9/11/2012

有機JAS認定でも農薬は使われる

世界中でその害悪が叫ばれる様々な農薬ですが、日本の農薬投入量は世界で第二位だということをご存知でしたか?
2004年のデータでは第一位が韓国(14.43㎏/ha)、日本が第二位 (12.45㎏/ha)。
そのあとベルギーの6.86㎏/haやオランダ4.13㎏/haが続きますが 、せっせと農薬を作って世界中に売っているアメリカは0.78㎏/haで12位にランクインしています。
使用量のトータルはアメリカが一番多いのですが、この数字は単位面積あたりなので、国土の広いアメリカは12位ということになります。

この数字だけ見ても韓国・日本の使用量の多さに驚きます。


しかも、皆さんにだいぶ周知されてきた「有機野菜」ですが、日本の有機JAS認定を受けている野菜にも農薬は使われています。

有機農産物の日本農林規格(農水省)では、下記のように、とってもわかりにくく最終的には別表2というところに使用可能な農薬が掲載されています。
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/yuuki_kikaku_a091027.pdf

う~ん、分かりにくい!

こちらにはもっとシンプルに書かれています。
「有機表示のできる農薬」
http://www.greenjapan.co.jp/yuki_hyoji_noyak.htm 

どれがどの農薬か知らなくてもいいのです。
とにかくこれだけのものが使われていても認可されてしまうという現実が感じられればよいのです。


有機表示ができる農薬!?
こんな表現自体にとても違和感を覚えつつ、実情はこのように、有機JASの認定を受けていても無農薬というわけではないのです・・・。
残念ですが。

そして、「有機野菜」の落とし穴はもう一つあります。
有機肥料というのは、化学肥料の代わりに家畜などの糞(牛糞・豚糞・鶏糞等)を使用するわけですが、これが未完熟のままどんどん使われており、畑の中では発酵の過程でできる猛毒の亜硝酸態窒素が発生。
この亜硝酸態窒素、猛毒です。
また、現代の畜産では大量の抗生物質を家畜に与えているため、未完熟な有機肥料:糞の中にも
その抗生物質はそのまま含まれているということになります。

つまり、有機野菜・オーガニックという表示ですら、全く安全は確保されないということになります。

無農薬・無化学肥料という前提に加え、自然農のように全くの無肥料栽培であるか、循環農法のように完全に発酵し完熟した草堆肥を使ったお米やお野菜が安全なお野菜です。

一番安心なのは、ちょっと大変だったり面倒だったりしても、自分で在る程度の知識を付けること、そして、少しでも自分で育てることです。
プランター一つから始めましょう!

一人一人の意識が高まっていけば、こうした危ない食品は減っていくかもしれません。
遠回りなようですが、一人一人の意識の高まりを期待するしかない・・・とも思います。

長年農業に従事されていた方々ほど、「農薬・化学肥料がなければ野菜やお米がとれない」と
固く信じ込んでいらっしゃることが多いものです。
中には無農薬・無化学肥料で育てたといっても、品種が違うのではないかとか、今年はたまたまだとか、絶対に認めようとしない方もいます。
そして、もちろん農薬を売って儲けている企業もあり、彼らはいくら猛毒でもその農薬や化学肥料を売りたい、企業の方も”生活がかかっている”ということになり、このハナシは一筋縄にはいかないのです。
(まかれた農薬やもれなく私たちに返ってくるんですがねぇ。)

また消費者の方も、あまりに土から離れているため現状も何も知らないことが多く、見た目重視でもっと安くもっと安く!!というお買い物をしている方がまだまだ多いのではないでしょうか。

というわけで、結局、私たち一人一人の日々の暮らし方こそ一番大切ということになります。
スーパーでお野菜を選ぶ時、買う時、その一つ一つの選択が大きなうねりとなるのです。
見た目が良くてもほとんど栄養もエネルギーもパワーもないお野菜と、買う時は少し高いと感じても、口にして心身にエネルギーを満たしてくれる本物のお野菜と、どちらが最終的に自分にとってメリットのある買い物になるでしょうか?

個人的には、食べ物について知り、自分の心身をしっかり養ってくれる食べ物を選択することは、自分自身を愛することにつながると思っています。
そしてそういう食べ物をいただく時、地球とお日様の光によって養われていることを実感し、感謝の気持ちでいっぱいになるのです。


まずは、有機JASを選ぶようになった、次には自分で学んだ知識をもとに、もっと本物のお野菜を選ぶようになった・・・というように、少しずつでいいと思います。
とにかく食の現状に関心を持ち、知ってください!!

