この日の午前中、先生ご夫婦のご協力により、ついに、自宅の一室に機がたちました。
(まだ完全体ではないため、写真はとっておりません。)
教室のメンバー内で、「鶴の間」と呼ばれる機織り部屋(笑)
わたくしが機を織っている間決して覗いてはなりません・・・
の「鶴の恩返し」からきています(笑)
昔話で、鶴でさえ布を織っていた手仕事大国ニッポンですが、
現代では、なかなか普通に暮らしている限り、
織機には馴染みが無い方が多いのではないでしょうか。
私自身にとっても初めての鶴の間!!
感激&大興奮しております。
糸車に織機と、このように道具たちがこのお教室に集まってきてくれたこと、
ご協力くださったみなまさに、本当に感謝でいっぱいです。
順調に麻績み&糸車を進めていらっしゃるTさんの糸、着実にたまってきました♪
手績みの麻糸、美しい~♪
Tさんは次回から、鶴の間に立てたばかりの織機に経糸(たていと)を張り始めるため、
整経台と呼ばれる道具で準備をしています。
まだまだヒヨッコの私達の麻績みした糸は、経糸としては強度に不安が大。
初めての機織りということで、今回は経糸は購入したものを使います。
何と、彼女のおばあちゃんのお家からは精麻が「粗品」として出てきたそうで・・・
こちらのブログ記事を上げて下さっています。
現在、その貴重な精麻も糸にし、布に織り上げるべく頑張っているTさん。
どんな布が生まれるのか、今から本当に楽しみです。
残りのメンバーも、順調に糸車をマスターしつつあります。
糸車にかけると、麻績みの時の自分のしごとの出来具合がハッキリします。
やはり、一番の基礎となるのは麻績みの確実さですが、
その前にまた素材の状態と麻打ちの出来によっても大きく左右されるもので、
布に至るまでの一連の工程がすべて繋がっていることが実感できます。
土の上の植物の状態が大きく関わってくるということを思い知ります。
「布をつくるというのは、植物の亡骸に新しい命を吹き込むこと」
先生の言葉が、心に深く響きました。
次回のしずり棚機会 麻績み~織り教室は、
2月8日(水)13:00~開催です。
お問い合わせ・参加ご希望の方は
hikoboshi@hikoboshifarm.com
(大河原)
までご連絡ください。
麻績み・麻打ち・糸車・織まで、じっくり身に着けたい方向けの
月に一度のお教室です。
参加費は1回¥3,000です。