バインダーという稲を刈って紐で束ねてくれる機械をお借りすることができ、お友達の協力を得て、朝からみんなでワイワイと楽しい時間となりました。
稲刈りを迎えた田んぼ。
まだ葉は緑色です。
台風でも一本も倒れることなく、元気に育ってくれた稲たち。
わが子のような気持ちにもなり、稲刈り当日の朝は何だか感慨深い気持ちになりました。
バインダーで順調に刈り取ればあっという間に終わるよ!!と聞いていた稲刈りですが、田んぼの水の切り方に失敗していたことが、稲刈りスタート後に判明。
田んぼの一部がまだぬかるんでいるため、バインダーが泥にはまりそうになってうまく刈れない状態に・・・
脳裏には、春先の代掻きで、田んぼの真ん中にトラクターがはまった時の記憶がよみがえり、冷や汗が流れます。(もう二度と嫌だ!!)
ということで、カマで一束ずつ刈って、藁や紐で束ねていきます。
一本植えの稲が、30~40本にもなる株に分けつし、大きく育ってくれたのですが、感動というほかありません。
ちなみに、田植え直後はこんな状態でした↓↓↓
この頼りない苗があっという間に・・・
稲という生き物の力強さを目の当たりにして、感動の連続の数ヶ月でした。
束ねた稲は、このように棒にかけて干してから脱穀します。
この辺りではこれを「うし」と言って、干すことを「はざがけする」と言っているそうです。
稲をうしにかけてはざがけした、というのが今日の作業をさします。
地域によって、この呼び方も様々あるようです。
お日様の光と、秋のさわやかな風が、お米をさらに美味しくしてくれるそうです。
風が吹くとサラサラと音を立てて、稲穂が揺れます。
これから程よく乾燥したところで脱穀し、籾になります。
(コンバインだと、稲刈りと脱穀を同時に行う機械なので、一度に籾の状態で収穫になります。)
籾をとったものが玄米、更に精米したものが白米+糠 ですが、こうしてお米を育ててみると、栄養のほとんどを捨ててしまう白米より、日本人が古来食してきた玄米こそ、お米という命をいただく時にもっとも自然な形であると感じました。
今月中には、この無農薬・無化学肥料(無肥料)の新米をいただくことができそうです。
忙しい中をお手伝いに駆けつけてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
また来年、お田植えに参加したいと声をかけてくださっている皆様、6月に入って毎週のように田植えになりますので、是非ご予定くださいね!!