11/21/2019

令和元年秋収穫のイセヒカリ、販売について

令和元年の秋に収穫した新米のイセヒカリは、
事前にご予約いただいた皆様への発送分をもちまして
完売となりました。

お求め頂きました皆様、ご縁を頂きまして有難うございました。
今年のイセヒカリの販売はこれで完了とさせて頂きます。

11月14、15日の大嘗祭が無事に行われた後で、
私たちも新米を頂きましたが、
今年のお米は、厳しい天候の中逞しく育ってくれまして、
本当に美味しく稔りました。

感謝でいっぱいです。

11月14日、大嘗祭の日に、虹がかかりました。
(写真ではうっすらですが、二重の虹でした。)
令和が素晴らしい御代となることを願います。

11/13/2019

令和元年秋収穫イセヒカリ 籾摺りと品質チェックが終わりました。

今年は10月の台風の影響で、収穫が約ひと月遅くなりました。
11月に入ってから最後の脱穀がようやく終わり、
信頼する精米所さんに籾摺りを依頼していましたが、
本日、品質チェックと籾摺りからお米が仕上がって参りました。

ご予約いただいている皆さまへのイセヒカリ新米の発送に入ります。



11/03/2019

イセヒカリというお米について①

お米を育てる機会を得て今年で8年目となりました。
初年度からご縁あって、イセヒカリという品種のお米を育ててきました。





伊勢の神宮の御神田で突然変異によって生まれたお米で、
母親がコシヒカリということは分かっていましたが、
当初は父親不明と言われていると聞いていました。

しかし、先日仕事の関係で伊勢周辺に行った折、
お土産屋さんの売店に<イセヒカリ誕生物語>という紙があるのを発見!
おおおおおおーーーーさすが伊勢!スバラシイ!!✨と嬉しくなって、
お土産買いつつ一枚頂戴しました。

ちょっとドキドキしながら中を読ませていただきますと・・・。

👀 👀 👀

今更ながらイセヒカリというお米が生まれた経緯にビックリ👀

「神様のお米 イセヒカリ」
 (食養教室素輪花さんというところでお作りになっている配布物のようで、
 内容を下記に引用させて頂きます。)

神様のお米 イセヒカリ
 伊勢の神宮御神田で生まれた「イセヒカリ」
 御鎮座二千年を記念して平成八年に命名された
 神がかった奇跡の誕生から『神様のお米』と呼ばれています。

  <イセヒカリ誕生物語>
 昭和五年秋(第五十八回式年遷宮の翌年)、昭和天皇の御即位の直後に
 神宮の白石が敷き詰められた旧御正殿の軒下に一茎の穂が稔り、
 瑞垣内で発見された「霊稲」「聖代の瑞兆(ずいちょう)※」ということで
 『瑞垣(みずがき)』と命名され、三十粒ほどの籾は、奇跡的な誕生が故に
 「門外不出の稲」として御饌料田で大切に育てられました。
 ※瑞兆(ずいちょう)=吉兆

 そして、瑞垣誕生から六十年後の平成元年、
 昭和から平成への御代替わりの秋、刈入れ前に二度の台風に見舞われ、
 神田の稲が全て倒伏してしまいました。
 ところが、驚くべきことに、「西八号田」の田んぼの中央に
 凛と輝くように寄り添い、台風の強風にも耐え抜き直立している二茎の稲が
 目を惹き発見されました。

 その稲は「コシヒカリ晩」として管理され、数年後、DNA鑑定の結果、
 霊稲『瑞垣』と「コシヒカリ」が奇跡的に結びついた新品種と解明。
 平成八年皇大神宮御鎮座二千年を記念して正式に「イセヒカリ」と
 命名されました。

 「イセヒカリ」は」、硬質米であることから、「皇室米」また、
 神業ともいえる類い稀な巡り合わせから【神様のお米】とも呼ばれています。
 ------------------------引用ここまで

いやーーーー。
イセヒカリ・・・凄すぎる👀
始めは完全に興味本位と勢いで始まった稲作だったけど、
有難いお米を育てさせて頂いているのだなと、
湧き上がる感謝と共に、改めて身の引き締まる思いが致しました。

(しかも、父親不明って聞いたのをそのまま鵜呑みにしていましたが、
 判明してるじゃん!!!!)

