4/29/2014

水苗代づくりと小麦の出穂

水苗代へ種籾を降ろす日が迫ってきました。
畔塗りが終わった水苗代に、苗床(種籾のベッド)を作ります。
泥を鍬で苗床の形に盛っていくという結構大変な作業です。





場所によっては状態はだいぶ違うと思いますが、今お世話させて頂いている田は粘土質の土目なので、トロっとしたベッドの出来上がり。

この状態で表面を一度ほどよく乾かしてから、一日ほど経って水を張ります。

全部の苗床の高さは同じに作っておきます。
これから稲の種が芽を出して伸びていきますが、それに合わせて水位を上げていきます。
その時に、苗床の高さがそろっていないと、うまく稲の成長に合わせて水を管理できません。
なるべく水平になるように、表面を丁寧に慣らして 苗床の用意はこれで完成です。


水を落としてあった田んぼの隅に、動物の足跡発見!!

地元のおじ様のおっしゃるには、タヌキだそうです。


大きな鳥の足跡も!
この田んぼにはドジョウやカエル、ザリガニもたくさん住んでいるので、
エサを探しにきたサギの足跡ではないかと思います。

畑では、小麦の穂が出始めました。


こんな風にして葉っぱに包まれるようにして、穂が表れてきます。

何度見ても、神秘です・・・

地粉はあまりパン作りに向かないと一般的には言われていますが、パン作りを楽しんでいらっしゃる方々から、もっちりしてしっかりした甘味のある美味しいパンが焼けました!という嬉しいご報告をたくさんいただきました。ベーグル作りにも活躍しているようです。

近いうちにレシピなどを教えていただく予定ですので、またみなさまにお伝えできればと思っています。

4/15/2014

玄米ポンセンができました

今日も苗代に水を引き入れる準備が続いています。
    (途中、畔に咲いた満開のにほんたんぽぽに囲まれて、ちょっと休憩・・・。)

今月の末には種籾を苗代に降ろします。

さて。
この度、彦星ファームの無農薬無肥料栽培の玄米と、大分なずなの塩で作った
美味しい玄米ポンセンができましたので、お知らせします。
今日現在は、直売か、山梨県甲斐市と韮崎市にあるJA直売所「よってけし」二か所に
置いてもらっています。(今後、販売していただくお店が増えますので、またお知らせします!)

原材料:玄米・食塩
内容量:8枚(円形の直径約10cm)
賞味期限:2014年9月10日
¥380
原料の玄米は無農薬・無肥料栽培、手植え・はざがけによる天日干しのイセヒカリを使用しています。塩は100%大分県の海水を昔ながらの方法で塩にしている「なずなの塩」です。

 玄米ポンセンは、赤ちゃんにも安心のおやつ、そして、工夫次第でいろいろなお料理に使えます。
例えば、お味噌汁に浮かべれば簡単雑炊に、スープに浮かべたり、ぽんせんの上に
色々なトッピングをすれば、カナッペのようにもなります。

保存もきくので、非常食や備蓄用にも活用できます。

直売の場合は、遠方の方はどうしても配送料が800円から1,000円程度かかってしまうので、
心苦しいのですが、ご希望があれば是非お声掛けください!



4/10/2014

苗代の準備

いよいよ桜も葉桜に変わってきました。
皆様、今年は桜の花を楽しまれたでしょうか?
ゆっくりお花見は出来ませんでしたが、先日、近くの桜の木の下でほっと一息。
やっぱり、桜はいいですねぇ。


さて。いよいよ田んぼの水苗代に水を入れる予定の日まで約10日となりました。
水を引く前に、田んぼの「荒起し」を行います。

その後、鍬を使って畔塗りをし、苗代に水を張ったら代かきをしてから、種籾を降ろす苗床を作ります。
種籾は、早朝の風のない時間帯に、水を張った苗代の苗床に降ろしていきます。

他の田んぼよりも一足先に、荒起しと、畔塗を行うための下準備が進んでいます。






畔の部分にはたくさんの春の草が育っています。
これから徐々に夏の草に変わってきます。
水を張った田んぼが崩れずに、水をたたえてくれるのは、草たちがしっかりと根を張り、
畔の部分を支えてくれているから。
ありがたい存在ですね。

とは言え、稲たちにとっては、田植えの後は、こまめに畔の草を刈って、風通しを良くすることが大切になってきます。
刈っても根っこは健在で、すぐにまた背丈が伸びてくるので、本当に畔草たちは逞しいです!

刈った草は田んぼに還し、それが養分となってまた田んぼを豊かにしてくれます。

畔塗はかなり筋力バリバリな作業ですが、畔が決壊すると田んぼから水が抜けてしまうので、とても重要なしごとです。
間もなく苗代に水が入るのかと思うと、ドキドキワクワク、そして、ちょっと緊張感も・・・

一つ一つの作業を心を込めて、でも楽しんで積み重ねていきたいと思います。



4/02/2014

畑にも、春がいっぱい

山梨県でも、桜が咲いてうっとりするような春の雰囲気になってきました。
ファームの畑にも、春が満ち満ちています!
春は体も開く時期。やっぱりウキウキしますね!
チョウチョもテントウムシも元気いっぱいです。

2月の大雪の影響で、田んぼでの準備や、畑のお世話もすっかり遅れてしまっているので、今急ピッチで遅れを取り戻しているところです。
とはいえ、この気持ちの良い春の日差しのもと、気分は最高です。






大雪と寒さと、冷たくて強かった北風にも負けず、青々と伸びてくれている小麦は、日に日に背丈が伸びているみたいに感じます。
こちらのきれいな緑色も、畑に立って眺めていると、桜に負けずうっとりとする美しさです。

 
青い小さなお花を咲かせているオオイヌノフグリも満開♪



小麦と、オオイヌノフグリと、ピンクのホトケノザの饗宴です。
こちらもうっとりの美しさ。

この一面に生えている草を「敵だ!」と捉える人にはもう耐えられない光景かもしれませんが・・・
彼らもとても大切な畑の仲間なのです。
春の草が種を付けたら、土に還します。
もうしばらく、このうっとりする眺めを堪能しながら、楽しく野菜の種まき&田んぼのお世話が続きます。

【出荷に関するお知らせ】
昨年の分の小麦(地粉)はおかげさまで完売いたしました。
次回は5月末~6月の、写真の小麦たちの収穫をお待ちくださいませ。

また、間もなく、米粉の販売を開始します。
当面、玄米粉ではなく、7分づきに精米したお米の米粉になりますが、
ご希望いただいていた皆様、大変お待たせいたしました。

製粉が仕上がり次第、またお知らせいたします。
どうぞ日頃のお料理や、パン作りにお役立てください。