5/31/2011

「ミツバチの羽音と地球の回転」をみてきました

つい先日、ようやく都合がついて、「ミツバチの羽音と地球の回転」を見てきました。ずっとみたかったのになかなかタイミングが合わなかったのですが、3月11日の震災後になってからこれを見ることになるなんて・・・原子力発電所についてこれまで勉強不足だったこと、知らなかったことを映画を見ながら再確認してしまいました。

これまでどのようにしてこんなにたくさんの原子力発電所が日本中に増えてきたのか、その仕組みの一部だけでも垣間見られた気がします。

まずは一度「ミツバチ」をご覧になってみてください。
感想はそれぞれだと思いますのでブログに書くことはしませんが、日本の現状を知るのにもとても役立ちます。他の国は自然エネルギーの問題ではずっと進んでいる面があることもわかります。そして、多くの政治家などが自然エネルギーでは電気がまかなえないとよくおっしゃっていますが、そんなことはないのだということも・・・



見た後で、我が家ではアンペアダウン(契約アンペアの変更)を決定。
30A→20Aに変えてもらいました。
私たちの家は東京電力なのでカスタマーセンターに電話し、アンペアを下げたいことを伝えるだけ。後は、東京電力の方がブレーカーを無料で交換してくれます。作業は10分程度!(一か月の基本使用料も10A下げるごとに273円もお得になるんですよ♪一年で3276円♪)
 東京電力契約アンペアの変更こちら

賃貸物件では30Aに初めから設定されていることが多いのですが、アンペアダウン後の20Aでも現状まったく問題ありません。
こんなサイトもありますのでご参考に・・・
(節電方法なども載っています。)

アンペアダウン プロジェクト ~でんきナマケます~ アンペアをダウンして取り戻す「豊」な生活。

電力会社を選べない日本人。「ミツバチ」でとりあげていますが、電力の販売が自由化されている国々では、エコな電力源を自由に選択して電気を買えるんですよね。だから、風力だけから発電されている電気を使いたいと思ったらその電力会社と契約すればいい。石油を使ったり原子力を使ったりする発電に対してその会社の電気を「買わない」という選択ができるのです。

今の日本ではそんな選択肢はありません。日本は先進国だと思っていたけど、そういう意味では全然市民の意識も成熟していない、後進国だと感じました。現状では電力会社を選択できない不満もあるけれど、まずはアンペアダウンをすることで私たちも電気に対する姿勢を変えていかなければと思いました。いずれは10Aまで落とせたらと思っています。

ちなみに我が家では節電した状態があたりまえの生活になってもうすっかり慣れてしまいました。時には淡いキャンドルの光でロマンチックに過ごしたり、窓から差し込む月明かりで十分な日もあります。

結局は全部気持ちの問題ですね。
言われてやっているわけではないので、楽しみながら新しいライフスタイルを模索中・・・

私たちも自分たちの生活の仕方を前向きに変化させていきましょう!

5/30/2011

草の成長と畑の土

先週は土の乾燥を心配していましたが、今度はこんなに早く梅雨入りだなんて・・・

20日前後には、ちょっと遅れていた夏野菜の苗を植えたところで、雨が続くのも悪くないねと話していたのですが、台風まで来るとは思いませんでした。今日は朝には雨があがったので、気になるお野菜たちの様子を見に行くのが待ちきれません。

きらり畑には除草剤は一滴もまいていません。
雑草といわれる草も豊かな土づくりをしてくれる大切な存在なので、最低限しか除去していないのですが・・・
旧暦でも夏に入ったころから、たった一日でもあっという間に草が伸びて草の天国みたいになっています。こうして雨が降るとその勢いはさらに増し、その生命力には驚かされます。しかもお野菜たちと違って、世話をしてもらっているわけでもないのに逞しく成長するのです!!そして、そうやって草が勢いよく生えてくれていた場所はクワを入れてもフカフカなのです。素晴らしい!
循環農法の赤峰さんの教え通り、土づくりの主役はこの草たちなんだと毎日実感しています。

「雑草という草はない」という私の思いは今日も強まるのでした・・・

こちらは小松菜。
向こう側にはワサワサとヨモギやカラスノエンドウなどが茂っています。
(小松菜は蒸したり、お味噌汁に入れたり、炒めものにしたり、毎日幸せに戴いています。)


周りのおじいちゃん達からは「強力な除草剤をまかないとダメだよこりゃ~」とアドバイスされますが、のらりくらりとかわして今日まで来ました。私たちは農薬・化学肥料を使わないんです、と一年前は頑張って説明していたのですが、「草は敵だ!」と教え込まれた人たちや、農薬がなければ畑ができないと固く信じている人にはそんな言葉は不快なだけみたいです。

なので、ひたすら聞き流すのが平和な道です。もう少ししたら、きっと農薬・化学肥料はいらないことにもっと多くの人が気づくことを信じていますし、以前に比べたら状況はきっと良い方向に向かっていると思いたいです。

