みなさんはもう「未来の食卓」というフランスで制作された映画をご覧になりましたか?
TSUTAYAでもレンタルできますので、ぜひ観てみて下さい!素晴らしい作品です♪
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去年、あちこちで上映会が行われて話題になった作品ですが、ある小さな村の小学校が、給食をすべてオーガニックの食材に変えるとりくみを行ったドキュメンタリーです。
私たちも昨年、DVDで観たのですが、日本ではあまり考えられないような大人たちの「オトナな討論会」の様子や、農薬の害についての理論的な説明、フランスの大人たちの子どもへの素晴らしい接し方まで、とても学ぶことの多い作品でした。
現在の日本では、原発事故をきっかけに食品の安全性に注目がますます集まっていますが、これまで全く汚染のデータや正しい情報が国民に示されないこともあって、不安が大きくなっている方々も多いことでしょう。
フランスのこの作品では、実際に危ないものは危ないというしっかりとした科学的根拠に基づく情報が提示され、これまで農薬を使ってきた農家さんと、早くから有機栽培で野菜を育ててきた農家さんが同じテーブルにつき、お互いに前向きに話し合いを行っています。
農薬をやめたいけれど、収穫がなくなるのではないかという農家さんの気持ちに対して、有機栽培農家が具体的に方法を教えたり、不安を解消するだけの話し合いをしていました。
農薬を使っている農家さんをせめてばかりでは何も変わりません。
そもそも自分たちが食べるものを他の人に作ってもらっているのですから・・・
これを初めて観たときに、消費者側にも責任の一部はあると感じました。
ちなみに、同じように農薬を使っている日本の農家さんを見ていると、散布する時にあまりにも軽装なのでびっくりします。この映画に出てくるフランスの農薬散布の映像を見ると、まるで宇宙飛行士や放射能の防護服並みの装備で農薬をまいています。
畑の近くにあるブドウ農家さんが同じような車に乗って同じように農薬をまいているのですが、マスク一つです!!!
しかも学校の給食当番かと思うようなもっとも普通のマスク・・・
彼らは大体、体調がいつも悪そうです。
当たり前ですよね。
早く気付いて農薬使うのをやめたらきっと顔色もずっと良くなるだろうな、といつも思っている私たちでした。