6/03/2016

小麦の刈り取りが終わりました!


6月1日、小麦の刈り取りをしました。
小麦の収穫適期は3~4日間と言われていて、
お天気とにらめっこ、作業を次の日に回すということがなかなかできません。
小麦の収穫の日は、いつも夜八時を過ぎるまで畑にいることになります。

夜空には星々がきらめき、この晩は月もなく畑は真っ暗に・・・
恐ろしいくらい視力が良い妻が、暗闇にもめげず刈り取った後の麦の束をガンガン回収(笑)します。
夫:「もう見えない!!!」と連呼。
妻:「まだ全然見える!!!」

結局夫が軽トラのライトを点灯(笑)
これも毎年のこととなりました。


収穫適期の見極めは、色々と方法があるようですが、私達のところでは

○播種から約45~50日という目安
○黄色~茶褐色に変色し、穀粒を潰すと蝋のような硬さで乳白食の液が出ない

この二点を基準にしています。

今年はお天気に恵まれ、安心して適期を待つことが出来ました。

彦星ファームの小麦粉は、いわゆる地粉で、昔からうどん粉として食されてきたものです。
日本人が昔から楽しんできた食材です。
何か特別な拘りがあるわけではなく、単に機械(乾燥機)がないので、
必然的に小麦も天日干しになります。

刈取りと同時に脱穀して、玄麦だけをシートに広げて天日乾燥する方法が一般的です。
しかし、昨年天日干しをするのに使っていた広~い場所が今年は使えず、
また、一日に何度も天地返しをするのもかなりの手間がかかります。

結局今年は、お米と同じように畑にそのままはざ掛けし、乾燥が終わったら脱穀し、製粉へ・・・というやり方に絞ることになりました。

こんな具合に、ハゼ掛けします。


万が一雨に降られそうなときは、ブルーシートで丸ごと覆ってしまいます。
止んだらシートを外します。
これで乾燥機いらず、雨にも対応できます。

これまで、脱穀後のシートの上で天地返しと、この丸ごと干してから脱穀する方法、
毎年半分ずつくらいで試してきましたが、ちょっと変わっているかもしれませんけれど、
この丸ごと干しの方が私たちには合っているようです。

製粉に回せる水分量になるまで、風とお日様の力で乾燥します。


田植えも同時進行で、進んでいます。
夕方、茜色に染まる富士山が美しい。

それにしても一本植えの稲は、まだナミヘイさんの髪の毛状態。
ここから元気に分けつしていってくれるよう願っています。