そんな中、ニンジン君は日々成長しています。

このかわいらしい葉っぱのおかげで、ニンジン君はとりわけ手厚い世話を受けています(笑)
ニンジンはある程度大きくなるまでは周りに大きな草があると光が弱くて負けてしまうそうです。
ニンジンの周りはこまめに草取りをしています。
もう少し大きくなるまではお世話が必要です。


パートナーがこよなく愛するバイクから畑をパチリ。
このエリアには6月の上旬にお豆をまきます。
お豆の無農薬栽培は絶対無理!と、何度言われたことでしょう・・・
でも、そんなことは関係ありません。私たちはオクスリは使いませんよ~。

豆まきは東京で会社勤めしていたころのお友達が一緒に楽しみたいと言ってくれているので、にぎやかな楽しい時間になりそうです♪

お豆はプランターでも育ちます。枝豆として楽しめますよ。ぜひ育ててみてください!一粒土にまいたお豆から芽が出て立派に育つのを見るのはなかなか感動的ですよ。

5/20/2011

どうにか育っているニンジン君

今日もとても良いお天気!日も暮れかけた夕方、畑に向かいます。からからに乾いた土の中でお野菜たちが頑張っているので、お水をまかずにはいられません!でも、草がぼうぼうに生えているところって、カピカピにならないんですよね・・・草を一本残らずとったところは本当に干ばつ!?というくらいカラカラに乾燥していました。夏本番にはまだ少し早いけれど、夕立が来たらいいなと思う今日この頃です。


ニンジンはなかなか芽が出なくて水遣りをおこたったからかな・・・土が悪いのかな・・・植えた時に邪念があったのかな・・・と畑にいく度にニンジンの芽を探す日々が続いていましたが、ある日、一斉に一面を覆う草たちの中に特色あるニンジン君の小さな小さな芽を発見!!!おお!!これはきっとニンジン君だ!!

・・・というわけで、畑に這いつくばって周辺の小さな草たちを抜くこと数時間。(気が付いたら時間がたっていました。)すっかりこの作業にハマる私たち。
二人で黙々とニンジン君の両脇を明るくする作業は続きました。幸せいっぱい。
週末の育ち具合が楽しみです。


そのほかのお野菜たちも元気です。

元気に育っているじゃがいも君。
芽かきをした時に移植したおイモ君たちもすっかり根付きました!
すごい生命力で、感動です。


乾燥していても全然苦痛ではなさそうなジャガイモ君には毎回驚かされます。
土寄せがすんだので引き続き成長を見守ります。

こちらは小松菜。葉物にはなるべくお水をあげています。今度の日曜日は雨が降るという予想もありますがもし予報が当たれば小松菜やルッコラ、シマナなどはきっとうれしいだろうなと思います。シソもどうにか芽を出しましたが、大丈夫かちょっと心配です。本当にカラカラなので・・・でも強い植物なのできっとこれから大きく育ってくれると信じています。

この週末には、トマト・ナス・ピーマンの苗を定植します。どきどき。豆をまく準備もそろそろです。

畑がだんだんにぎやかになってきました。

5/09/2011

堆肥場づくり

3日前にやっと堆肥場を作りました。土作りの基本の堆肥場ができて満足してます。これから秋に向けて草がメインの堆肥を作っていきたいと思います。今は最初に刈ったススキを積んであるだけですが、今後はここに米ぬか・鶏糞・腐葉土等と大量の水で混ぜます。その後は、微生物君達に頑張ってもらい堆肥を作ってもらおうと思ってます。また経過を写真付きで報告できるようにしますね。

ちなみに、木槌は持っていなかったのですが桜の木を切った残骸がその辺にあったので、それで杭を打ち込んでみました。結果、超パーフェクト!! グリップも最高、杭を打ち込む時に木の芯をくった時のあの感触(野球で長打を放ったときや、ゴルフのウッド(特にパーシモン)で真っ芯を捉えたときの感じのよう)。とにかく超気持ちいい作業でした。自然って素晴らしい。

5/08/2011

葉物のお世話

みなさま、GWは楽しく過ごされましたか?
旧暦を意識するようになって数か月がたちますが、いよいよ旧暦では「夏」に突入しました。今日は畑にいると日差しは本当に夏の気配。大好きな畑で過ごす時間は私たちにとって至福の時間です。まだお野菜が育っているのは畑のほんの一部ですが、あちこちに生えてきている草君たちが何とも愛おしいです・・・。
お隣に新たに畑を借りたおじさんと、今日はご挨拶しましたが、「草がこんなに生えて大変だねー。」と心配してくださっていました。しかし、私は雑草とおじさんたちが呼ぶ草たちを大切に育てている最中(笑)
野菜たちと一緒に仲よく育ってくれれば虫も微生物もみんな喜ぶことでしょう。

さて。ここのところまとまった雨が降っていません。
今日は芽をだして元気に育っている葉物に水をあげたり、じゃがいもの芽かきをしたり・・・そんな楽しいお世話をしてきました。

これは芽かきで抜いたジャガイモの茎。
先に小さなおイモが!!

