昨日、8月18日(土)に、旧暦では7月1日をむかえました。
いよいよ秋冬野菜の種まきが本格的になります。
今日は赤峰さんも「循環農法」の中で書かれている「身土不二」という言葉について、
みなさんにも知っていただきたいと思い、その部分を引用させていただきます。
【循環農法:赤峰勝人著より】
「身土不二」の語源は仏教の教えからで、「身と土は二つにあらず」と訳します。
身体と土は同じであらねばならないということ、肉体は土だ、と教えているのです。
つまり、身が生まれた土地から、できた作物をいただきなさいということです。
この教えを用い、食を改善し、身体を治していったのが、玄米菜食の草分けである
石塚左玄先生であり、さらに世界に広めたのが桜沢如一先生です。
寒い土地で生まれ育った身体を温めてくれるかのように、その土地には根のもの(陽)が
よく育ちます。また暑い土地に慣れた身体を冷やしてくれるかのように、暑い土地には
果物やツルのもの(陰)がよく育ちます。
こんなにも素晴らしく自然な法則が「身土不二」です。
このありがたい法則を無視して、わざわざ高いお金を払って遠い国で育った作物を食べたり、
季節を外れた不自然なものを食べたりして身体を弱らせていくよりも、自然の教えに従い、
自分の生まれ育った土地で採れた、季節に沿った作物を素直にいただくだけで、
私たちの身体は守られ、元気でいられるのです。
【引用ここまで】
地産地消の推進に「身土不二」という言葉が使われている場合が多々ありますが、
私はこの”肉体は土”ということこそ大切だと感じています。
また、自分が縁あって暮らしている土地には、それぞれの特徴や個性、気候風土があり、
それらは私たちの心身にも大きな影響を与えていると思います。
日本中、世界中を旅しても、好きな場所、気持ち良いと感じる場所というのはそれぞれです。
そういう意味でも、自分の暮らしている環境で生まれ育った作物こそ、
自分にあっているという意味で、食卓のお料理のうち、一皿でも自分のおうちの周りや
ベランダ菜園でもいいので、愛情込めたお野菜があると素敵だなと思います。
最近は市民農園(クラインガルテンという名前での市民農園もあります)がたくさんできているので、
週末に畑を始めるのも素敵ですね!
その時にはぜひ、無農薬無化学肥料で、エネルギーに満ち溢れたお野菜を育ててください!