どんなに濃度が薄ければ、とか、国が認可しているとか言い訳しても駄目だと思いませんか。
農薬・化学肥料・未完熟堆肥は毒です。
とってもシンプルな話です。毒は毒ですから。
大切な地球にまき散らしてはいけません。

近い将来、地球上から農薬・化学肥料が消え去ることを期待しつつ・・・




8/27/2012

オーストラリア~パーマカルチャー発祥の地


ご縁あってオーストラリアの知り合いのご紹介で、春先の農繁期前に、パーマカルチャーを実践している方のお宅を見学させていただいたことがあります。
パーマカルチャーというのはPermanent(持続可能な) Agriculture(農業)からできている造語のようなものなのですが、オーストラリアのビル・モリソン氏が提唱した持続可能なライフスタイルと農場づくりの方法です。

そのお宅は、広大な緑に囲まれ、果樹園とエコなお宅、そしてお庭には鶏が飼われていて、自給的な暮らしを実践されていました。
奥様が勉強家で、色々と計画をたて、優しいご主人がそれを基に力仕事に励むという、うらやましく素晴らしいパートナーシップを育みながら、生活そのものを楽しんでいらっしゃるお姿にとても良い刺激を受けました。
「ボクは難しいことは何もわからないから、それはワイフに任せて、言われた通り土を掘るだけ。」などと冗談めかしておっしゃっていましたが、旦那さまも勉強家、「わら一本の革命」の著書、福岡氏の本や農法についてもお詳しかったです。とても仲良しのご夫婦でした。

さて。
みなさんは生ごみ、どうしていますか?
特にこの夏場、においも気になって、生ごみは嫌われ者になってしまいます。
今私は、カドタ式の土のう袋を使った生ごみ堆肥づくりに挑戦しています。
ミミズコンポストと最後まで迷ったのですが、土のう袋と土と米ぬかだけで続けられるという方法に目がハート♥に。

ここで、オーストラリアでは一般的に普及しつつあったミミズコンポストについてお話しますと・・・

ミミズコンポストは、オーストラリアのパーマカルチャー実践者の間でも使われていて、とても手軽で液肥などを取り出す時もコックをひねってワンタッチ。素晴らしいものでした。
キッチンから外に通じるドアからの導線や日の当たり具合なども考慮して、置く場所を決めたそうです。調理してすぐにキッチンからこのミミズコンポストに生ごみを入れられるのがミソ。

こちらがその農園で使われているミミズコンポスト


ちょっと脱線しますが・・・その堆肥を使って育てているという
果樹園スペースにあった無農薬・無化学肥料のオレンジ。
とってもおいしかったです。


更に脱線しますが、こちらがチキントラクター。
パーマカルチャーでは、ニワトリが草を食べることで、除草・草刈りの手間を軽減します。
この枠を徐々に、草を抑えたい場所に移動していきます。
糞などで土に栄養も補給できるという一石二鳥なチキントラクター。
(鳥たちもとても健康でした・・・。小屋には卵がいっぱいありました。)

パーマカルチャーも一つの素晴らしい方法ですので、私もいつもいろいろ学ばせていただいているのですが、このミミズコンポスト、オーストラリアではまだしも、日本で取り寄せるとなると高価・・・


しかし、毎日出る生ごみを少しでも有効活用し、好きになってしまいたい私。

土のう袋の方は、ほとんど経費が掛からないのと、自分が堆肥を使いたい場所の土を基にして堆肥づくりができるのがしっくり来て、こちらに挑戦しています。

「生ゴミ堆肥ですてきに土づくり 」という本が出ていて詳しく説明してくれてありますので、興味のある方は是非読んでみてください。図書館などにも置いてある場合が多いようです。

 今のところ夏場で気温も高いこともあり、においなども全く気にならないので、うまく行っているらししい・・・マンションやアパートのベランダでも実践できるのが素晴らしいところです。
一か月ほど実践してみて、またご報告します。



ちなみに、オーストラリアの小学校でも農業と食育にはとても力を入れている様子で、見学に活かせていただいた私立小学校では、毎日小学生がミミズ君たちのお世話をしながら堆肥を作っていました。

こちらのミミズコンポストは丸い形でメーカーが違いました。


かわいい女の子の学生さんが紹介してくれた、みんなの畑?
一人一人こうやって、ハーブや野菜を育てています。


採れたてのお野菜を使った調理実習もあり、食べ物に対する意識はオーストラリアでもこの数年で驚くほど高まっていると感じました。
私たちのこよなく愛する玄米も、ブラウンライスとして人気があり、Woolworthという大手スーパーにあるSushiコーナー、その名もSushi Ginza(笑)では、シャリが玄米!!






