無事、稲の苗も活着し、田んぼの草取りが始まりました。
周囲からは、除草剤をまけば?化成肥料はまいた?
・・・と、お声掛けいただくのですが(苦笑)、親切なお気持ちのみ頂戴し、聞き流しています。
あのヒョロっとした一本植えの苗がこんな風にたくましく成長していくのを見るのは、感動的です。
この株間を除草機(田ころがし・ころばし・・・など様々な呼び名があるようです。商品名では”かるがんも君”などメーカーによって異なる。)を転がして歩く方法が昔ながらのやり方で、面積が広い場合は、自然農の方々がやっているように、チェーン除草などの方法も有効なようです。
我が家は今年はデッキブラシで!!!
あの普通のデッキブラシでゴシゴシと田んぼの土の部分をこすりながら前進します。
きっかり上下左右30cm間隔に田植えしたのは、 1本苗が360度のびのびと分けつできるようにという理由と、この除草作業のためです。
(自然農では40cm間隔というところもあるとか。)
除草機を押す場合も、真っ直ぐに苗が植えられていないと作業がスムーズにいきません。
デッキブラシは軽くて小回りが利くのと、田ころがしなどの除草機よりも重労働ではないので、今のところとても快適です。
稲の株の間際に生えている、ノビエなどは歩きながら手で取っていきます。
可能な限り畔を高くしたおかげで、水を深めに張ることができたおかげで、草の勢いはだいぶ抑えられていると感じます。
しかし、この時期を逸するとおそらく草の勢いに負け除草作業もかなり大変に・・・
まだデッキブラシでゴシゴシできるうちに、何とか田んぼ全体の除草作業を行いたいところです。
現在の稲はこんな様子です。すっかり大きくなりました♪
品種の違いもあるのかもしれませんが、周りの田んぼより、稲の緑色が濃いです。
作業中で写真が取れませんでしたが、トノサマガエルも発見!!
トノサマガエルは新潟県など、県によっては絶滅危惧種に指定されています。
循環農法では土用干しもしないそうなので、この田んぼも水は深々と張ったままにしまう。
トノサマガエルにとっては素晴らしい住処となるはずです。
トノサマガエルは土用干しの頃卵を産むので、土用干しをする田んぼでは繁殖が難しいのだそうです。
(この7月の土用の季節は田んぼに入れる水を切って、一度乾燥させることで、秋の台風の季節などに倒伏しにくくするというのが土用干しです。農薬はもとより化学肥料たっぷりの田んぼでは稲の根が健康ではないため倒れてしまいますが、循環農法では土用干しはしません。台風が来ようとも倒れないそうです!!水が運んでくるミネラルを切らしてしまうので行わないのだそうです。)
トノサマガエルは、いつもデッキブラシの少し先にいて、草を取りながら進んでいく私の進む方向へ「こっちこっち!!」とぴょんぴょん跳ねてくれます。
一人で作業するときは音楽を流す他はおしゃべりする相手もいないので、ついカエルだのアメンボだの、果ては稲に向かって話しかけてしまう私(笑)
通りかかった人が聞いたらちょっと怖いかも・・・