冬至が過ぎ、一つだけ冬至用に保存しておいたピーナッツカボチャのスープを美味しく戴いているうちに、ふと気づいたらクリスマスは終わっていました。
ピーナッツカボチャというのは、今年の夏、知り合いの素敵なご夫婦に教えていただいたカボチャで、本当にピーナツのような形をしているカボチャです。サツマイモのような甘みがあり、スープにするととても美味しかったので、来年はぜひ、きらり畑にも植えてみたいと楽しみにしているところです。
(包丁で切るのも、ほかのカボチャよりは少し楽なのも嬉しい♪)
さて。
11月の末に、お友達のJ子さんに手伝っていただいて、麦の種まきをしました。
ついにここ数日で一斉に芽を出し始めました♪
(J子さん、無事に芽が出ましたよ~!!!)
まだ2~3cmですが、緑色の小さな芽がスッと、土から伸びてきています。
ごろごろした固そうな土の中から、芽が出てくるのだろうか。。。
そんな思いで、見守っていたのですが、寒さの中こうして芽をだしてくれた、鮮やかな緑色の麦の芽から、大きな力強さを感じました。
同じころに植えた分葱(わけぎ)も、ようやく芽が伸びて土の上に顔を出し始めました。
こちらも初めての経験で、時々失敗したのかと不安になったりもしたので、畑に行っては土の上に緑の芽が出ていないか、じ~~っと見つめる日々が続いており、ついに初めの一つが顔を出したときには、二人してバンザイ!!してしまいました。
寒さが一段と増してきたこの頃では、自分がコートやマフラーでモコモコに防寒している最中に、畑の生き物たちのことをふと考えます。
彼らは一体この寒さをどう感じているのだろう?とか、もっと何とかして暖かくしてあげなければいけないだろうか??など・・・
この冬の寒い時期に芽を出すことを選んでいる植物なのでしょうが、寒いのが苦手な私はついつい上に何かかけてあげたくなってしまうのです。
しかし、パートナーの方は、ネギはきっと強いから大丈夫♪と、あまり過剰な心配をしません。
自分がネギだったらさぞ寒かろう!というのは私が寒いのが嫌いということだけであって、ネギ達がどう感じているかは、”ネギのみぞ知る”なのですよね。
もちろん、必要なお世話は愛情込めてするというのは、当然のことなのですが、時に、愛情のつもりがこちらの勝手な押し付けにすぎなかったというのは人間関係にも良くあるなと思いました。
純粋な愛情と、枯れたら私が悲しいから、絶対に枯れないで欲しいという気持ちからするお世話というのは、一見同じように見えてまったく違うのだということを、改めて畑を通して教えられてきた気がしています。
愛に基づいた行いというのはいつも無条件なのだということ。
来年も、そんな気持ちを大切に、畑の生き物たちと一緒に愛と喜びに満ちた素敵な場所にしていきたいなと気持ちを新たにしました。