、あらゆる分野で混とんと崩壊が見られた一年でした。
これまでの常識は今日から非常識になる。
そんなことはこれまでにいくらもあったことです。
私たちが百姓になりたいという話をすると、上に紹介した三大決まり文句を言うのは日本人ばかりでした。
海外の知り合いに話すと、真逆の三大決まり文句が出てきます。
今年はついに農家になろうかな、でも周りにネガティブなことばかり言われていたり勇気が出ないな~と思っている方、元気がでますよ。
外人バージョンの決まり文句三つがこちら!
1、ファーム!?野菜を育てるのは楽しいよね!毎日最高に楽しいでしょ!?
(つまり労働ではなく楽しみの延長なので、休日がないという発想にならない。)
2、毎年気候もファームの状態も違うからこそファーマーの腕の見せ所。
工夫すること、その年の畑をエンジョイできる!(エキサイティングだ!)
3、自分で食べ物を育てること以上の安定はない。
特に今の世の中、安全な食べ物は自給するのが一番。
トータルして、農家になる!?最高に素晴らしい!!君たちの選択は素晴らしい!!心から応援するよ!!
という言葉が返ってくるのです。
そして、思った以上の人数で、意外な人物が家庭菜園を始めていたり、半農になっていたりするのです。
”なーんだ。農に対してここまでネガティブなのは日本人だけかも。”
そう思って、彼らのお蔭でいくら周りにネガティブ決まり文句を言われても、それが全く常識でもなんでもないと笑い飛ばしてやってくることができました。
実際、外人バージョンのポジティブな決まり文句こそ、体験を通して自分が感じたことです。
是非、みなさんも面積が小さくても、週末だけでも、ご自分で野菜を育ててみましょう。
ベランダでも葉物野菜は育てられます。
百姓になろうかなと内心思っている方、初めから完璧にやらなくてもいいのです。
今の生活の中で、可能な限りのことから始めましょう。
農は楽しい!!
これがこれからの常識になっていくのだと信じています。
2013年をワクワク!楽しい!幸せな一年にしましょう!!!
昨年は皆様のあたたかい励ましの言葉や、うれしい感想などをお寄せいただき、感謝でいっぱいの一年となりました。
今年も無農薬・無化学肥料で、健康で幸せを運ぶ美味しいお野菜やお米を育てたい!とワクワクと熱意に燃えています。
本年もどうぞ、彦星ファームをよろしくお願いいたします。
まだ旧暦では2012年です(笑)
畑では昨年の課題の一つだった草の完熟堆肥づくりが進んでいます。
もみ殻くん炭づくりや、麦踏も冬の間の大切な仕事。
また、農繁期にはなかなか時間が作れないので、色々と有益な情報が満載の本を読んで勉強するのもこの時期が最適です。
真に健康で、本来のエネルギーに満ちた野菜や五穀というのは何ものにも代えられない、「大地の恵み」だと思います。
そんなお野菜・五穀をいただくためにお世話をするのが百姓!!
だからこそ、彼らの健康を損なう農薬・化学肥料の使用は厳禁ですし、彼らを深く理解するよう自分の五感はもちろん、植物たちと対話できるくらいまでになりたい!と、目に見えない部分の感覚も総動員します。
春からはこうして冬に蓄えた知識を活かしながら、ピンときたものを実践したり、何か起きたときにふと助けてくれる情報になったりします。
本に書いてあることはどれも一理ありますし、著者の方はそれが良いと信じて本を書いていらっしゃるのですが、最終的には自分で考えることが何より大切です。
自分の感覚が頼りです。
受験勉強と違い、正解はありません。
マニュアル本として書かれているものでも、必ず自分で考え直し、自分のフィーリングを確認せねばなりません。
百姓仕事では土地や気候風土によって、またその日の田畑の状況に応じて、その場その場で体を動かさねばなりませんし、あまり思い出したくはない昨年の「田んぼトラクター埋没事件」(笑)のような予期せぬことももちろん起こります。
この百姓仕事を面白い!と捉えるか、不安定だと捉えるかは人それぞれですね。
ちなみに、百姓しごとを始めてから良く言われた3大決まり文句がこちら。
1、農家は休みがないから大変だ
2.農家は気候や天気に左右されて不安定
3、農家は食っていけない
あまりにも皆に言われるので、面白いくらいです。
実際に体験したことのない人までハンで押したように、まるで農業従事者だったかのようにこの言葉が出てくるのですから不思議ですね。
これがまるで常識のように言われていますが、実際に体験してみて、私たちにとってはこれらはいずれも当てはまりませんでした。これから百姓になろうという方、同じ経験をされるかもしれませんが、こんなことでへこたれてはいけませんよ~。
これらの「常識」が偽りだと気づくには、人生にとって休日とは何か?そもそも仕事とは何か?私たちはどうやって体を維持しているのか?食べていくとは何か?という、少々哲学的なことを真剣に自分に問いかけねばなりません。
親に言われたことがありませんか?