確かにこの八年、育てさせて頂いて、夫婦で良く話すのは、
イセヒカリって、ものすごく意思がはっきり伝わる感覚があるよね?
ということ。
こちらの意識がちゃんと伝わっているのが、わかるのです。
”鏡のように、こちらの意識の在り様が映し出される。”
そんな気さえ覚えることしばしば。

そして、この八年、私はこのお米を食べ、命を支えられて来ました。
そして田んぼを通じて、自分の意識や魂と向き合う機会までもが
与えられたと感じています。
気付けば、いつの間にか、神社でのご奉仕をさせて頂くという
新しい道にも導かれました。

周りには素敵な方々との出会いが自然に紡がれて来ました。
そして、何より、生き物としてのイノチの底力のようなものが
どんどんと目覚めていくような感覚がありました。

これには、自然栽培のお米ということももちろんあると思いますが、
やはりイセヒカリというお米の持つ力でもあると今は確信しています。

                 出穂して少しした頃のイセヒカリ

私は、体だけでなく心も、意識・命そのものを養ってくれる力が
満ち満ちているような、細胞一つ一つが「美味しい~~~✨」と
喜びに震えるようなお米を食べたい💛

なので、これからも自分が本当に日々戴きたい!と思うお米を、
大切に育てていこうと思います。

そして、そのイセヒカリ、食べてみたい!というご縁ある方に、
お分けできる分を(大量には作れませんが)お届けできれば嬉しいです。
 

 稲刈り少し前の彦星ファーム田んぼです。
田んぼは一面金色に輝いて、とにかく「豊穣」という言葉がぴったりの秋の風景です。




あと一息で稲刈り完了。

季節外れの台風が二度・・・
大雨で稲刈りは約ひと月遅れて、ようやく終盤に入りました。

台風が来た時には地域には全域に避難指示が出て、
かなりの強風が吹き荒れましたが、稲はほとんど倒れませんでした!!!

今年の稲刈りは例年のようにはいかず、かなり変則的でしたが、
少しずつ進めて、あと田んぼ一枚残すのみになりました。

台風の後は、気持ち良い晴天に恵まれ、無事に天日干しが出来ました。

初夏の日照不足に加え、季節外れの大型台風・・・と、
厳しい天候の中、逞しく育ってくれた稲に感謝の気持ちでいっぱいです。

現在、天日干しの済んだ分から、脱穀を進めています。
間もなくお米の収穫が全て完了します。

8/28/2019

出穂

今年は日照不足な夏になりました。
株は少し小さめではありますが、出穂を迎えました。





天候ばかりは、なるようにしかならないので、
ひたすら見守るしかなかったこの夏でしたが、稲穂が見られて嬉しいです!





今日も、田んぼ、気持ちいいし綺麗です!

6/24/2019

小麦の刈り取り






小麦の収穫が済みました。
これから製粉できるように十分に乾燥させるため、
晴れ間に天日干しを行います。

その後、唐箕(とうみ)という機械で、風でゴミを飛ばします。

小麦粉に加工できるのは7月~8月になりそうです。


6/12/2019

思わず写真に残したくなる、田んぼの淵から見た景色

少しずつ少しずつ、苗が植わっていく田んぼ。

風が無いときは、水面が鏡のよう。

夕方。
独特の空気感に包まれます。

日が沈んでからも、
移り変わる空の美しさに目を奪われます。

ああ、綺麗だな~。
と、しみじみ思う。

田植えのお伴★BOSEポータブルスピーカー





今年の田植えから、田んぼグッズに仲間入りしているBOSEのスピーカー。
小さい&防水なのに、大満足の音の良さ♪

iPhoneからBluetoothで飛ばして再生しています。

特に一人作業の時は、大好きな音楽と共に作業出来て大満足♪
ポータブルでこんなに良い音のスピーカーを作ってくれた方にありがとう!!
と言いたい。



6/06/2019

田植えが続く・・・

この苗を持って、田んぼで御田植え。

田植えの為の30センチ間隔に印をつけた棒+カエル

ひたすら、植えるのみ

途中、野生の桑の木の「桑の実」をつまみ食いし・・・

ひたすら植えると、一枚ずつ埋まっていきます。

 一本植えなので、うっすらしてますが、植わっています。 

昨日は一人での苗取り&田植えの日。
気付いたら、暗くなってる。
一日中良く頑張ったーーーー。

※夫の話によると、昨晩、私はお布団に上がって二秒で寝たそうです。
  私自身はそもそも布団へ入った記憶がないくらい眠かった。

完全燃焼。

6/05/2019

御田植え前にお祀り

今年の御田植えが始まりました。

田植え前の田んぼで、ささやかですが、お祀りをしました。
田んぼと水の取り入れ口など、お清めのお祓いをし、大祓祝詞を奏上しました。

その後、今年の豊作と、農作業の最中の無事安全、
また、育つお米が元氣に満ち満ちた素晴らしいお米になるよう、
更に、私たちは勿論のこと、ここで収穫されたお米を召し上がる全ての方の人生が
このイセヒカリの生命力とともに豊かに満ちていくよう祈りながら
祝詞も申し上げて、お祈り致しました。

