4/26/2016

ぽんせんクリーム レシピ(ヘンプミルクバージョン)

彦星ファームのブログでも以前ご紹介したことのある、ぽんせんクリームですが、
このレシピは、大谷ゆみこさん著の「つぶつぶ雑穀ミラクルスィーツ」に掲載されている
ぽんせんクリームのレシピです。


ぽんせんクリーム以外にも、本当にミラクルな美味しいスィーツがたくさん!!
私の大好きな、お勧めの本の一つです。

”食物繊維たっぷりの安心おやつ
 砂糖・卵・乳製品ゼロ!100%植物性”
というコンセプトで、大満足の一冊です。  




今回は、豆乳がどうしても苦手、という方がいらっしゃったことをきっかけに、
こちらの本を参考にさせていただき、代わりにヘンプミルクを使って
ぽんせんクリームを作ってみました。

こちらの本のレシピでは、自然塩を小さじ1/5使用していますが、
彦星ファームの玄米ポンセンは、なずなの塩をしっかりと使用して仕上げて頂いているので、
ぽんせんクリームを作る際に、お塩を加えずに作るとちょうど良い味になると思います。
他のポンセンを利用される方は自然塩を加えた方が美味しいです。

【材料】

ナタネサラダ油200ml
ヘンプミルク300ml
玄米ぽんせんの粉40g(ポンセン2~3枚分)
 ※ポンセンをフードプロセッサーで細かく砕いたもの
 ※硬めに作りたい場合は50gで作ります。
オーガニックバニラエキストラクト数滴
 ※なくてもOK


【作り方】

①フードプロセッサーにナタネサラダ油とヘンプミルクを入れ、
 約5分撹拌する。
 ※バニラエキストラクトを入れる場合は、ここで数滴加え、数秒撹拌する。

②1の撹拌したものに、ポンセンの粉、塩を入れる方は自然塩を加え、
 なめらかなクリーム状になるまで再び撹拌する。

これでプレーンのぽんせんクリームが完成。

「つぶつぶ雑穀ミラクルスィーツ」に掲載されている通り、
ぽんせんクリームは、このプレーンのものに甘酒やりんごジュース、バナナ、
甘酒&キャロブなどを加えて、様々なアレンジが出来ます。

ヘンプミルクは、少し香りに癖があるので、私はバニラエキストラクトを少々加えています。


彦星ファームの地粉、キャロブ粉、お水、レーズンだけで作った
もちもちパンケーキに、クリームを添えて・・・

今回使用したヘンプミルクは、山梨県市川三郷町にあるお店、「ヨイアサー屋」さんで購入。
彦星ファームの玄米ぽんせんや、玄米餅も販売して下さっているお店です。

ヘンプナッツ、ヘンプシードオイル、ヘンプミルクなどのヘンプ食品も、
かなり一般的に流通するようになってきました。
みなさんのご自宅の周りにも、きっと流通していると思います。

ヘンプナッツというのは、要は日本では七味唐辛子に入っている麻の実のことです。
その大変優れた栄養成分から、海外ではスーパーフードとして広く認知されています。

麻の実は日本の伝統食材でもあるので、
同じく日本の主食である穀物の代表、お米から作った玄米ぽんせんと組み合わせて
このぽんせんクリームを作るのにとてもワクワク♪しました。

手軽に作れるポンセンクリーム、是非、お試しください!!

4/20/2016

発芽を確認






空気がキリリと澄み渡った早朝の苗代。
間もなくお日様が昇ります。
東の空には、お月様がきれいに輝いていました。

例年であれば、種を降ろしてから5~6日もすると、
苗代からホヤホヤと稲の芽が延びるのですが、
今年はかなり早めに種降ろししたためか、冷え込みのためか、
はたまた晴天の日が少なかったからか。。。

大丈夫!と信じているつもりなのに、猛烈に不安だったここ2・3日を過ぎ、
8日目となった今日、ようやく目視確認できました。

早朝、昼、夕方、とせっせと苗代に通いつめ、水位と水温を確認。
苗床には声をかけ、話しかけ・・・
しかし、昨日までは芽が出てくる兆しがなく、
ついに、万が一発芽しなかった時のための次の対応を話し合ったところでした。

まだまだ気は抜けませんが、今日夕方の苗代タイムで目視確認した時には万歳!でした。
良かった!!!