「そんなんじゃ食っていけない」
この「食べていく」という言葉、一度しっかりと考えてみてください。
そう、私たちは食べていくんです----食べ物を。
いつから「食べていく=お金を稼ぐ」 になってしまったのでしょう。
(明治以降らしいです。う~ん。つい最近のこと!?)
2012年は、あらゆる分野で混とんと崩壊が見られた一年でした。
これまでの常識は今日から非常識になる。
そんなことはこれまでにいくらもあったことです。
私たちが百姓になりたいという話をすると、上に紹介した三大決まり文句を言うのは日本人ばかりでした。
海外の知り合いに話すと、真逆の三大決まり文句が出てきます。
今年はついに農家になろうかな、でも周りにネガティブなことばかり言われていたり勇気が出ないな~と思っている方、元気がでますよ。
外人バージョンの決まり文句三つがこちら!
1、ファーム!?野菜を育てるのは楽しいよね!毎日最高に楽しいでしょ!?
(つまり労働ではなく楽しみの延長なので、休日がないという発想にならない。)
2、毎年気候もファームの状態も違うからこそファーマーの腕の見せ所。
工夫すること、その年の畑をエンジョイできる!(エキサイティングだ!)
3、自分で食べ物を育てること以上の安定はない。
特に今の世の中、安全な食べ物は自給するのが一番。
トータルして、農家になる!?最高に素晴らしい!!君たちの選択は素晴らしい!!心から応援するよ!!
という言葉が返ってくるのです。
そして、思った以上の人数で、意外な人物が家庭菜園を始めていたり、半農になっていたりするのです。
”なーんだ。農に対してここまでネガティブなのは日本人だけかも。”
そう思って、彼らのお蔭でいくら周りにネガティブ決まり文句を言われても、それが全く常識でもなんでもないと笑い飛ばしてやってくることができました。
実際、外人バージョンのポジティブな決まり文句こそ、体験を通して自分が感じたことです。
是非、みなさんも面積が小さくても、週末だけでも、ご自分で野菜を育ててみましょう。
ベランダでも葉物野菜は育てられます。
百姓になろうかなと内心思っている方、初めから完璧にやらなくてもいいのです。
今の生活の中で、可能な限りのことから始めましょう。
農は楽しい!!
これがこれからの常識になっていくのだと信じています。
2013年をワクワク!楽しい!幸せな一年にしましょう!!!
12/26/2012
”おひつ” のススメ
いつも漬物や干しもの全般などの保存食の作り方を教えていただいているおばあちゃんがいます。
この冬のはじめに、出来たばかりの干しイモの品評会?をしながらのお茶の時に、前から気になっていた「昔はどうやってご飯を保温していたのか?」という疑問をぶつけてみたことがありました。
まず、かまどで炊いたご飯は、“おひつ”に入れたそうです。
それを藁で編んだ”いずみ”という籠の中に入れておくと、しばらく保温されていたとのこと。
日本人、さすが!!
しかも昔の日本人はなんてクレバーなんだ!!
早速調べてみると、どこかでみたことのある”いずみ”・・・
おお!そうだ♪お寿司屋さんだーーー!!
お寿司屋さんのカウンターの一角に”いずみ”あって、握る時にそこからシャリを出していた!!
というわけで、何となくどんなものかイメージが湧いてきたところで、御年88歳のおばあちゃんも昔懐かしい道具や暮らし方を詳しく解説してくれました。
おばあちゃん曰く、「おひつといずみに入れておいたご飯はそりゃあ美味しかったよ。電気釜の保温は便利だけど・・・正直マズイと思うね。昔の人は美味しいもの食べてたってことだね。でも、今そんないずみなんてどこで買えるんだろう??」
うーむ。確かにどこで買えるのか見当もつきません。
しかし、そのご飯、美味しそう・・・気になる!!おひつといずみ!!