今年のお米も力のあるお米に育ち、皆さんのところにもお届けできれば嬉しいです。

 
ちなみに、今年のお供えのお神酒は、甲府の横近習大神宮さんの神饌のお神酒。
大神宮の御祭神は天照皇大神、豊受大神です。
(甲府大神宮は節分の日の鬼のお祭りで有名な神社です。
  https://www.yamanashi-kankou.jp/kofu/event/daijingusai.html

田んぼでのお祀りには、イセヒカリということもあり、
なるべく縁(ゆかり)のあるお酒を選んでお供えしています。

ひたすら、苗を引く。


田植えの前に、水苗代で育った苗を引いて
束にしておきます。
何でもない作業のようで、足腰+インナーマッスル、使いまくり。
根気がいる作業でもあり、男子には不向きです。
苗代の苗はこんな感じです。
葉っぱが5.5枚になった苗が理想です。

濡らした稲わらで括り、水に浸けておきます。
この長-----い根っこ、見てください!
今年も良い苗が育って嬉しい♡

苗を取っていてふと見ると。
ん?

 カタツムリ!?
 カタツムリって、泳げるの!?
どうやってここまで来たの?

あなたがいるの、陸から随分離れた
”ここ”ですけど・・・↓

ものすごく忙しいのにカタツムリが泳げるかググってしまった😨

でも、すっきり解決せず。
どうやら水たまり程度の場所しか泳げないらしい。
じゃ、このカタツムリ、どっから来たのさ~。
気になる!!!

けれど、これ以上今は探求することが出来ないため、(めっちゃ忙しい)
この疑問はまた田植えが落ち着いたころに調べよう。

誰か、カタツムリをこよなく愛していて研究してる方、いないかなぁ。
泳げるか知っている方、いませんか!? 

5/30/2019

自転車で小麦を製粉?

小麦と言えば、収穫した玄麦を粉にしなければなりません。
自分で製粉機を買って、作業するか、近くに製粉所があれば頼むことも出来ますが、
ここが小麦を自分で作ってみたいという場合のネックの一つかと思います。

ちなみに私たちは、製粉所に依頼しています。 

二年ほど前にオーストラリアのファームショップで、
こんなものを発見しました。


自転車に製粉機がくっついていました。

お店の人に、実際に使っているのか質問したかったのですが、
スタッフさんらしき人は全然見当たらず、謎なままになってしまいました。
(レジもからっぽ。買物する人はどうすりゃいいのか・・・)

エコをアピールするだけの展示物かもしれませんが、
小麦ネタに反応してしまい、激写してしまった。

小型の製粉機は、そんなに大きくないので、
あの粉を扱う作業が苦でないという方は、製粉機さえ手に入れれば、
小麦粉を自分で作ってみたい!願望を叶えるのはそんなに難しいことではありません。

私は全く向いていないので、製粉はプロにお任せしています。
有難いです。製粉所さん。

5/29/2019

田植えと重なる小麦の収穫

冬から春先にはこの程度の大きさだった小麦が・・・



田んぼの作業をせっせとやっている間に、
ふと見ると こんなこと↓になっており、
がーん😨
でかいし穂も色づいておる~😨

まだ半分くらい緑色で、実の中はミルク状なので、収穫はまだ少し先ですが、
田植えと毎年同じようなタイミングにやってくるんです。
小麦の刈り取りって。

昔は冬場に田んぼに小麦を作っていて、刈り取りが終わったら、
田んぼに水を入れ、それから御田植えというところが多かったそうなので、
(地元のおじいちゃん&おばあちゃん情報)
御田植えは6月下旬というのが一般的だったんだろうなと思います。

田植え前は、畦塗りや畦の整備が立て続くので、

畦塗り(鍬で。)とはコレ↓
 何枚も塗り上げるので、腕の力はすぐに限界が来て、
「丹田」なるものを嫌でも知ってしまう肚(ハラ)の力が勝負の作業。
この時期、私たちは歌がめっちゃ上手くなります(笑)
肚から声が出まくり。高音もバッチリ✨


