まずはバインダー(稲を刈って縛ってくれる機械)を使って稲を刈っていきます。
バインダーが束にしてくれたものを、天日干しするために”はざがけ”(はぜがけとも言うそうです)していきます。
天日干しは手間がかかるということもあって、大きな田んぼの稲刈りにはコンバインが使われることがほとんどのようです。ご近所のコンバインを使った稲刈りを見ていても、ほんの数時間で稲刈りから脱穀までが終わってしまうのでビックリ。
天日干しのための支柱は”うし”とこの地域では呼ばれていて、「稲を刈ったらウシにかける」ということになります。このウシは地主さんのお宅で代々使われてきた木のウシで、竹も一部使われています。ウシの組み方は地主さんのおじいちゃまが、前日にしっかりレクチャーして下さいました。昨年はアルミのウシをお借りしてしまったので、実はこの昔ながらのウシの組み方をマスターしていませんでしたが、いくつか立てるうちに大分慣れてきました。
ウシにかけ終わると、こんな具合です。
まだ茎は緑色をしています。
手間も労力もかかる天日干しですが、やっぱりお日様と風の力で乾かす方が断然お米は美味しいのです!!
また、コンバインで刈り取ったお米は、機械の中で高温処理されるため、米は瀕死になる・・・というお話を聞いたこともあります。このお米の籾は種そのものであり、生き物ですから、それも道理かなと思いました。
稲刈り、はざがけが終わった田んぼでふと足元を見ると、突然地上にあった稲たちが姿を消してビックリしたのか、カエル達がぴょんぴょん跳ねたり身を隠す場所を探したりしてにぎやかです。
はざがけした稲の上にも・・・
稲の近くが落ち着くのかな。
お天気にもよりますが、一週間ほどで脱穀ができそうです。