お米と並んで、雑穀として食されてきた「稗(ヒエ)」に対して、
野ビエと呼ばれています。
食べても毒にはなりませんが、種が混ざると出荷に差し支えることが多いため、
出荷する農家さんの間では大変な嫌われ者です。
この野ビエは、イネにそっくり。
違いは節のところに毛があるか無いかと、根っこの太さですが、
田の草取りの時には、あまりに様子が似ているので
注意しないと見落としてしまいます。
しかも、発芽率100%らしい。
野ビエの種は田んぼに落とすと次の年必ず生えてくるということのようです。
(本当かな。でもものすごい発芽率が高いのは実感しています。)
稲の株のすぐそばにヒエが生えています。
お分かりになりますか?
これが野ビエです。↓
株基に混ざって生えてきて、途中から稲より生長がはやく大きくなるため、
稲の株が小さいまま成長が止まってしまいます。
つまり、放置すると稲の収量が少なくなります。
本当に紛らわしい。
ですが、私の場合、一心不乱に稲に集中して草取りを進めていると、
なぜか自然に「あれ?これは!?」と気づくことができます。
面白いことに、ヒエを探しながら草取りすると、見落とします。
ヒエが大きくなってから取るのは結構大変なので、
出来ればこのくらいまでに取り終えると楽です。
田の草取りも終わりに近づいてきました。
昨日は海の日でしたが、私たちは雑穀畑の草取り&土寄せでした。