引き続き、先生と一緒に栃木県産の精麻を材料にし、
麻績みを手習い中。
それに付随する、麻打ち・麻裂き・糸車で糸にヨリをかける工程も
習っています。
麻績みは、初回のあの「何が分からないのかも分からない」状態から、
皆さん、随分と順調に糸が繋がる様になってきました。
自宅で練習することももちろん大切ですが、
やはり、先生の手元を見ながら、また小さな疑問を解消しながらの
お教室の時間は、とても貴重です。
少しずつ、着実に、体に身についていく感覚・・・
間もなく機織りに入る方が糸車を回す傍らで、麻績みを続けました。
ヨリをかけ終わってオガラに巻き取られた糸です。
形も風合いも何とも愛らしく、今日もまたウットリ。
私自身は今日は初心にかえって、もう一度先生の手元をじっくり見ながら、
自分の麻績みを見直すことが出来、大変有意義でした。
麻打ちが終わって陰干しを終えた精麻を、
一筋ずつまとめておく「ワラジ」の作り方も、教わりました♪
これが「ワラジ」です。
また、今回は麻績みをしながら、近江上布の伝統工芸士の方の麻績みの様子などを
先生から映像で見せていただいたり、苧麻と大麻の繊維の違いなども伺いました。
どちらの植物のどちらの繊維も、それぞれに特徴がありどちらも素晴らしい!
でも、やはり上布と言われるだけあって、苧麻の布は独特の、上等な風合い。
改めて、沢山の植物たちの繊維を布とし、季節ごと、用途ごとに使い分けてきた
ご先祖さまたちの知恵に深い尊敬の念を抱くばかりです。
農閑期になったら、気になっている上布の生産地を回ってみたいなと
今から楽しみにしています。
次回のしずり棚機会「麻績み~機織り教室」は
10月26日(水)の開催です。
お問い合わせなどはこちらまで。
彦星ファーム
hikoboshi★hikoboshifarm.com
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