ベジタリアンのお店やメニューはもはや一般的になりつつあると思いました。
また現地の方の話では、食品添加物、着色料、香料などに対しても、この数年で無添加の食品を子供たちに与えたいというお母さんたちのムーブメントが高まっているそうで、かなりの変化が起きている様子でした。

三年前に滞在した時には、体調を維持してくれる食べ物を探すのに苦労しましたが、今回の滞在ではスーパーで普通に売られているオーガニックの玄米、オーガニックのうどん(乾麺)、味噌などで意外と快適に過ごしました。

でも、やっぱり一番は、自分で育てて収穫したお野菜(無農薬・無化学肥料はもちろん!)で作る和食です。

日本の食べ物は本当においしい・・・。
今日も我が家の田畑と、食卓に感謝です♪


8/23/2012

今日の田んぼ

今日の田んぼの様子です。
いよいよ全体的に穂が出てきました。
とってもきれいです!!!
 (出穂のタイミングがバラバラなのが少々気になりますが・・・きっと大丈夫なはず。)



稲穂が出る時はこんな風に出てくるのですね!育ててみて初めて知りました。


 今日も田んぼの周りを、稲たちに声をかけながら歩いていると、
赤いきれいなトンボがふわりと稲の葉にとまりました。


 秋めいてきた風に、さらさらと音をたてて揺れる稲は本当に美しいです!!
田んぼの稲は1メートルを超えるくらいの大きさに育っています。

8/22/2012

ゴマの花が咲いています

今年は、白ごま・黒ごまの両方を少しずつですが育てています。
雨がなかなか降らなかった今年の夏、枯れてしまうか心配な時期もありましたが、
何とか花を咲かせてくれました。





これは白ごまです。
ちょっとわかりにくいのですが、茎のところにさやのようなものが出来ていて、この中にゴマが入っています。


この薄い紫色の花が黒ごまの花です。

肝心なお花の部分が、ものすごくピンボケしていてすみません・・・
(今度、ちゃんとカメラを持参して、撮ってきます。)

おいしい玄米の友、ゴマ塩を、無農薬無化学肥料で育てたいと思っていたのに、
去年は手が回りませんでしたが、今年のお試し栽培でなんとなく手ごたえを感じました。
来年はたくさん植える予定です♪

「ゴマを育てたいんですー」

と、おじいちゃんおばあちゃんのお百姓さんたちに相談すると、決まって、
「あのムシが嫌で育てたくないんだ」と言われます。
「あのムシは気持ち悪いからゴマは買うのが一番」と言い切る方までいるのです。

あのムシとは!?
調べたところによると、どうやらゴマ特有のスズメガ(ゴマムシ)類が発生するらしい。
気味が悪い、恐ろしいと感じるほど大きく目立つ虫で、葉を食害するとものの本にはあります。
見つけたらすぐに除去しろと、少々強い口調で書かれている本もあります。
ほかにシモフリスズメ・寒冷地ではメンガタスズメという虫も発生する・・・云々・・・


しかし、私たちのお世話する畑では一度もその「あのムシ」を目にすることもなく、
今のところ全く葉を食害される気配はありません。
怖いもの見たさで、いったいどんなムシがやってくるのか!?と、
「さー、いつでも来い!!私は怖くなんかないぞ!!」←実は怖い。 などと畑で一人叫んでいたのですが、この夏は暑すぎたのか乾燥しすぎたのか、それともあまりにも畑が草ボーボーだったからか、全く出会うことなく終わりそうです。

化学肥料や堆肥なども一切撒いていない場所に植えているので、それももしかしたらムシの発生には関係しているのかもしれませんが、来年以降、みんなが恐れる「あのムシ」を見つけたら写真に撮ろうと今から決意を固めているところです。