6/14/2011

循環農法による田植えを学びに・・・


6月12日の日曜日、山梨県都留市で、循環農法で昨年すばらしい無農薬・無化学肥料のお米を育てた方(Aさん)の田んぼで、田植えが行われました。苗代から苗を育てて、しかも一本植えで田植えを行いますが、昨年は周囲の田んぼが台風でみんな稲が倒れてしまったのに、ここの田んぼの稲だけは全然倒れなかったばかりか驚異的な収穫量だったのだそうです。

昨年の稲刈りに、夫の方がお手伝いに参加させていただいた御縁で、今年は二人で田植に参加させていただくことができました。幸せ♪

こちらがこれから田植えをする田んぼのうちの一枚。
周辺の田んぼはすでに田植えが済んでいます。
田植え機で大体2~5本の苗が植えられています。
(一般の苗は育苗箱で育てられ、ぎゅうぎゅう詰めになって運ばれてきます。)




こちらが苗代。
元気に育っていましたが、種モミを撒いてから約40日・・・
お世話をしてやっとここまで大きく育ったのだそうです。
白い糸は鳥よけの糸だそうです。
(水苗代にモミを撒いてすぐのころは鳥君が食べにやってきます。)


この苗代から苗とりをしていきます。
5.5葉まで育っている苗を根っこを痛めないように抜いて束にしていきます。
赤峰さんの「循環農法」の本によると、5.5葉の稲の意識は人でいうと
ちょうど高校生くらいになるのだそうです。
このくらい成長した稲だと、しっかりと自然の状態に合わせて花をつけるタイミングなどを
稲自身が判断できるので当然収穫にもつながるのだそうです。

こちらが出来上がった苗の束。
藁で優しく縛っておきます。
この縛り方も、この日、この田んぼのお世話をされている、
私たちの尊敬するAさんに教えていただきました。感動・・・


 これが6~6.5葉くらいまで成長している苗。
数え方は実践あるのみなのです。

田んぼに水を入れる前に水温を上げないと稲にとってはあまり好ましくありません。
Aさんも田んぼの周りをちゃんと一回りさせてから、お水を田んぼに入れていました。
これも「循環農法」に詳しく書かれていますので、ぜひお読みになってください。 

田植は苗を一本ずつ植える「一本植え」です。
自分の近所の農家さんや知り合いに言っても全く信じてもらえないのですが、
この一本の苗が夏までにはものすごい量に分けつし、稲の収穫量もものすごいのだそうで、
去年の稲刈りの興奮を熱く語ってくれた夫は、今日もAさんの素晴らしさに心打たれていました。

腰がちょっぴり痛かったり、足が疲れたりしますが、やっぱりみなさんと一緒にワイワイと苗とりをし、大切に心を込めて一本ずつ田植えをするのは素晴らしい時間だと感じました。

そして、たくさんの生き物が幸せそうにAさんの田んぼに暮らしているのを見て、心から幸せな気持ちになりました。何より稲たちがとっても幸せそうに感じました。来年は私たちもAさんに見習って、循環農法の田んぼに挑戦したいと思います。
(畑に毎回持参しているために、我が家の「循環農法」の本はすっかり土まみれになってしまいました・・・もう一冊購入しなければ~)


何気ない会話の中でも、たくさんのことを教えてくださったAさんと、この日、一緒に作業させていただいたみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!無事に稲ちゃんたちが成長するように祈っています!