我が家ではここ二年ほど、もう電気炊飯器は使用しておらず、圧力鍋で美味しい玄米を楽しでおりましたが、炊き上がったご飯は当然二回~三回に分けていただくため、保管方法に悪戦苦闘していたのです。
さらに聞くと、山梨では昔は木曽の職人さんたちが作ったおひつなどの木の道具や、その他の地方からも竹の道具の行商の方が来て、定期的に様々な道具を物々交換したり、購入したりしていたそうです。
おばあちゃんが「木曽のさわらという木で作ったおひつを、うちでは使っていた。」と言うので、私も根拠もなく、同じようなおひつが欲しくなってきました。(かぶれやすい私・・・)
おばあちゃんによると、おひつやいずみはある意味一生モノ。
中途半端なものを買ってすぐに壊れたり、使っていて不快だったりすると「安物買いの銭失い」状態なので、とにかく腹をくくって職人さんが作ったしっかりしたものを買いなさい!とのこと。
節約はすばらしいけどケチはだめ、とキッパリ。
この話をしてから頑張って、いやウキウキと貯金箱にお金をためました・・・
そして、ついに我が家にやってきた ”おひつ” と ”いずみ” がこちらです。
稲わらで編んである籠のほうが「いずみ」で、中におひつが収まっている状態です。
昔は同じようにして編んだちょっと形の違う「いずみ」に赤ちゃんを入れて温かく保護した状態で、田んぼや畑に連れて行って作業しながら面倒を見ていたんだそうです。
ちなみに、おひつに玄米を入れて、確かにしばらくは温かい!!
さすがに電気炊飯器の保温機能と同じようにはいきませんが、そこは味や香りなど、おひつの良さ(メリットの部分)でカバー♪
まだまだこれから工夫しながらの長いお付き合いになりそうな道具たちです。
お手入れもとてもシンプルで簡単なので苦になりません。
「おひつといずみを買ったんです~」と他のおばあちゃんに報告すると、
まだいずみという道具が買えることがとてもうれしかったようで、そこから延々と昔話が始まり、やはり長年生きてきたけど、電気釜の保温より、おひつの頃はお米が美味しかった・・・とそのおばあちゃんも熱く語ってくれました。
今日も、おひつといずみのお蔭で、最高に美味しいお米をいただける幸せに感謝です♪
そして、昔の生活の知恵は宝物。
こうして私たちに伝えてくれるおばあちゃん達を、もっともっと大切にしたい!!と強く思いました。
この冬のはじめに、出来たばかりの干しイモの品評会?をしながらのお茶の時に、前から気になっていた「昔はどうやってご飯を保温していたのか?」という疑問をぶつけてみたことがありました。
まず、かまどで炊いたご飯は、“おひつ”に入れたそうです。
それを藁で編んだ”いずみ”という籠の中に入れておくと、しばらく保温されていたとのこと。
日本人、さすが!!
しかも昔の日本人はなんてクレバーなんだ!!
早速調べてみると、どこかでみたことのある”いずみ”・・・
おお!そうだ♪お寿司屋さんだーーー!!
お寿司屋さんのカウンターの一角に”いずみ”あって、握る時にそこからシャリを出していた!!
というわけで、何となくどんなものかイメージが湧いてきたところで、御年88歳のおばあちゃんも昔懐かしい道具や暮らし方を詳しく解説してくれました。
おばあちゃん曰く、「おひつといずみに入れておいたご飯はそりゃあ美味しかったよ。電気釜の保温は便利だけど・・・正直マズイと思うね。昔の人は美味しいもの食べてたってことだね。でも、今そんないずみなんてどこで買えるんだろう??」
うーむ。確かにどこで買えるのか見当もつきません。
しかし、そのご飯、美味しそう・・・気になる!!おひつといずみ!!
我が家ではここ二年ほど、もう電気炊飯器は使用しておらず、圧力鍋で美味しい玄米を楽しでおりましたが、炊き上がったご飯は当然二回~三回に分けていただくため、保管方法に悪戦苦闘していたのです。
さらに聞くと、山梨では昔は木曽の職人さんたちが作ったおひつなどの木の道具や、その他の地方からも竹の道具の行商の方が来て、定期的に様々な道具を物々交換したり、購入したりしていたそうです。
おばあちゃんが「木曽のさわらという木で作ったおひつを、うちでは使っていた。」と言うので、私も根拠もなく、同じようなおひつが欲しくなってきました。(かぶれやすい私・・・)
おばあちゃんによると、おひつやいずみはある意味一生モノ。
中途半端なものを買ってすぐに壊れたり、使っていて不快だったりすると「安物買いの銭失い」状態なので、とにかく腹をくくって職人さんが作ったしっかりしたものを買いなさい!とのこと。
節約はすばらしいけどケチはだめ、とキッパリ。
この話をしてから頑張って、いやウキウキと貯金箱にお金をためました・・・
そして、ついに我が家にやってきた ”おひつ” と ”いずみ” がこちらです。
稲わらで編んである籠のほうが「いずみ」で、中におひつが収まっている状態です。
昔は同じようにして編んだちょっと形の違う「いずみ」に赤ちゃんを入れて温かく保護した状態で、田んぼや畑に連れて行って作業しながら面倒を見ていたんだそうです。
ちなみに、おひつに玄米を入れて、確かにしばらくは温かい!!
