一粒万倍日の早朝に、水苗代に降ろした稲の種籾は、季節外れの冷え込みを乗り越えて、しっかりと根を張ってくれたようです。
毎朝毎晩、苗代の水位の調節に心を配ってきたこの二週間ですが、何とか緑色の葉が伸びてきました。現在はこんな様子で、苗代のベットの上に稲の子どもたちが育ってくれています。
別の田んぼで水を温めてから、この水苗代に入れています。
鳥よけのネットは水の循環を妨げないように、網目が細かすぎないものを使っています。
(去年はこのネットにヘビが絡まり、窒息寸前になっているのをギャーギャー言いながら救出したっけ。)
なるべく温まった水を、苗代の中が澱まないように回したい・・・
これから苗の成長に合わせて、水の高さを少しずつ上げていきます。
何度も何度も苗代に足を運び、稲たちに声をかけています。
苗を育てながら、他の田んぼでは畔塗りをしたり、畔の草刈りをしたり、田植えに向けて本格的に準備が始まりました。
こうして朝な夕なに苗代の苗を見ていると、出来る限り良い状態の田んぼに植えてあげたいという気持ちが強くなり、 畔塗りも苦にはなりません。
このままお田植えまで一つ一つのことを着実に準備していきたいと思っています。