3/30/2011

映画 食の未来 The Future of Food

お知り合いの勧めで、「食の未来」をDVDで見ました。
遺伝子組み換え作物についてもわかりやすく解説されていますが、
アメリカの農薬メーカー・食品メーカーの動向など大変興味深い内容です。
消費者の意識も、本当に大切なことだなとも改めて実感しました。
機会があればぜひ一度見ていただきたい映画です。

日本有機農業研究会が日本語訳付のDVDを販売しているそうです。

食の未来の上映会は各地で行われているようですが、情報はあまりないことも多いようですが、
私たちも情報を発見したらまたお伝えしていきたいと思います。
山梨県では現在上映会の計画がもちあがっているようですので、
そちらについての情報が入ったら、またお知らせしますね。

ちなみに、こちらはイントロ部分(英語版ですが・・・。)


頑張れる方は、英語(フランス語字幕。。。)でどうぞ↓↓↓
1, http://www.220.ro/documentare/The-Future-Of-Food-Part-1-2/hVcMEVcyuj/
2, http://www.220.ro/documentare/The-Future-Of-Food-Part-2-2/gorTFaEJCS/

3/29/2011

じゃがいもとサツマイモ

堆肥作りの予定だった先週末・・・
しかし、いろいろな事情で一週間延期となりました。

畑では、じゃがいも君の種イモのうち残り半分を一週間ずらして植えてきました。

それから、二月の大分の百姓塾の時におやつに戴いて以来、
すっかり惚れ込んでしまった美味しい美味しいサツマイモの種イモを、
苗床に植えました。ハウスはないので、小さな発砲スチロールとビニール袋で作った苗床です。

こちらは、毎日朝晩様子を見守りたいため、ベランダに置いてあります。
無事芽が出てくれるのか、毎日声をかけて見守っているところです。
じゃがいもは予定では7月にはお芋ほり、サツマイモは・・・・9月ごろでしょうか。

サツマイモを植えた土曜日の次の日はずいぶん冷え込み、夜には雪が降りました。
苗床を室内に入れるか最後まで迷いました。
あまり過保護なのもよくないのか??それとも、ここは室内にいれるべき??

結局何となく、大丈夫だとオイモ君が言うような気がして、そのままお外に置くことになりました。
(ドキドキ。)
そんなわけで朝と夕方、サツマイモ君に挨拶するのが日課になっています。
(アメリカのウソ発見器を作ったクリーブ・バックスターは、植物は考える力を持つことを証明しました。植物は話しかけるとちゃんと分かっているそうです。皆さんも身の回りの植物と会話してみてください。)

春分の日が過ぎて、これからどんどん日が長くなっていきますね。
昨日は近くの桜の木の芽がピンク色にすっかり膨らんでいました。
春はもうすぐそこです。
畑のオオイヌノフグリや小さな草たちもいよいよ一斉に緑の葉を伸ばす準備が整った感じで、お日様の光を浴びてキラキラと、まるで輝いているようでした。
これからやってくる新緑の芽吹きの季節がとっても大好きです。

3/25/2011

完熟堆肥をつくりたい・・・

前回何とかじゃがいも君を植えるに至った私たちですが、
今週末は別のチャレンジが待っています。

それは完熟堆肥づくりをスタートすること。

実はこの2月に、大分のなずな農園の百姓塾に参加する機会をいただき、
夫婦で目を皿のようにして堆肥作りを教えていただいて来たのです。


こちらがなずな農園の百姓塾で作った堆肥。

あれからもう一か月以上がたち、二回ほど切り替えしが終わったころかもしれません。
ああ・・・どうなっているのだろう?
残念ながら4月の百姓塾には私は参加できず、完成には立ち会えませんが、
きっと微生物君たちが元気に完熟堆肥を作ってくれていることでしょう。

百姓塾では三か月かけて完熟堆肥を作る方法を習いました。
この山盛りになっている草たちが、三か月でさらさらとした完熟堆肥になるのだそうです。
循環農法ではこの完熟堆肥がとってもとっても重要な存在です。
土づくりの主役、完熟堆肥。
いよいよ堆肥づくりに挑戦する時が来ました。どきどき。

10cmくらいに切って乾燥している草と米ぬか・豚糞などを交互に積み、水を含ませて
作るのですが・・・・
循環農法の本には詳しく手順も書かれていますが、
私たちの場合は同じようにはできそうにありませんでした。

豚糞などは、私たちには現段階では入手できませんし、
草を細かくカットする機械もありません。
そもそも、米ぬかって、どこで入手するの?買えるの?????
そんなところからスタートするのですから、我ながら先が思いやられます。

とても分かりやすく、惜しみなく方法を伝えてくださる赤峰さんの循環農法という本。
それなのに、実際にやってみるとなるとこんな状態なのです(とほほ)。

しかしここでへこたれてはいけません!!!!!