田植えになるころには
体が鍛えられたイイ感じになってきて、そのまま田植えに突入。
田植えが無事に終わったら休みたい!!と
思うのに、畑に小麦が待っている😨

なので、毎年小麦の収穫に関する写真が殆どないことに気づきました。
写真撮るということを忘れるくらい、心身ともに厳しいタイミングに
行わねばならない小麦収穫。

しかし。

うどんにしたり、おすいとんにしたり、天ぷらにも、お焼きにも、
とにかくお料理すると本当に美味しいのです。
自分で作ってみるまで、小麦粉に味があるなんて知らなかった。
それで、食い意地の張っているワタクシ達、
今年も食べたい一心で種を蒔いちゃいました。

穂が熟すまであと少し。
田植えまでもあと少し。

一年で一番、田畑に全力を捧げる6月がもう目の前です。

間引きのお野菜たち。










まこも茶販売について

本日より、甲府市の有機村さんにて、彦星ファームのまこも茶の
販売を再開して頂いています。

これまでの15g、50g入りはしばらくお休みし、
当面75g入りのみの販売とさせて頂きます。




75g入り(2,580円)

使用している真菰は、農薬・肥料・化学肥料を一切使用せずに育てたもので、
水洗いののち、天日干ししたもの。

茎の間などに虫が潜んでいたりもしますので、混入物がないよう丁寧に厳選し、
良いところのみを使っています。

乾燥させた葉は、旨く焙煎出来るサイズに切り、
土鍋と炭火による焙煎で仕上げてあります。

これから夏に向かいますので浅目の焙煎、秋以降は深めに焙煎しています。
是非、土瓶などで煮出してお召し上がりください。 
三年番茶とのブレンドもオススメです。

現在店頭でお取扱いいただいているのは、

◇甲府の有機村さん HP
◇東京都練馬区の味穂さん Facebook

です。

彦星ファームの直売につきましては、田植えと草取りが続く6月いっぱいは
対応が出来ませんので、7月以降に販売を再開いたします。
ご予約は随時お受けいたしますので、ご希望の方はメールにてご連絡下さい。

hikoboshi★hikoboshifarm.com
 (★を@に変えて送信してください。)

5/28/2019

今年もお米、作ります!

ブログ更新、長らくお休みいたしましたが、再開いたします。

実は、夫婦そろって、農業の傍ら、山梨県内の神社で神職としてご奉仕することになりまして・・・
昨年まで、資格取得のため、てんやわんやしていました。 
二人共、家が神社という訳でもなく、気づいたら、こういう展開になっていまして、
いまだにビックリしています。二人とも。

神道では稲作は重要なものでして、恐らく、これまで田んぼでお米を作ってきたことによって、
ご縁と道がついたのかも知れないな~。とも思ったり。

研修で伊勢の神宮(正式名称が伊勢神宮ではなく、「神宮」ということすら知らなかった・・・
伊勢にある「神宮」なので、「伊勢の神宮」。)
の御神田でのご神事+稲作の様子を映像で見た時は、一人で感極まり、涙出ました。
しかし多分、お米農家→神職の資格取りに行くことになった人 って、あまり無いケースだと思うので、
御神田とか、自給自足についての下りで感極まっていたのは私一人だと思いますが(笑)
感動しすぎて、結局後でDVD買っちゃった。

その映像のほんの一部がYouTubeこちら↓で見れます。
 

更に、彦星ファームで育ててきたお米は、その伊勢の神宮の御神田で生まれた品種イセヒカリ。
私達にとっては、これまで以上にイセヒカリへの想いが特別なものになりました。 
稲作を始めた頃には、まさかこんな展開が待っているとは思ってもみませんでした。が。

人生、何がどうなるか、分からない。

そんなわけで、今年からはまた新たな気持ちで田んぼに立っています。
今年からは、種を降ろす日、水を引く日、など、折々にささやかですがお祀りをしつつ、
農法はこれまでと変わらず、米作りをしています!!


以上、ここまではブログ更新が止まっていた理由と、近況報告でした。
今後とも、どうぞ彦星ファームを宜しくお願い致します。

さて。
5月現在は、6月の御田植えに向けて、水苗代にて育苗中です。
 朝日、昇って来ました!!


カエル君も元氣いっぱい。
苗に掴まってマス。

 掴まってマス。

お隣の苗代に移動。スイ~♪


畑では人参の花がちょうど盛りです。
美しい。

一部の田んぼでは、昨日までに畦塗りを終え、入水を始めました。
今日中に代掻きを済ませ、今週末からの御田植え第一弾に備えます。