さすがに電気炊飯器の保温機能と同じようにはいきませんが、そこは味や香りなど、おひつの良さ(メリットの部分)でカバー♪
まだまだこれから工夫しながらの長いお付き合いになりそうな道具たちです。
お手入れもとてもシンプルで簡単なので苦になりません。
「おひつといずみを買ったんです~」と他のおばあちゃんに報告すると、
まだいずみという道具が買えることがとてもうれしかったようで、そこから延々と昔話が始まり、やはり長年生きてきたけど、電気釜の保温より、おひつの頃はお米が美味しかった・・・とそのおばあちゃんも熱く語ってくれました。
今日も、おひつといずみのお蔭で、最高に美味しいお米をいただける幸せに感謝です♪
そして、昔の生活の知恵は宝物。
こうして私たちに伝えてくれるおばあちゃん達を、もっともっと大切にしたい!!と強く思いました。
12/18/2012
冬の楽しみ
今年の12月はずいぶん寒いな~とびっくりするほど、朝晩は冷え込んだ先週でした。
冷え込みが厳しかったので、たくあんを漬けるために大根を干していたお知り合いの方のうち何人かは、軒下で大根が凍ってしまったらしい・・・。
凍り大根という保存食もあるので、急きょ、そちらに変更するか悩んでいました。
我が家のたくあんは、ちょっとしたハプニングが発生し、これからまた漬けなおすことになっており、夕方になったら大根が凍らないよう、天日干ししている大根をお部屋の中に移動するのが大変です。
畑ではこの寒さの中ですが、小麦が芽を出し順調に育っています。
冷え込みが厳しかったので、たくあんを漬けるために大根を干していたお知り合いの方のうち何人かは、軒下で大根が凍ってしまったらしい・・・。
凍り大根という保存食もあるので、急きょ、そちらに変更するか悩んでいました。
我が家のたくあんは、ちょっとしたハプニングが発生し、これからまた漬けなおすことになっており、夕方になったら大根が凍らないよう、天日干ししている大根をお部屋の中に移動するのが大変です。
畑ではこの寒さの中ですが、小麦が芽を出し順調に育っています。
そのほか、白菜も収穫も・・・。
白菜は漬物に、炒めものに、お味噌汁に、お鍋に・・・と、この時期、おおいに食卓を豊かにしてくれるお野菜です。
おすすめは、白菜をざくざくと切って、油でさっと炒め、そこにすりおろしたニンニクを加えて塩・お醤油で味を調えるだけの超!簡単&スピーディな炒めもの。
ご飯との相性も抜群です♪おいしいですよ~。
冬は、夏場ほど田畑の仕事はダイナミックではないのですが、切り干し大根を作ったり、干しイモを作ったり、漬物の仕込みや酵素ジュースを仕込んだり、できれば味噌の仕込みまで・・・と冬も、とっても忙しい!!(結局冬も・・・)
この保存食づくり、やっぱり家の中の仕事に属するのでしょうか?
夏の力仕事から打って変わって女性がボスとしてあれこれと指示を出す場合が多いかも(笑)
しかし、随所に重~い樽を運んでもらったり、重~い重石をのせてもらったりという力仕事が待っているので、男性の協力も不可欠です。
発酵食品の場合は、家族みんなの常在菌がさらに美味しく発酵を豊かに促すので、みんなの手をいれることも大切です。
ですが、こうして食生活を豊かにしていくためには、夫婦ともに食の大切さを理解し、男女それぞれの特性を存分に発揮して協力していかなければ、なかなか難しいと思います。
女性だけが頑張っても男性だけが頑張ってもなんとなく全部はうまくいかない・・・
お互いに得意不得意な分野があるので、それをうまく活かしながら共同作業するのが一番だと思います。
(往々にして、男性は単純で地味な作業が延々と続くのが苦手、女性はどんなに頑張っても持ち上がらない重石や漬物樽などがある、などなど)
もちろん、おばあちゃんたちのような保存食達人の域に達すると、「ふん!こういう時、男は役に立たん!」などとバッサリ。
どんどん一人でことを進めていく方も・・・
”男は台所に立ち入るべからず”的な時代に苦労してきたおばあちゃんたちは本当にたくましい。
けれど、今30代の私たちの世代からは、夫婦で食についても共通認識を持ち、日々の作業も協力し合っていけたらもっと素敵だとも思います。
仲良くおしゃべりしながら、時には歌を熱唱しながら、こうして家族が食べる保存食を自分たちで作るのも、冬の楽しみの一つです。切り干し大根はベランダなどの小さなスペースでも十分作れますから、あまった大根などでささっと作ってみてはいかがですか?早ければ3~4日であっという間に完成しますよ~。
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