12/18/2012

冬の楽しみ

今年の12月はずいぶん寒いな~とびっくりするほど、朝晩は冷え込んだ先週でした。
冷え込みが厳しかったので、たくあんを漬けるために大根を干していたお知り合いの方のうち何人かは、軒下で大根が凍ってしまったらしい・・・。
凍り大根という保存食もあるので、急きょ、そちらに変更するか悩んでいました。

我が家のたくあんは、ちょっとしたハプニングが発生し、これからまた漬けなおすことになっており、夕方になったら大根が凍らないよう、天日干ししている大根をお部屋の中に移動するのが大変です。

畑ではこの寒さの中ですが、小麦が芽を出し順調に育っています。


 



 そのほか、白菜も収穫も・・・。



白菜は漬物に、炒めものに、お味噌汁に、お鍋に・・・と、この時期、おおいに食卓を豊かにしてくれるお野菜です。

おすすめは、白菜をざくざくと切って、油でさっと炒め、そこにすりおろしたニンニクを加えて塩・お醤油で味を調えるだけの超!簡単&スピーディな炒めもの。
ご飯との相性も抜群です♪おいしいですよ~。


冬は、夏場ほど田畑の仕事はダイナミックではないのですが、切り干し大根を作ったり、干しイモを作ったり、漬物の仕込みや酵素ジュースを仕込んだり、できれば味噌の仕込みまで・・・と冬も、とっても忙しい!!(結局冬も・・・)

この保存食づくり、やっぱり家の中の仕事に属するのでしょうか?
夏の力仕事から打って変わって女性がボスとしてあれこれと指示を出す場合が多いかも(笑) 
しかし、随所に重~い樽を運んでもらったり、重~い重石をのせてもらったりという力仕事が待っているので、男性の協力も不可欠です。
発酵食品の場合は、家族みんなの常在菌がさらに美味しく発酵を豊かに促すので、みんなの手をいれることも大切です。

ですが、こうして食生活を豊かにしていくためには、夫婦ともに食の大切さを理解し、男女それぞれの特性を存分に発揮して協力していかなければ、なかなか難しいと思います。
女性だけが頑張っても男性だけが頑張ってもなんとなく全部はうまくいかない・・・
お互いに得意不得意な分野があるので、それをうまく活かしながら共同作業するのが一番だと思います。
(往々にして、男性は単純で地味な作業が延々と続くのが苦手、女性はどんなに頑張っても持ち上がらない重石や漬物樽などがある、などなど)

もちろん、おばあちゃんたちのような保存食達人の域に達すると、「ふん!こういう時、男は役に立たん!」などとバッサリ。
どんどん一人でことを進めていく方も・・・
”男は台所に立ち入るべからず”的な時代に苦労してきたおばあちゃんたちは本当にたくましい。

けれど、今30代の私たちの世代からは、夫婦で食についても共通認識を持ち、日々の作業も協力し合っていけたらもっと素敵だとも思います。


仲良くおしゃべりしながら、時には歌を熱唱しながら、こうして家族が食べる保存食を自分たちで作るのも、冬の楽しみの一つです。切り干し大根はベランダなどの小さなスペースでも十分作れますから、あまった大根などでささっと作ってみてはいかがですか?早ければ3~4日であっという間に完成しますよ~。