(昼に確認に行った時にはまだ芽は見えなかったのです。)

明日もせっせと通います。


ちなみに、今日は4月の倭文棚機会の麻績み織教室がありました。
まだご報告いたします。






4/12/2016

水苗代への種降し

今日は一粒万倍日でした。
一粒万倍日を選んで、今年も水苗代へ種を降ろしました。

代掻きを終えて、土を落ち着けたところで、苗床となる「ベッド」を作り、
一旦水を切った状態で一日表面を乾かします。
その後、もう一度水を張った状態で、今朝の種降ろしを迎えました。

水面に波が立つと差し支えるので、風のない早朝に種を降ろします。

まず初めに、お塩とお米、御神酒を田の神様にお供え。
今年も、イセヒカリの生まれた伊勢神宮の御神酒、「白鷹」を、
長年応援してくださっている方より御贈りいただき、お供えさせて頂きました。 
感謝。



今朝は本当に冷え込みました。
ふと見ると、田んぼの隅に薄氷が張っていました。
さ、寒い・・・・


朝日が昇りました。
さあ、いよいよ種を降ろします!!


降ろす種籾は、4月8日の夜から、浸水を始めて準備してあったものです。
種籾の端からチョコンと白い芽が出ています。

作ってあった「ベッド」、苗床の上に、まいていきます。


1cm四方に一粒、というのが理想らしいのですが、
これがなかなか難しい。

一枚一枚、苗床に種を降ろしていきますが、ふと見ると、
大切なベッドの上にケモノの足跡が~!!!
ぎゃーーーーー。
キツネ!?!?!?


気にせず、ここにも種を降ろし・・・


鳥、動物から苗を保護するため、
今回もすべての苗床にネットをかけました。


これで、種降ろしが完了です。
寒冷地では、ネットだけではなく、寒冷紗やビニールシートをかけるなど、
霜などから苗を護るための工夫をされている場所もあるようです。
また、鳥よけは、黒い糸を張るなどの方法もあるそうです。

彦星ファームの田んぼは、昨年まではこのネットだけで事足りていますが、
この苗代の上の田んぼに水をためて、なるべく温めて水温を上げてから、
水苗代に水を引いています。

これから、苗の成長に合わせて水位を随時調節しながら、“40日苗”を作ります。


種降ろしは、何度やっても大変緊張感があるものだと思います。
他の農作業にはない、独特の空気感です。
良く、諸先輩方が、種降ろしは「ご神事」のようだと仰っていましたが、
本当にそうだなと感じます。

また長唄などの邦楽には、この「種降ろし」にまつわる歌や文句も良く登場します。
「三番叟」などが特に有名ですね。
歌舞伎でも上演される演目です。
日本人とイネの関わりの深さを実感します。

毎日、元氣いっぱいの苗が育つよう、気を配っていきたいと思います。

4/07/2016

苗代の準備開始

昨日は、早朝から田んぼにて作業。

朝日が昇るのを拝み、またその朝日を浴びながらの田んぼしごとは最高に気持ち良いです。


荒代掻きが済んでいた苗代とする田んぼに、水温を上げるためのいくつかの仕上げを行った後で、水を引きました。
今年は、例年行っていた畦塗りですが、苗代については畦シートを活用することになりました。
5年以上、同じ場所を苗代としてきましたので、昨年、少し田んぼが疲れてきたように
感じられたこともあって、今年はこの場所の田んぼは苗を引き終えたら水を切り、
夏の間、草や大豆を生やして休ませることになっているためです。


毎年、水が入り始める瞬間は、身が引き締まる思いになります。
いよいよ今年も田んぼに水が・・・・
こうなると、一日に何度も水を見に行くことになるので、遠出は秋までお預けです。



日が高く昇ったころ、水を引き始めて3~4時間で水が満ちました。
このまま代掻きを待ちます。
排水の高さや排水口の点検と調整、畦に水漏れがないかなどを確認します。


夕方になって、トラクターで代掻きを行いました。


土が落ち着くのを待って、週末には種を降ろす苗床を作ります。
今年は例年より、10日ほど早い一粒万倍日を選んで種を降ろします。