今回の百姓塾で学んだことのうちの一つは
もしもまったくその通りに出来なくても、できる範囲で挑戦! ということ。
例えば、草を小さくカットできなくても、完熟するまでの時間が長くかかるということであって
完熟堆肥が作れないわけではないのです!!
ないものは仕方ない。
とにかく理想形に近づけつつ、できる範囲でやってみるしかありません。

※生き物たちの働き一つひとつを学ぶことって大切。
 私はもう少し微生物さんについて勉強したいところです

というわけで、いったいどうなることかわかりませんが、とりあえず畑のあちらこちらに
積んであるススキなどの乾燥した草たちを何とか完熟堆肥に変身させたい。
その一心でこの週末は二人で板を使って堆肥場作りに挑戦。
そして草をどうにかこうにかなるべく小さく(可能な範囲で)してみてから、積んでみます。
一年以上かかってしまっても仕方ない!!
(あっ。米ぬか・・・J●で売っていそうな気配もあるけれど・・・・う~ん。まずは残飯だけでやってみようかな。)

 二月になずな農園で抜かせていただいた人参。
その場でいただきましたが、信じられないくらい甘くて幸せな味でした。
(いつの日かこんなピカピカのニンジンを育ててみたい・・・。)

 
余談ですが、畑に行くと元気になります。
放射性物質の拡散が連日報道されて、外に出るのを不安に思った時期もありましたが、
畑にたくさん愛情を注いでいる(つもり)と十分に幸せで、本当に心身ともに安定するような気がします。私たちには畑で過ごす時間がとっても合っているんでしょう。

そんな幸せな時間を与えられているのはありがたいことだなと心から感謝しています。

春が近づいています。
もうすぐ山梨には桃の花が一面に咲き、桜の花と一緒に私たちを楽しませてくれますよ♪

3/20/2011

じゃがいも君を植えました



きらり畑にとって最初のお野菜は、じゃがいも君となりました。ちょっと前まで、草がボーボーで作物が植わる隙間はなかったのに、ちょっと嬉しいです。順調にいけば夏に収穫ができると思います。初年度なので、どうなるかはわかりませんが最初の一歩です。純粋に嬉しいです。
                                

 そして、この緑の本が循環農法という本です。農薬、化学肥料は使わず、生命の循環だけで立派な作物が育つという農法です。最高です!!人にも地球にも宇宙にも優しいです。この本をベースに楽しもうと思います!先日、著者の赤峰 勝人さんの畑に行きました。そこで、採れた野菜達の美味しさにびっくりです。本来、野菜は甘いのですね。ニンジンも、大根も、ごぼうですら、生で食べて美味しかったです。土が完璧になれば、あのような野菜ができるよ思うとワクワクします!赤峰さんありがとう。

3/06/2011

初日~草刈りをする②

・・・・草刈り(開墾)後半です。・・・・

赤峰勝人さんの「循環農法」という本によると、作物が健康に育つためには膨大なカルシウムを必要とするのですが、そのカルシウムは植物が作る酵素態のカルシウムでないと吸収されないのだそうです。(化学肥料では決して土は作れないのです!!!)



というわけで、きらり畑に生えていたたくさんの草たちは、畑の土を豊かにしてくれている素晴らしい存在。特にススキ、竹、スギナ、笹はミネラル・カルシウム不足の土に猛烈な勢いで出てきて大きく成長するそうです。せっせとカルシウムを作ってくれていたススキ君、ありがとう・・・
この畑は以前は果樹園で、かなり大量の農薬がまかれていたようです。
私たちにとっては最初の数年は、土づくりの時間になりそうですね。

ちなみに、同じく赤峰さんの「循環農法」によると、野焼きは畑にいる微生物たちを殺してしまうことになり、畑のカルシウムが一時的に増えるだけで、その年だけは良いのですが二年目はまた同じことになるので、草は決して焼いてはいけないそうです。


広さが約950坪ある畑の草刈りは、思った以上に大変!
でも、頼もしい友人たちの助けにより、ついにこの作業も終わりを迎えました。



親切な地主さんのおかげで、トラクターもお借りできました。草刈りが終わった畑を耕うんします。

・・・しかし、ちょっと使っていなかったためにすぐにタイヤがパンクし、今日は3~4回畑を往復した時点で耕うんを断念することになってしまいました。でも、この茶色の土が見えてきた時には本当にうれしかったです!!!
             


疲れも吹き飛び、春に向けて夢が膨らみます♪
次の週末までには、二人でしっかりと計画を立てることにしています。

ご協力いただいたO君、K君、どうもありがとう!!!

3/01/2011

初日~草刈をする~①

お天気に恵まれ、雲一つない青空の下、富士山と八ヶ岳に見守られながら、いよいよ畑の草刈りの日を迎えました。
草刈といっても・・・この場合は「開墾」です。
伸びたススキの丈は約2m程度にもなり、それが950坪の畑全体をモサモサと覆っている状態。
畑の境界線も分からない、畑の向こうの景色も何も見えないような状態です。

何人かには「よくまあこんな大変なことするねぇ。こんな耕作放棄地になってると大変なだけだよ。」つと皮肉られたりもしましたが、幸せいっぱいの私たちには全く関係ありません。

幸い素晴らしい友人に恵まれ、今日は東京・千葉から二人の頼もしい男子が駆けつけてくれて、みんなで楽しく畑の整備をすることになりました。
一人は沖縄でパーマカルチャーの畑を耕していたファーマー&アーティストのO君。
もう一人は、畑に入ることが初めての30代サラリーマンのK君。
私たち夫婦と、たまたま我が家に数週間滞在しているオーストラリア人のHANAも加わってくれて、合計5人での作業です。
 

O君が草刈り機持参で来てくれたので、今日は草刈り機二台での作業となりました。 

いざ現場に行ってみると、草がものすごいことは百も承知していたのに”一体どこから何をすればいいのかね?”とお互いに顔を見合わせ、しばし立ち尽くす程の大量のススキ君に圧倒される私たち。。。
 

でも、赤峰さんの「循環農法」や「にんじんから宇宙へ」でも書いてあるように、ススキ君は素晴らしい存在なのです。カルシウムをはじめとするミネラルを沢山作り出してくれるのだそうです。私達の畑にとっては大切な草なので、捨てたり燃やしたりしないで何箇所かに積みました。

奮闘中のK君


②へ続く・・・