じゃがいも達は本当にとても育っています。
逞しい。
ジャガイモって、茎が変形したものだって知っていましたか?
私は赤峰さんの「循環農法」を読んで初めて知りました。
ちょっと衝撃。

小松菜にお水をあげます。

う~ん。お水をもらって幸せそう・・・
小松菜が喜んでくれているとうれしいのですが。

きらり畑に植えてある葉物は、小松菜・ルッコラ以外に、黄金菜・オークリーフ・しまな・サラダエンサイなど、ちょっと珍しいものもあります。一年目なので欲張らない予定だったのですが、心友に沖縄の無農薬の種をいただいて、ついつい我慢出来ずに撒いてしまったものです。でも悪条件と思われる初年度の畑の土にも関わらず、何とかすべて芽を出してくれて元気に育っています。

お水をまき始めたころ、鳳凰三山に夕日が落ちました。
日が長くなりましたね。ついつい畑に長居してしまいます。


西の空に三日月がきれいに輝き始めました。
見下ろす街には灯りがともり始めました。今日の畑のお世話はここまで。

畑で身体を動かすとすごく元気になります!素晴らしいですよ~。
畑を貸してくださっている地主さんも、つられてお宅の裏にある耕していなかった畑に色々植え始めたそうです。今日も「楽しい!本当に楽しい!!」と元気に苗を植えていらっしゃいました。今週は雨が降るという予報もあるようなので、野菜たちも喜んでいることでしょう。私も雨を待っているところです。

今週はトウモロコシ・カボチャの苗づくりをします!
明日からGW明けでちょっと億劫ですが、夕方にはまた畑の様子を見に行くのを楽しみに月曜日を迎えます。

5/03/2011

ルッコラのベビーリーフ

昨日今日とすごい黄砂でした!
でも畑には行きたいね・・・ということで今日も野菜のお世話にでかけました。

近くにはブドウ・リンゴ・柿などの果樹園がたくさんあるのですが、ついに来ました・・・恐怖の農薬散布!!
そんなにかけるの!?と天を仰ぎたくなるような量の農薬のシャワーが延々とブドウの木にかけられていきます。うーん・・・なんと悲しい。その立ち込める霧のような農薬の中を何も知らない小さな男の子が自転車で通りかかるのを目撃。放射能の危険性についてみんな恐れていますが、この農薬だって本当に恐ろしいのです。自分から率先してこの劇薬を撒き続ける私たち「人」という生き物は、いったい何を考えているのか、本当に切なくなってしまいます。

”奇跡のリンゴ”木村さんのような、無農薬で果物を育てる果樹農家さんが増えてほしいと願わずにはいられません。

リンゴ・ぶどう・桃・柿について話をすると十中八九、「消毒しないと採れない。」「薬を使わないと採れない。」というコメントが聞かれます。しかし、木村さんのようにしてリンゴを育てている方もいるのですから、野菜やお米と同じで、”農薬をまく”というある意味での自殺行為を繰り返す必要はないと今日も強く感じたのでした。農薬、本当に恐ろしいですよ。誰が何と言おうと毒薬です。

さて、そんな中、気を取り直して畑のお世話に取り掛かりました。(つい熱くなってしまった。)


二日ほど目を離した間にススキと思われる草たちが畑の一部分に一斉に伸びていてビックリ!一か所だけ群生しているのです。どうやらこの場所には以前、結構な農薬がまかれていたみたいで、その場所だけススキがわんさか生えてきます。赤峰さんの「循環農法」を読み返しながら「うーむ。まだ豊かではない土がこのススキわんさかの部分なんだなー。」と感じました。


今日はルッコラを間引きました。ちょっと葉っぱをその場でいただいてみると、あの香り高いルッコラの風味がちゃんとします!ベビーリーフのような状態なので、丁寧に優しく扱います。


気が付いたらブーケのようになっていました。幸せ!!!
ランチの時に、さっそくサラダに入れて、収穫に感謝しつつ戴きました。
あっ。気が付いたら、これがきらり畑の初めての収穫です。

大地とお日様と雨のおかげです。
そして一生懸命に種から育ってくれたルッコラ君のおかげ・・・
ありがとうと言わずにはいられません。

今月我が家に遊びにいらっしゃる予定のみなさま。ルッコラ、一緒に戴きましょうね♪

5/01/2011

いよいよ5月

今日からいよいよ五月です。
あいにくの天気で今日は畑のお世話はオヤスミ。

旧暦では明日までが弥生(三月)で、八十八夜(遅霜の心配がなくなる日)という日が明日なのだそうです。先週は冷え込んだ日もあったので、土から顔を出した小さな芽のことがとても気になりました。
でもどうやら霜にやられる心配もそろそろなくなって、いよいよ夏野菜を育てる準備が本格化します。


GW前半の連休を利用して、知り合いの息子さん(4歳)が家族と一緒にきらり畑に遊びに来ました。
小さな子にとってはどんな小さな草や虫も全部が新鮮!
元気いっぱいに畑の中を駆け回る彼を見ながら、私もとても幸せな気持ちになりました。
この日は一緒に梅干や紫蘇ジュースを作るための赤紫蘇の種を撒きましたが、一生懸命に、芽が出るようにお祈りしてくれました。かわいらしい!!

自分も子育てをする機会に恵まれたら、一緒に多くの時間を畑で過ごしたいなとあらためて感じました。