6/05/2013

ヘビ君、現る

御田植えの初日を迎えるまで、あと数日となりました。
田んぼの脇の畑に自生している桑の木には、甘くて美味しい熟した実がたくさんなっています。
       




田植え間近ということで、今週末にお田植えをする場所にはトラクターで代かきを行いつつ、もう一人は苗代や田んぼの周りの草刈りを行います。

 去年はこの田んぼにトラクターがハマり、脱出するのに三日三晩かかりましたが、今年は大きなトラブルもなく、苗代の周りも草刈り機でどんどんきれいになっていきます。

苗代の今の様子です。
苗がだいぶ大きくなりました。


5葉から6葉くらいに成長し、田植えを待っています。


春の間、気温が上がらず、心配しながら成長を見守った時期もありましたが、今年は様々な工夫が功を奏し、水温が高く保てたこともあり、40日苗で、十分成長してくれました。
よかったな~と、頑張ってくれた稲たちを眺めながら草刈り機をかけていると・・・・

ん!?


苗代の中に、強烈な赤色が。
嫌な予感がしたと思ったら、やっぱりヘビ君!!!(もーーーー勘弁してっ)

去年もこの苗代の網にヘビ(しかも、恐らくマムシ・・・)が引っかかってしまい、大騒ぎして救出したのですが、まさか今年もこんなことになるとは。残念ながら夫婦そろってヘビ君は大変に苦手なので、出来ればお互いに出会わないように距離を置いてお付き合いしたいのですが、苗代の脇でお亡くなりになられるのも困ります。

仕方なく、厳重に手袋をはめ、本当は大嫌いなヘビの頭をつかんで、
ハサミでネットを少しずつ切ってあげる夫↓
            


今年引っかかったヘビ君ははヤマカガシでした。
奥歯に猛毒をもつヤマカガシ、調べてみると、どうやら首の部分にも毒を飛ばす能力があるらしい。まさかそんなヘビ君を手に持つことになるなんて・・・サラリーマンだった時代には考えられない状況です。

本当に苦手だったヘビ君ですが、仕方なく彼らの生態を調べたりしていて感じたのは、とにかく攻撃心を持たないことが大切かもしれないということです。もともと臆病なマムシやヤマカガシは、気が弱いゆえに毒を持っているということのようです。

うかつに、マムシだ!捕まえよう!などと手を出したり、気が付かずに踏みつけたりすると、向こうは攻撃されたと思ってガブリと来るらしいのです。
私はヘビのあの形と動きと模様と・・・とにかく苦手なので、出会わないのが一番。
音を出したりして、私が発見する前に、立ち去っていただけるようにいつも願ってしまいます。


最終的に無事に救出されたヘビ君は、すでに田植えが終わっているお隣の田んぼに投げ入れられ、そのままスイスイと泳いで去っていきました。

去年もヘビ騒動の末、秋には豊作だったから、捉えようによってはこれは幸先が良い!と思うことにして、週末の御田植えまで準備を進めていきたいと思います。